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2018年恐竜の旅


ジュラシックパークという映画がある。
1993年公開というので、25年も前の映画だ。
ジュラシックワールド アライブというゲームをはじめたこともあり、ついつい原点に立ち返って見てしまった。

前に見たのがいつなのかは正直思い出せやしない。ただ場面場面は記憶にあってその繋がりをたどっていったり、なんとなく凄そうに見えていたIT周りが少しイメージしやすくなったり、まあ子供の頃のは違う見方も出来るようになった。

ちょっと脱線するとジュラシックパークのSEはたった一人である。もしかして他にもいるかもしれないが数はそんなに多くない。日本ならば、かなり大規模開発になるだろうなぁと思いつつも、内製化されていてサービスを自身のものとして扱っていけることに羨ましさも感じた。

続いて、ロストワールド。これも中学生の頃だろうか、映画館に見に行った気がする。もののけ姫と同じ時期にやっていた気がするので調べてみるの同日公開だった。草むらでのラプトルの襲撃シーンが印象深い。
こちらも大人になってから見ると駄作という評価が馴染む。ヒロインの女性が何しろめちゃくちゃなのだ。ティラノサウルスは嗅覚がすごいからといいつつ、子供を連れてきてしまう。当然、クルーは襲撃されてすごく真面目な人が食べられてしまう結果になる。全然ヒロインの良さが出てこない。
他にもハンター達が大量に雇われていたんだけど、消化不良気味に島から脱出すると同時にフェードアウトしてしまう。良かったのは、街にティラノサウルスがやってきて眠っていた少年が見つけるシーン。絶対これを取りたかったんだよなぁ。

前作の影響で影が薄いジュラシックパーク3。
これも前に1度見ていて2回目の視聴だ。
ジュラシックパークの主役、アラン博士の再登場が嬉しいが何分すべてがスケールダウンしている。
今回の旅のトリガーは、離婚寸前の普通の夫妻に騙されて島に行くのだが、それも研究資金が切れそうで弱いところをつかれて…という感じ。
全く現実的なのかもしれないが、映画でみせられてもという感じだ。また、ちょっとしたことでアラン博士が一番弟子を罵倒するシーン。これもショッキング。その後の彼の自殺のような行動もあってエンディングがなければ全く救われないし、かなり印象が悪くなっていたと思う。
全体として派手さや明るさにかけている暗めの映画だ。とはいえ、ここでラプトルとコミュニケーションが取れることを示唆したシーンがあって数年後のワールドシリーズへ偶然の布石となる。

ジュラシック・ワールド。前作から14年?ほど経過しての堂々の復活である。既に既存の恐竜はやりきった感もあり、ハイブリッド恐竜であるインドミナス・レックスが、ボスとして出てくる。また、シリーズ通して強敵として登場してきたラプトルが人間によって訓練されていたり、大きさもやや小さく現実に近づける努力がされていた。ラプトルの鳴き声はこれまでのシリーズを通して恐怖の対象だったが、今作でブルーが響かせる鳴き声は希望となった。

新シリーズということもあって、パークの表現や大きな海の恐竜などワクワクするシーンが多い。

ジュラシック・ワールド 炎の王国。今年公開の最新作は、ジュラシック・ワールドの跡地が火山活動によって危うくなっている。恐竜を救うべきかどうか世論が割れる中、富豪の恐竜救出チームに参加した前作主人公たちがイスラ・ヌブラルで見たものは?そして、アメリカで見たものは?といった感じ。
多少背景は違えどロストワールドオマージュを全面に出している気がする。恐竜の本土上陸やハモンドの関係者がトリガーとなること、大規模なハンターチームなど類似点は多い。シリーズの中にずっとある、過去に絶滅したが人類が復活させた動物は保護されるべきか?というテーマは今回隠し玉的な仕掛けによって急角度で当事者性をもって我々に迫ってくる。
ロストワールドオマージュではあるものの、本家よりよほど出来が良いので見て損はないと思う。

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