ピンクのうさぎと白いうさぎ
小さい頃のこと覚えてる?
とか言われても、実際、自分の本当の記憶ってよくわからない。
アルバムとかビデオとか見て、それが”記憶”として上書きされてることもあると思うから。
それでも、私にはどうしても忘れられない、忘れたくない、記憶というか、感覚というか、そういったものがひとつだけあって、
それは、
幼稚園の作品展でうさぎを作った時のこと。
作品展に向けて、男の子と女の子でそれぞれ作る動物が決められていて、ひとり1つ、紙粘土でその動物を作ることになってた。
男の子が作ったのが何やったかよく思い出せない、
けどとにかく、女の子が作るのはうさぎやった。
今思えば、ものすごいジェンダーバイアス。笑
紙粘土で形をつくって、絵の具でペイントしていく。
たしか、色は自分で選ばせてもらえたはず。
みんななら、何色を選ぶ?
これが実際の作品展の写真。
みんな同じような色で、一見統一感がありそう。
でも、見逃せない一匹の白いうさぎがいるね。
私が作ったうさぎは、その白いうさぎです。
作ってる過程で、みんながみんな、次々とピンクでうさぎに色付けしてるのはちゃんと知ってたし、
幼稚園の先生からは、
「みんなピンクだけど、白でいいの?」
とか言われたっけな。
でも、ピンクのうさぎなんておらんやん。
って、白の方がいいなって、
きっとどこかで思ってそれを貫いたんやと思う。
別に周りと違っててもいいやん。
私はきっと、ちびの頃からそういう感覚を持ってたんやと思う。この出来事は、気づけばこれまで生きてきた上で、そう簡単に忘れられない記憶となって刻まれた。
これからもずっと、大切にしたい感覚です。
うーん。でも、確かに色鉛筆でうさぎを描いて!って言われると、ピンクを選びたくなる気持ちもわかる。
でもどこからそのイメージってついたのかしら。
実際のうさぎの色は白、黒、グレー、茶色系が多いのにね。(めちゃくちゃ稀にピンクのうさぎ、実際にいるらしい!知らんかった)
わ、おぱんちゅうさぎもめっちゃピンク(^.^)
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