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おっさんずラブリターンズ#4新キャラ考察答え合わせ 公安ずラブ

4話も予想通り盛りだくさん展開。
とりあえず、田中圭のお家芸の振り幅演じ分け。
堪能しました。
春田と秋斗って、劇中で言うほど似てないよね。
雰囲気や声だけじゃなく、顔の輪郭も全然違うと思うんだけど!←

大きく分けると物語は3つ走っていました。
①春田と牧の家族になろうよ
②公安ずラブ
③政宗バチェラーに参戦
色々どれも話が濃いから、こっちの情緒もぐるんぐるん振り回されます。
油断するとテーマがとっ散らかっているようにも感じるけど、春田と牧に絞ってみれば、ふたりが「家族になる」エピソードを毎話コツコツ積み上げているのがわかります。
牧と家族になることは、牧の家族とも家族になること…っていう
素朴だけど、難しいこと、当たり前に言っちゃう春田創一。
尊すぎて引く。
いや、実に春田らしい。

でも、この話は次回以降に語ろう。
今回は、心拍数抑えろって言われても、抑えきれない「公安ずラブ」のことを書かずにいられん。



新キャラ考察答え合わせ〜公安ずラブ〜


生き急ぐ秋斗死に急ぐ和泉


春田が和泉の大切な人に似ている」のだろうということ。
そして、その人は過去の人で、今は和泉のそばにはいない。
それで、和泉は亡き人の面影を春田に見て、春田を好きになっちゃうのかな…
おっさんずラブは、少女漫画あるあるがストーリーに盛り込まれているので、「死んじゃった恋人にそっくりな人が現れる」って展開は大いにありうるかな、と。
(101回目のプロポーズでもそんなんあったな←古っ)

ほなみの #1新キャラ考察より

こんな風に考察しつつ
狸穴さんパターンのミスリードの可能性も考えたけど、意外なほど予想通りのど真ん中。
で、101回目のプロポーズじゃなくて、冬ソナだったw

春田が、和泉の昔飼っていた大型犬のジョリーにそっくりだった…とかいうオチでもいいと私は思っている。
(みんなは許さないかもしれないw)

ほなみの #1新キャラ考察より

大事な相手、犬じゃなかったw
ここもストレートに、昔の恋人(元生徒)という展開。

ミスリードじゃなかったということは、和泉さんが気持ちの整理をつけていくところまでをドラマの中できちんと描いてくれそうですよね。

和泉は元公安で警察学校の教官。
和泉教官の想い人は、元教え子の真崎秋斗。
そして、和泉に想いを寄せるのは秋斗と同期の六道菊之助。

公安ずラブは
生き急ぐ秋斗と死に急ぐ和泉
和泉を未来に引き戻したい菊之助
三人の切ないストーリーのもよう。


泣き顔が無防備な和泉幸のこと

和泉さんは元警察学校の教官で、公安警察。
毎朝のような流血は、ネタかと思いきや、本当に撃たれてたか刺されていたんですか?
秋斗の敵討のために、命削っちゃってるじゃないのよ。大丈夫?
死に急いでいるようにも見える和泉
秋斗亡きあと、彼が生きている唯一意味は
復讐になってしまっているのか。

おめえみたいな命令聞けねえやつから死んでいくんだよ
それを分かっていて、なんとかできなかった
和泉自身の自責感、凄まじいのだろう。
何故それができなかったか、と言えば
”秋斗を好きになってしまったから”
厳しさ以外の情が紛れ込んだことで生じた甘さ
その甘さが、和泉にも秋斗にも隙を作ったのかー
…という己の妄想で涙が止まらん。

秋斗のことを打ち明けて
自分より先にギャン泣きしている春田につられて泣いた和泉
まるで、小さな子どものよう。
もしかしたら和泉は、初めて秋斗のために大声で泣けたのかもしれない。

春田さんとの出会いをきっかけに、なんか前向きに新しい生きる意味を見つけて欲しいと願うばかり。


小悪魔がすぎる真崎秋斗のこと

いや、君本当に、命令を聞かないからこんなことになるんだぜ。
生意気と厭世観に色気をたっぷり纏わせて、
秋斗は何故そんなに生き急いでいるのだろう
オイラの心拍数も爆上がりやで。

まずね、声が良い
留守電再生されたシーンでは”ひゃっ”ってなったわ。
田中圭の声帯どうなっとる!?

和泉を見るときの目の奥の、なんともいえん憂いと哀しさ…
秋斗こそ、和泉に誰かの面影を重ねているのかい?
厳しさや権力への反発とうら返しの憧憬は、ファザコンとかもありうると思っている。
こんな哀しい目で見つめられたら、忘れたくても忘れられんだろ。

いつの間にかそう言う関係に…と和泉は言っていたけれど
もしかしたらちゃんと言葉で気持ちを伝え合ったことはなかったのかもしれない。
など、妄想膨らむのは、短いシーンの中で秋斗に説得力持たせた田中圭の演技の勝利。

とびっきりの笑顔は、いつどこで撮られた写真なのか。
是非、公安ずラブの完全版が見たいところ!

でなきゃ、私はこれからどんな想いでいちごジャムコッペパンに対峙したら良いのか。
普通には戻れません…


切なみ担当六道菊之助のこと

みなさん秋斗の銃口に心臓ぶち抜かれているところ、私はこの方に色々ぶち抜かれました。

あの、飄々とした菊様がとんでもねえ切なキャラだったらどうしよう…。
”この気持ちが全部
雪に溶けて消えればいいのに”

ですからね。

ほなみ#3感想より

とか言っていたら、まんまとですよ。
まんまと。
切なみシチュエーションに弱いです。

菊様は和泉が好き…という王道展開もないのではと思っていましたが、ここもストレートにきましたね。

頭ぽんぽん→弟あつかい→眠っている彼に口づけ→弟なんかじゃねえよ…

いや〜、ダメでしょ。
こんな王道展開、反則です。
けしからんですw
常にポーカーフェイス、滅多なことで表情も心も、
わずなかな揺らぎすら見せない菊様。
血だらけの和泉を
「あららららら…」
と、軽くいなし、こともなげに抱き上げる。
死んだ恋人のために命削っている想い人を
どういう気持ちで毎回介抱しているのか…
切ねぇ…

菊様はいつから和泉に想いを寄せていたのでしょうかね。
警察学校時代からか…
秋斗が亡くなった後、代わりにバディを組み始めてからか…

俺じゃダメですか…
俺じゃ…秋斗になれませんか…

てなことを、言い出しちゃった日にゃこっちが苦しいのでやめて欲しい…
(いや、どんどんやってくれ)

一人で抱え込んでいただろう想いを、
武蔵にだけ打ち明けることができたのは良かった。
武蔵に背中を押され
勇気を出して一歩前に
踏み出して欲しい。
(ような気もするし、ずっと悶々していて欲しいような気もする)←



ロマンチックがすぎる山本監督のこと

ちょいとマニアックな話。

おっさんずラブは3人の監督が、毎話交代で撮っています。
瑠東東一郎監督 山本大輔監督 Yuki Saito監督
各監督、演出の特徴があって、それぞれの良さがあるんで、それも毎話の楽しみです。

中でも、4話担当の山本大輔監督は、ファンの中では”ロマンチック山本”と呼ばれております。
私は”少女マンガ山本”と呼ばせていただきたい。
ロマンチックといえば、Yuki監督の演出もとてもロマンチックなんだけど、スタイリッシュで都会的なイメージ。
比して山本監督の演出は、ちょっとベタな少女マンガチックなイメージ。(あくまで個人の感想です)

私は毎度山本監督回にツボります。

例えば、シーズン1第2話の公園デコチューは、ドラマ史上最も美しいキスシーンだと思っているし。
in the skyの第2話ひなちゃんのデートシーンも好きだし、なんてったて第5話には”俺じゃ、ダメか”がありますから…

とにかく、間違いなく
切ない✖️山本監督=最強ロマンチック少女マンガ

今回も、先輩(先生)からの妹あつかい(子どもあつかい)頭ぽんぽんという少女マンガの王道を、
墓場でおっさんにやらせて、かくの如くエモーショナルに仕上げるとは!!
(ほめてるほめてる)

ラストの春田と牧の部屋の生活感満載の
雑然としたオレンジ色ベースの画面と
和泉と菊之助の部屋の無機質な整然としたブルーベースの画面の対比も
よくできているな…と思います。


4話も本当に盛りだくさんで、蝶子さんのことや春牧のこと、牧パパのこと、そして武川さんのこと、翔やんのこと、言いたいことありすぎましたが、どうしても公安ずラブを語らずにはいられなかった。
VIVANTも好きだったので、楽しかった〜。

5話はきっと瑠東監督回。
武蔵の、説明キボンヌ〜〜からの、
卓球大会、相撲大会に匹敵するカオス回になりそうで期待!笑


果たして当たったのか!?1話新キャラ考察はこちら

おっさんずラブリターンズの感想まとめはこちら


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