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国家試験が初めての受験である学生

こんにちは。みのりminolyです。

12月に入り、いよいよ国家試験に向けて、模擬試験や対策が忙しくなってきました。
そこで、毎年この時期から気になる受験経験のない学生について少し書いてみたいと思います。


学力試験が無くても入れる大学


私は、センター試験を受験して、その後、国公立の2次試験を受けて、大学に入学しました。
その際、滑り止めとして私立大学も一般入試で受験しました。
それ以前にも、県立高校の受験や併願受験した私立高校の受験を経験したことがあります。

少子化が叫ばれて久しいですが、
2018年から大学全入時代ともいわれ、希望すればどこかの大学に入れる時代になりました。
大学側も受験性確保のため、様々な手段を講じています。
その中で、学校推薦型選抜(いわゆる指定校入試)が増えています。

また、近年は、学力よりもその人となりを評価するという機運も高まり、総合型選抜選抜(昔のAO入試に近いもの)が重要視されるようになり、
有名私立大学でも総合型選抜入試の定員を増やしているようです。


学力テストで受験したことがない学生


学校推薦型選抜や総合型選抜で大学に入る学生が増えたことで、
学力テストだけで入学する学生の割合が減っています。

一部の大学では、学校推薦型選抜や総合型選抜においても学力試験を課すことがありますが、
それに加えて小論文や面接も重要視されており、
学力テストの結果だけでは判断されません。

これにより、一般入試や共通テスト(昔のセンター試験や共通一次)を受験して入学する学生の数は減少しています。
学力テストに賭ける学生が少ないということです。

時代の変化に伴い、今後も人物重視の傾向がさらに強まっていくでしょう。


国家試験が初めての受験


近年、目立つのは、国家試験が初めての学力テストによる受験である学生が増加していることです。

これまでの経験がないため、
マークシートの使い方から受験時の注意点など、基本的な指導が必要な場合があります。
このようなことは、指導すればよくなりますので、それほど問題ではありません。

しかし、より深刻な問題なのは、それまでのメンタル面が対応しきれないことです。

今年の作業療法士国家試験は2月18日です。
本番まで2か月以上あるにもかかわらず、すでにドキドキ感や焦りを感じている学生もいます。
逆に、すでに受験勉強に疲れ果ててしまっている学生もいます。

どのようにしてメンタル面をサポートしていくかは、教員としての大きな課題です。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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