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ウォレは普通に生きていきたいだけなのに


23時15分、都内1k
イケアで購入した間接照明が照らす部屋
最近週1、2で飲みに行くデザイナーのおじさんが言う

『早く好きな男見つけな』


はいはーい。

1999年生まれ。社会人二年目、24歳になろうとしているわたしのインスタには毎月のように高校の先輩や中学の同級生の結婚報告が流れてくる。

「婚姻届」の『婚姻』の部分にきれいに並べられた婚約指輪。
波打ち際で笑いあう2人のウエディングフォト。

一歩どころか何億歩も先を進む同世代のキラキラした姿


自分が同じような投稿を出来るのはいつだろうな
ずっと先だろうな、ってかしないまま死んじゃったりするかもな~


婚姻の字に指輪を並べる自分と誰かを想像する。
今の私からしたら遠すぎる、あまりにも妄想過ぎる未来だなと思う。


だって今日も、
今日も、
私と付き合う気も、結婚する気もない、
未来の無い年上の男と遊びに出かけている。


『早く好きな男見つけな』


そういわれた時、私だって普通に生きていきたいのに、そう思った

普通に同世代を好きになって、付き合って、
婚姻届の文字に、指輪を並べたかった。

普通に、生きて生きたかったのになあ


このご時世、これが普通とか言ったら火が付きそうですけど、わたしの中でわたしが目指していきたかった普通なので許してください。


再三言ってるけど、わたしは大の年上好きである。

年上の男が白髪を気にして白髪染め行ってる姿も、
一緒に焼肉に行った次の日に胃もたれしている姿も、
なんかよくわからん薬(合法)いっぱい飲んでたりする姿も、
ひい~~~老い!最高!って萌えポイントにしかならない。


そうやって年上好きを公言していたためわたしの周りには何となく一緒にご飯に行ってくれる、お兄さんとおじさんの間みたいな男が増え、何となく月に何回とか週に何回とか会う、お兄さんとおじさんの間みたいな男との予定がセットされているようになった。



年上好きが加速するのに恐れを抱いたわたしは同世代の好みの男を見つけようと何度もトライした。それはそれは若い男女が集まる出会いの場にほいほい足を運んでいる。

顔面がかっこいい男の子も、話が上手い男の子もいっぱいいたし
連絡先交換しようってなった男の子も何人かいた。

でも、どうしても好きになれない。

おじさんみを一ミリも感じられないLINEの文面。
体力バカなエピソード。
カラオケで歌う曲が同じ世代。

楽しいし、もちろんかっこいいんだけど、
白髪染めを求めている自分がいる。(あほ????)

そういう場所に行った話をしたらおじさんたちは口をそろえて『そんなくだらない場所行くなよ~~ろくな男いないよ??』とか言い出すのである
『俺行ったことないな~~』とか言い出すのである。

申し訳ないがあなたが人生遊びまくってた時代に相席屋は生まれてすらいないし、今から行こうとしても年齢制限で入れないと思いますけどね。

といういじりにすらも楽しさを覚える私は、今日もおじさん好きを公言している。


普通に、生きて生きたかった
普通に同世代の男の子を好きになって
普通に楽しく恋愛がしたかった、よね~

生理前でくそ病んでたから書き始めたけど、急に元気になったので何に悩んでんだ?おじ好き!万歳!!って気持ちになってきた。みなさん、これがPMSです。おやすみなさい。












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