花とアリス殺人事件のコミカライズを手掛けられていた道満さんの最新作「メランコリア」（道満 晴明）です。
ショートショート好きなんです。

この帯好きすぎて本屋で購入決めました。

上下巻になっていて、上巻は単なるかわいいイラストの少しシュールな短編集だな、ぐらいの感想なんですが下巻でこのバラバラだった短編集がつながっていきます。

これ連載だと逆にわかりづらかったのではないだろうか・・・単行本で良かった作品の一つです。

ただし何回読んでもわからない（笑）

なのにわからないながらも、何度も読んでしまう…無限ループ。

ざっくり言うと、輪廻をつかさどるツチノコ（？）と、地球を救おうとする猫っぽい生物の攻防戦、そしてそれに巻き込まれた地球の人々のお話です。

（いやでもメインが地球の人々の話なのであんまり攻防戦っぽくないかも）

正直絵柄のせいか結構女性が似たように見えてしまって、それもいろいろ混乱しました。上下巻でいろいろ見比べながら読んでいった感じです。

でもここまでよく組み合わせを作れるなぁ、という感心が何より勝った作品でした。

この人の他の作品も読んでみよう、と思える一作。