ゴールデンウィークの思い出

ゴールデンウィーク中一度も更新せず隠れみのるファンの方々には「こいつもしやリアル充実してやがんのか」と、あらぬ心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。10日間のうち9日間バイトしていたのでリアルよりも来月のお財布を充実させてました。やかましわ。そろそろ住民税の請求がまとまって来るしむしろマイナスだわ。わー

ゴールデンウィーク中の思い出と言えばバイトへの通勤電車の中で、あるミュージシャンを見かけたこと。その人は2、3年前に医者から余命◯年と宣告されて少し話題になった人で当時余命◯年をテーマに曲を出していた。正直おれはそれを話盛ってるというか一種のパフォーマンスのように感じていた。医者からこのままじゃ危ないですよとか言われたのをめちゃくちゃ大げさに捉えて「余命宣告された」ってことにしてるんじゃないかなって。それくらいテレビで見るその人は元気だったし本当に余命宣告されたらこんなすぐ作詞できるか?と疑っていた。けど電車の中でその人を見たときにマジなんだなと思った。テレビとプライベートのON/OFFなんてもんじゃなくその人は見るからに元気なくなってた。そりゃ電車の中で元気な人いるかよと思うかもしれないけどそういうんじゃなくてなんというか生命力みたいなものが弱ってるように見えた。勝手にこんなこと言うの失礼だけど、あれから2、3年経った分本当に余命が減ってるんだなって感じた。その人は電車の中で読書をしていた。まだまだインプットするんだ。もし自分が余命◯年って言われたらそれ以降何かを学ぶ気になれる自信はない。すごい人だと思った。

もう一度その人がそのときに出した曲を聴いてみた。めちゃくちゃずっしり来た。伊坂幸太郎の終末のフールという小説を思い出した。その小説は8年後に隕石が衝突し地球が滅亡すると宣告されてから5年後の世界が舞台となっている。最初は世界中パニック状態だったけど5年も経つと人類は死を受け入れて静かに暮らすようになる。余命3年と知りながら主人公たちがそれぞれ今を生きるという話。細かいところは忘れちゃったけどその中に格闘家のキャラクターがいてその人は3年後に隕石が衝突するのにずっと変わらずストイックに格闘技の練習を続けている。人類が隕石のことを知る前、その選手があるインタビュアーからなぜ毎日そんなにストイックに練習するのかと聞かれてこう答えていた。

「あなたが生きている今日は、あと何年生きるつもりの今日なんですか」

厳密にいうとちょっと違うかもしれないけど確かこんな台詞だった。“あと50年生きるつもりだから今日サボろうと思うのであって明日死ぬかもしれないと思ってたら毎日全力で生きるのは当然だろう”みたいな意味だったと思う。そう考えるとおれの生きてる今日はあと70年くらい生きるつもりの今日だなぁと反省した。1日休みだったら一日中部屋でゴロゴロしてるからね。

時間を無駄にするのは良くないなと思った。ゴールデンウィーク明けの明日は1日休み。がっつり動こうと思う。



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