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私はまだ、人生の旅の途中。そしてこれからも旅をし続ける

最近私は、「突き抜けたい」という言葉を多用する。3週間のネパール、インド旅を終えて今感じていることだ。

ネパールでは、人生の先輩たちと一緒にヒマラヤをトレッキング。2000-3000mくらいの高さを歩きながら、7000-8000m級の山々を拝む。壮大な景色を前に、自分自身や自分の住む国がちっぽけに感じた。そして、私は思ったよりも日本や自分の住む場所での常識、ルールにとらわれているな、と。

いけてる人生の先輩方

歩きながら先輩方には、若者のどうでもいい悩みをたくさん聞いてもらった。口だけの大人はいっぱいいるけど、一緒に頭を使って私の事業について考えてくれる人はそのうち何人いるか?そういない。それぞれの道に長けたセカンドカーブを歩む人生の先輩方。私はあんなにかっこよく歳を取れるだろうか。

ネパールからインドに移動するとき、食あたり?で空港と機内で2回嘔吐、、。飛行機にていているゲロ袋を人生で初めて使った。隣にいたインド人もビックリ。ゲロゲロになりながら思った「地元でどんなに活躍しようとも、ここにいると私はゲロゲロしたただのアジア人だ」と。世界に出たら、日本での自分のステータスなど関係ない。世界は広い。

インドではまずバラナシへ。ヒンドゥー教のインド人が「最期はこの地で過ごし、火葬され、ガンジス川に遺灰を流したい」と思う神聖な街。熱心なヒンドゥー教徒の英語ガイドをつけて街を歩いた。聖なる川ガンジスでボートに乗りながらふと「みんな欲張るから悩みが多いんだ」とガイドさん。「自分と、その周りの人を大切に生きれば充分じゃないか」と。川のほとりで火葬される風景を眺めながら、どんな身分や立場であろうが誰にでも死は訪れるのだと感じた。人は生まれて死ぬという意味で、人生って意外とシンプルなのかもしれない。人とのご縁を大事に、また身内には愛をもって接していきたい。

ガンジス川のクルーズをしながら悟りを開いた

バラナシではお金を使いすぎた。というのも、インド人に盛大にぼったくられた。ヘナタトゥー1000ルピー、サリーは7000ルピー。後にインド人の友人に聞いたら、ヘナは100ルピーで自分で書けるし、サリーは1000ルピーもすれば良いの買える、と。もちろん私も海外ではいつも値切るのでそうしたのだが、インド人のぼったくりはなんとなく、本当のことを言っているようにも聞こえる。インド人はマーケティングとセールスが上手いな。これも立派なスキルだと思う。ちなみに多くのインド人が私と写真を撮りたがるので、1回100ルピーだよと言ってみたが、払った人は1人もいなかった笑

みごとにサリーを売り込まれた店

私のゲストハウスに昨夏泊まってくれたインド人のスニーハルに会うために、デリーにも滞在。ここで日本から友人のたえさんが合流。昨夏たまたま八戸に来ていたときにスニーハルと出会い、英語が話せないのに軽米まで一緒に観光したという強者。やっぱり言語はただのツールだ。

スニーハルの友人にも会って一緒にアグラへ観光できたし、泊まっていたAirbnbのホストと仲良くなって実家にも遊びに行った。私はたえさんより数日早く帰国したのだが、デリー空港までのタクシーで「みのりさんがゲストハウスをやっていなかったら、インドに来ることも、こんな体験もできなかった」と。とても嬉しすぎてウルウルしてしまった。インドにきて友人と会った、というシンプルな出来事かもしれないが、その前にいろんな偶然のご縁があったことを思い出すと奇跡すぎて鳥肌が立つ。偶然の延長で得た体験と時間は、私にとってかけがえのない思い出。

たくさんの友人ができて感謝

インド総括。百聞は一見に如かず。周りが噂するほどインドって悪くない。というか私は結構好きだった。まだ行けてない都市を周りたいし、気に入ったジェレヴィというスイーツをまた食べたい。自分の知っている世界ってとても小さい。もっといろんなことを知りたいから、これからも旅に出たい!

また、日本にいながらも越境していきたい。

ヒマラヤトレッキングで出会ったYuki Tadaさんのおすすめで、eumo Academy を受講したいと思っている。

理由はシンプルに「突き抜けたい」。私はいま八戸でゲストハウスをメインで運営しているが、同時に近隣のコミュニティ喫茶を引き継いで運営している。朝早くから地域のおじいさんおばあさんが集まる場がとてもエネルギーがあってとても好きだった。閉店とほぼ同時にそのお客さんたちを引き継いで、別の場所で朝コーヒーを出し始めた。

▼詳細は長くなるのでこちらをチェック
https://camp-fire.jp/projects/view/738725#menu

朝早いし、儲からないので、多くの大人から心配されるのだけど、かといってお年寄りのコミュニティや、八戸の文化を簡単に失くしてよいものなのか?というとそうではないと思う。

いや失くしたいというのではなく、私を含めみんな、たぶんこの場所を残した方がいいって思っているけれど、持続可能的なやり方が思いつかないのだと思う。

こういった、今の資本主義のもとでは儲からないから手を出さない方がいい、でも人の繋がりや文化の継承って大事だよね、みたいな事象を守る、発展させるには、

今の私たちの常識や、長らく人間が作ってきたルールのもとでは難しく、人々の価値観のアップデートと、新しい社会を作っていかなければいけないのだと思う。

eumo Academy を受講することで、次なる社会のあり方を考えていきたい。現代のルールにとらわれずに、人格的にも思想的にも突き抜けたい。

八戸でいろいろ動いている中で、周りからは「あなたは何がしたいのか?」と聞かれることもあるけれど、自分自身行動しながら、自分が120歳になった時にどういう社会でありたいかを実験しているのだと思う。私はまだ、人生の旅の途中、そしてこれからも旅をし続けるだろう。現場で動きながら、eumo Academy を通じて思想も磨いて行けたらと思う。

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