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大学の面白授業①アダプテッドスポーツ

こんにちは♪

今日は大学2年生の時に受けた素敵な授業を紹介したいと思います。

誰でも一緒に出来るように、そんな体育の授業です!

アダプテッドスポーツとは


アダプテッドスポーツとは、障害の有無、性別、年齢、体力などにかかわらず、多くの人が一緒に参加できるように、「adapt」=「適応」する、創作スポーツのことです。

このアダプテッドスポーツという授業が、大学の正式な講義の1つとして開講されていました。

参加人数は10人弱で少数。

参加学生は、

運動が苦手な学生

ぜんそくのある学生

体育の先生志望の学生

医学部で体の動きを勉強している学生

などなどが受講していました。

ただし、当時車いすだったのは私一人だけでした。

一緒に考える授業


この授業の先生は、理学療法士の方でした。

そこで、私はどんな動きなら大丈夫なのか、丁寧に動作を確認しながら、ストレッチの方法を教えてくれました。

また、この授業はみんなと分けてスポーツをすることはありませんでした。

先生は私とみんなが一緒に出来るスポーツを持ってきてくれました。

じゃあそれが実際に私に合うのか、フェアに競技ができるのか、みんなで話し合う時間を設けて、研究しました。

工夫した競技①卓球


私にとって卓球台は、高くて大きいもので、普通のラケットでは太刀打ちできません。

そこで、転がす卓球や横にブロックを設置したり、いろいろ試してみました。

私的には転がすのが一番やりやすかったです!

工夫した競技②ウォーキング


私はウォーキングはもちろんできません。

じゃあ何をやるのか。


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先生がこのような器具を持ってきてくれました。

これを私は腕を使って漕ぐことで、みんなのウォーキングと似た動作をしました。

しかし、課題が残りました。

それは、私の腕が短すぎること。

このペダルを回すことが私には難しかったです。

じゃあ、それをどうしよう、ということをみんなで考えました。

高さを変える?めっちゃ近くする?

そこで見つけたのが、ゴムチューブ。

これを括り付けることで、長さを長くできました!

写真がなく、イメージしずらくてごめんなさい💦

そのように工夫したことによって、私もウォーキング?ができました!

この授業が与える影響


この講義を受けていくうちに、学生が、

「どんな病気なの?」

と聞いてくれるようになったり、私も自然と話せるようになりました。

初めは聞きづらかったこと、どこまで聞いていいのかな?という気持ちが、私も相手もあるなと感じていました。

例えば、みんなと違うところを強調したら、「違うな」って思われるんじゃないかと思い、同世代の子たちにはあまり自分のことを伝えられませんでした。

しかし、この授業をみんなで考えていくうえでは、体のことを聞かないといけないし、話さないといけません。

そうして触れ合って考えていく中で、気軽に色々なことを聞けるような関係性になっていきました。

この経験を通じて、あ、話し合うことが必要なんだな、自分もちゃんと伝えないといけないんだなと実感することができました。


チームで運動することがなかった学生時代


私はこの授業を受講できて本当に良かったと思っています。

私は骨が折れやすい病気のため、幼稚園の頃から体を動かす遊びを、周りの子と一緒にやることがありませんでした。

私と先生の1対1です。

1対1でも、私が運動できるように考えてくださったことにはすごく感謝をしています。

しかし、やっぱり、みんなが一致団結して競技に取り組んだり、運動会で勝ち負けに一喜一憂したり、そんな姿がいつもうらやましかったです。

そして、それを見ている私は、蚊帳の外で、透明人間で、そこにいるのにいない存在になっていたことが苦しかったです。

大切な帰属感

小さな学校という社会で生きている子供たちにとって、帰属感はとても大切だと思います。

一緒に頑張って、達成して、その喜びを分かち合う。

これを通して育まれる帰属感を、障害のある子も持つことができるように、考えていきたいですね♪

終わりに


私はこの授業をぜひ子供たちにも経験してほしい、という思いから、イベントを開催しました!

次回はそのイベントの様子を書いてみたいと思います♪

みのり

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