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「質」をこだわっていたことで殺していたもの

今まで僕は、
本を一冊一冊丁寧に読み込んでいました。📚

最初から最後まで丁寧に読みながら、自分が大切だと思ったところに線を引いて、その内容をノートにとっていたりしていました。

自分の頭の中に「飛ばし読み」という読書法はありませんでした。

読書後にアウトプットも一切していなかったのです。
アウトプットはもちろん必要不可欠だ。ということは頭にありました。

しかし、

毎冊、本の本質を見極めて
きれーいにノートにまとめていたし、
自分の考えや仮説などもたてて書き込んでいたので

僕的にはその作業はめちゃ大切なものだと
思い込んでいたし
きれいにまとめていたので
気持ちよくなっていました。
満足していました。

薄々自分でもきづいてはいたのですが
それでもキレイにまとめたノートを復習する気にも起こらないし、
大切にまとめたはずの内容も頭にではなく、
ノートに入っているだけだったのです。

せっかく丁寧にじっくり読みこんで
愛着も一つ一つの本に沸いているのに
記憶に残っていない、また、教養として身についていないのであれば意味もないと思います。

そこで、僕は
いつまでも質ばかりではなく
量にもしっかりこだわっていこうと思いました。

ある日、いつものように書店にいって
ぶらぶらしていると

「速読書法」であったり
「効率の良い読書法」であったりの
コーナーに目がいきました。

一冊手にとって内容をざっくり見てみました。

その本で学んだように

「本屋で3冊ほど本を買ったら
すぐにカフェに直行☕️」してみました。

その本は

「カフェに行ったら1冊20分として読書を始めろ。
順番に読むのではなく、
まず目次をみて気になる項目から読みはじめて
本の本質を掴め」
と言っていたので
1冊20分をしっかり意識しながら
スピードをつけてその方法を実践してみました。

するとどうでしょう!

時間の制限を設けたことで
自分がしっかり集中していることがわかりました。

今までは
本の最初から最後までを読んで理解しないと
飛ばし読みをすることで大切な言葉や知識に
その分触れられないのではないかと思っていました。

1時間きっちり使って3冊読んでみると
だいたいの大まかな流れがしっかり
理解できます。
大まかな流れだけ理解してもダメだろと思っていましたが
実際にやってみると
本質ももちろんそうなのですが
もっと大切なものが頭に残っていたのです。

それは、「興味」です。

その本に対して
もっと情報をおしえて!
もっと読み込みたい!
という気持ちが必ず湧いてきます。

僕は今までインプットに対する向き合い方が
ちがったのだと実感することができました。

今までの僕の読み方だと
知的好奇心から来る「興味」は
本屋でその本を取った瞬間のみ
生まれていたのです。

毎回インパクトある本の表紙をみて
「この本の内容を知りたい!」と思います。

しかし、考えれば 

その本を読むときは
本質を抜き取って後から復習できるように
丁寧にノートをまとめようという気持ちはありますが
その本に対する愛着は本を本屋で初めて手に取った時と比べて弱いのです。

それに対して、
「量」を重視できる今回の読書方法を
取り入れてみた最近の自分はというと、

なかなかに
「知的好奇心」や本に対する「愛着」が
止まりません。

一回20分の「抜粋読み」を実践すると

自然と「知的好奇心」や「愛着」が芽生えてきます。
どっちもしっかり持っていて
モチベーションが
本屋で初めて手に取った時のそれとは比べものにならないくらい湧いてきます。

その状態で
最初から最後まで通して読んでみるのですが、
そこでも大きな変化がありました。

今までのスピードでは考えられないくらい
字を追う目の速度が速くなったのです。
それを実感できると
気持ち良くなってもっともっとスピードを求めます。
しかも、
内容もその一瞬一瞬でしっかりと頭に入ってきます。

読み終えるとすぐにアウトプットをしてみました。
今までは
本を隣に開いた状態でそれを参考にしながら
ノートにまとめていたのですが、

本の内容を深く抑えた直後に
本を閉じた状態で内容をまとめてみました。

そうすることで本に対する甘えがなくて
上手く自分の言葉でまとめることができたんですね。

数日経ってみないとわからないですが
少なくても
アウトプットした後の脳への定着🧠が
今までとぜんぜんちがいますし、

要点も数が減ったので
覚えやすいですし、

自分の言葉でしっかり本質をまとめられたので
自信にもなりますし、
自分で1から考えてまとめ上げた言葉たちなので「愛着」も湧きます。💓

その「愛着」を産んでくれたきっかけとなった本自体にもさらに「愛着」が湧きます。

そして、もう一回復習したくなるのです。

結論、
「質」にこだわりすぎず
「量」を意識することで
「知的好奇心」が入り込む「余白」を
脳につくることができます。

スピードにのると
そのスピードに脳がついていく為に
「知的好奇心」が理解や定着を支えてくれます。

そんな感覚になりました。

多くの方が「まず量をこなせ!」とよく
おっしゃいますが
改めて「量」の大切さを実感することができました。

「量」がもたらす
「好奇心」や「愛着」の恵みを受けることが
本質だという僕の結論になりました。

ということで量を意識してこれからも
がんばろう!!📚📚📚

以上です。



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