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VIVANT ep7 敵か味方か味方か敵か まだ裏切りはあるのか


裏切りに次ぐ裏切りの果て、ついに主人公が裏切った!
この先も、敵と味方のコマは裏返ることがあるのでしょうか。

そもそも誰にとって敵で、誰にとって味方か。
軸足を置く場所によって変わってくるから難しい。
主人公が裏切った今、サブキャラの裏切りは今後ほぼないのではないかと予想。
次の裏切り、あるのかないのか…?


* * *

1.野崎 守

所属:警視庁公安部外事課
→裏切らないと確信

たとえジャミーンに懐かれていないとしても、野崎は、ブレずに、正義の野崎さんでしょう。
乃木という主人公は、真意を見せずに物語は進みます。
このため視聴者目線に一番近いのが、野崎です。
視聴者と同じタイミングで、驚いたり困ったりする役割なので、野崎が実はスパイだったという展開はないと予想。

野崎は、裏世界の乃木にはできない方法で、この物語のまだ出てこない裏の陰謀を暴く役割を担っていそうです。


2.乃木 憂助

所属:別班
→最終的には裏切らない

テントリーダーの実子。
そして現状、別班裏切り作戦中。

そんな彼ですが、テント側につくということはないでしょう。
野崎を巧みに自分の作戦に巻き込み、暗に協力を求めています。
散々考察されていますが、野崎に託した言葉が以下

あなたは鶏群の一鶴
多くの凡人の中に、一人だけきわだってすぐれた人がいることのたとえ。
眼光紙背に徹す
物事の背後にある、深い意味を読みとること。

公安の中でも際立って優れているあなたならば、これから起こることの裏の意味を読み解いてください。

おそらく、乃木は、父のことを調べる中で、別班も知らない裏側の陰謀(日本政府か公安のスキャンダル)を掴んでいるのだと思います。
その真実を暴くためには、自分は命を失うだろう。
だから、野崎さん。
自分が死んだ後、そのスキャンダルが握り潰されないよう、白日の下に晒してくださいね。
という、覚悟のお願いだと思います。

別班全員撃っちゃった時には、度肝を抜かれましたが、衝動的に見えて実は計算づくだと信じたい。
別班の中にスパイがいたという考察もありますが、違うパターンとして以下を考えてみました。

パターン1 テントの別部隊に狙われていたから、先に殺したフリをした
テントは交渉役の他に、今回のようなアクシデントがあった場合の狙撃手的な仲間を潜ませていた。
それに気づいた乃木が、その場の機転で、先に全員を急所を外して撃ち、殺したフリをした。
追ってくる野崎が必ず彼らを救助する、とわかっていたので。

パターン2 もともと彼らは別班にとって捨てゴマ
6人がテントを潰し、日本にとって不都合な真実にたどり着いたところで、秘密を守るため処分されることが決まっている。
実は、司令の櫻井もその計画は知っている。
乃木はそれに気づき、ノコルに接触する以降は、自分が一人で計画を実行することに決めていた。
ミッションから脱落させるために、あえて他のメンバーを急所を外して撃った。

黒須については、撃ちどころを間違えちゃった…っていう、マジの失敗かもしれない。
カバンを盗まれたように。

さて、
予告では「裏切りの果ての再会」ってテロップが入っているので、ストレートに乃木が裏切ったという展開もあり得ます。
まあ、パターン1も2もだいぶの無理ゲーですよね…

でもですよ、罪なき人をあんなに殺しちゃったら、乃木も生きて帰れないだろうから、とりあえず別班は死んでいない未来を希望します。

にしても、憂助にとって薫へのキスは、「はじめて」であり「最後」であるという覚悟のキスだったと思うと、非常に切ない…。


3.柚木 薫 

所属:世界医療機構・医師
→裏切らない

ジャミーンやアディエルとの関わりから、テント説が根強い薫先生ですが、それはないだろうと予想します。

薫は、物語の中で、聖母的な役割を担っています。
薫とジャミーンは、愛を知らなかった乃木にとっての唯一の救い。
この後、乃木にとっては辛い展開が続くと思われますが、最後に戻れる唯一の場所が薫なのだと思います。


4.黒須 駿

所属:別班
裏切り者ではない(乃木への裏切りならありうる)
テントのスパイ説もありますが、だとしたらもっといろんな場面で先に情報流していただろうと思います。
乃木がザイールのところに行くことも、アリへの拷問も、事前に阻止できたはず。

考えられるのは、別班幹部が「乃木憂助」の監視役としてつけていること。
そうであれば、乃木にとっては「敵」になります。

でも、予告では、乃木が黒須を撃つのを、メッチャ躊躇、メッチャ躊躇…
していたので、黒須の裏切りはないと思いたい。


5.ノコル

所属:テント ナンバー2
→組織は裏切らない(父は裏切る?)

「血の繋がりか40年の繋がりか」
予告でそう言われているので、
乃木はベキの実子。
ノコルは養子。ベキが憂助を探す中で出会った、テロに巻き込まれた孤児。
といったところでしょう。

テントのナンバー2ではありますが、乃木憂助が現れたことでベキとの間に溝ができる。
ベキの気持ちが揺らぐようなことがあれば、対立関係になることもあるでしょう。

「試される父への愛」
試されるのは、父から二人の息子への愛なのではないかと自分は思ったのですが、予告テロップは逆。

父への愛とは、
父の目的(テロ)を完遂させることなのか
それとも、阻止することなのか

ノコルは父のために、最終目的だった日本へのテロを遂行しようとするでしょうし、乃木憂助は父を殺してでも、日本へのテロを阻止することでしょう。

ノコルについて気になるポイントは、
何があってもノコルに犯罪歴をつけさせるな
と言われていた点。

もちろん警察に捕まりたくないのは、皆一緒。
ましてやナンバー2が捕まることは、テントとしては絶対に避けたいというのはわかります。
でも、「犯罪歴をつけるな」という言い方が、意味深だと思いませんか?

ノコルを、”きれいな経歴にしておきたい”という強めの意志を感じるのです。
テロリストならば、「捕まりたくない」はあっても、経歴が汚れること、そこまで気にするでしょうか。

ここから考えることは、
ノコルは表向き非常にクリーンな顔を持っている
もしくは、それを目指しているということ。
実は、世界的有名企業の取締役であるとか、
政治家であるとか、
今後、政治家(国家元首ぐらいの)を目指しているとか…。

ノコル、表の顔があり、めっちゃホワイトな世界に片足入れているような気がするのですが、いかがでしょうか。
(衣装も眩しすぎるほどホワイトですし…目立ちすぎるやろ)


6.ジャミーン

所属:奇跡の少女

「人の善悪」を見分ける能力があるジャミーン。
終盤は、対立構造の中で、全体を融和させるなんらかの役割を担うのだろうと思います。

野崎になついていないのは、野崎が乃木の敵か味方かわからないからか?
単純に、声も体もデカくて怖いのかw
野崎さん、悪い人側ではないと思うのですが。
ハリポタきっかけに、今後は仲良くなってくれるかもしれません。
母親が目の前で事故死して以来、言葉を失っていますが、やがて言葉が戻る時が来る。
それが、乃木を助けるため…だったりしたら胸アツ展開ですね。

周囲の思い入れの深さからすると、
あのテロで唯一生き残った子、とか
あの秘密を唯一知っている子、とか
貴重な意味合いを持つ存在なのでしょう。

現状、彼女が話せないことで守られている秘密がありそう。
それだけに話せるようになった時、彼女の身に危険が及びそうです。


* * *

残り3話。
さらに裏切り者は出るのか出ないのか。

ここまでくると、疑われがちな公安の新庄とか鈴木は、普通に公安の仕事をしている人ではないかと思います。新庄はワンチャンあるとして、別班ではなくモニター。別班だと公安と方向性同じだから、掛け持ちする意味ないと思う。

ただ者じゃない雰囲気バンバン出していた長野専務も、意外に優しい脇甘不倫上司である可能性大かな、と。

ここからドラムが裏切るのも、残り3話の中で収集つかなくなりそうなので、おそらくないでしょう。
ドラムについて何かアクシデントが起こるとすれば、テントに捕まるパターンかな、と。
御庭番あるあるということで…。

そこで、野崎の新旧エージェント対決…というのは、個人的な萌え展開。
テントの丸メガネ(林泰文)は、野崎の元エージェントのリュウなのではないかと予想しています。

終盤で主人公が裏切る以上の大きな裏切りがあるとすると、裏切るのは「別班」という組織なのか…と予想していますが、さて…。

長文になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!


答え合わせ編
非常に気になった乃木を見つめる野崎の理由は、「後輩に似ているから」でした
💦 


1話から5話まで収められています。
読み途中ですが、ドラマだけでは曖昧だった部分がわかります。

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