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「餃子の王将 御影店」と「名探偵コナン 国鉄の魚影」の共通点について


「日本一美味しい王将」ともっぱらの評判の御影店に今日初めて行ってきた。


食べログのレビューや𝕏のポストによると、平日の午後2時〜4時以外はほぼ行列を成して席に着くまで30分待ちとかザラらしいので、2時半過ぎくらいに出向いたら普通に空いててすんなり入れたので良かった。

で、他の王将との違いが特に一番分かりやすいらしい天津飯を食べたけど、あんかけの味付けや玉子の焼き加減が全然違ってめちゃくちゃ美味しかった。⁡
あと、天津飯と並んで評判の良い餃子もテイクアウトしてきたので、こちらも夕食で食べたけど、確かに餃子の皮の歯ごたえも焼き加減も生姜の量も他店とは全然違う感じ。
天津飯も餃子も、他店と同じ値段なのにここまで美味しさのレベルが違ってくるというのは素直に感動する。チェーン店の域を超えている。

でも、元の食材敵にも価格設定的にも言っても「餃子の王将」なので、あくまでもその範囲の中で最大限に頑張っているという感じ。

で、ここから話が飛躍するんですけど、王将御影店には、去年のコナン映画『国鉄の魚影』に通ずる、

「与えられた素材の中で最高のパフォーマンスを出す」

という同じ趣の美学というか職人芸を感じたので、『国鉄の魚影』鑑賞後当時の僕のフィルマークスレビューをこちらにも貼っときます笑⁡
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昨年公開の「名探偵コナン 国鉄の魚影」


なんか評判が良かったので、初めて映画館まで足を運んで劇場版のコナンを観てきたけど、普通にめっちゃ面白かった。

たぶん、コナン映画を観るのは「ベイカー街の亡霊」以来ぶりくらいで、もはや全く子供向けのお話では無いんだなと思った。

今回の劇場版コナンは、原作の設定を壊さないギリギリの範囲まで攻めている。
あくまでも市販車のエンジンをベースに、ギリギリまでレース仕様にチューニングした感じ。
原作の元々の設定が悲鳴を上げていて、もはや限界が来ている。 脚本家の要求レベルに設定が応えきれていない印象。
ぶっちゃけ、原作者の青山剛昌氏よりも作話が上手い気がする。。

ハンターハンターの幻影旅団と黒の組織の人気の差を考えるに、やはり最初に原作で子供向けの勧善懲悪の敵として黒の組織を設定した事に、最早かなり無理が来ていると思う。
だから、安室透の人気は設定上の欠陥の裏返しで、彼がスパイとして活躍する程黒の組織の滑稽さが浮き彫りになる。

原作のコナン第一巻が、AE-86で言えば4A-Gで、そこから大人向けにシフトするに当たりベルモットとかバーボン(安室透)とかを黒の組織に投入してテコ入れを図り(5A-G、7A-Gみたいな)、今回の「黒鉄の魚影」は最終形の9A-Gで、大規模な制作費と本気のシナリオで目一杯踏み込んだという所か。

どう考えても、黒の組織がポンコツ無能集団としか思えないので、やはり根本的な設定の欠陥があると思う。
しかし、その分勧善懲悪になり単純で分かりやすく、それ故に国民的アニメ作品にまでなっているという背景もあるよねっていう。

#餃子の王将 #御影店 #名探偵コナン #国鉄の魚影 #映画

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