オランダ

先日、オランダに行ってきました。
ベラルーシ人の彼が急に「一緒に旅行に行こう」と言い出し、2人で盛り上がり、次の日にチケットを購入、次の日に出発するという驚異のフッ軽旅です。

急に決まったのとお互いのスケジュールが合わなかったのもあり、「2日後の8時30分にアイントホーフェン空港で待ち合わせしよう」という約束をし、それぞれ別の方法でオランダへ向かうことに。

彼はお金がないのでヒッチハイク(笑)、私は1番早くて安い方法がバス+飛行機だったので、ミンスクからワルシャワ(ポーランド)までバス、ワルシャワからアイントホーフェンまで飛行機で行きました。

ミンスクからワルシャワまではバスで約10時間。料金は15ユーロほど。バスに乗るときもミンスクとポーランドの国境でも色々なことを聞かれます。「どこに行くのか」「何をするのか」「旅行のお金は持っているのか」などなど。特に日本人は珍しいからか、パスポートの全てのページをまじまじと見つめられ、沢山の質問を(しかもロシア語で)される。ああ、ロシア語話せて良かったと思った瞬間だった。

ワルシャワからアイントホーフェンまでは飛行機で1時間半ほど。何かと批判の多いライアンエアーの飛行機を今回も利用。前回は罰金を取られたけど今回はきちんと準備していったらとってもスムーズにチェックインすることが出来た。(良かった...。)

そしていよいよオランダ、アイントホーフェン空港に着きます。空港は格安航空専用とはいえお店も充実しているしとっても綺麗でびっくり。

...彼がいない。

予定では彼が先に空港に着き、私を待ってる、ということだったのですが空港のどこを探してもいない。お互いGPSアプリで位置情報を共有しているのですがGPSにも表示されない(圏外)。どうしようと思ったけどとりあえず待ってみました。

...1時間待ってもこない。
...1時間半、(お腹空いたな)...

遂に2時間経ってもこなくて、空腹に耐えきれず1人で空港のレストランに入ってスープを注文。
食べ始めた瞬間に「空港に着いたよ」と連絡が。

...いや、タイミング悪すぎる。

スープを一口食べて、後は泣く泣く残して彼の元へ行った私と反対に「やっと会えた!!!!!」と会った瞬間飛びついてくる彼。

48時間寝ずにヒッチハイクをして2時間遅れでようやくアイントホーフェン空港にたどり着けたそう。見た目も心もボロボロだった。お疲れさま...

そのあとはたまたま近くにいたロシア人カップルがオランダ国内で1日自由に乗り物が乗れるチケットをくれ、アムステルダムまで行くことに。

アムステルダムは街並みがとても綺麗!ベネチア行ったことないけど、水の都感が凄くてベネチアもこんな感じなんだろうなあと。彼は「サンクトペテルブルクと大して変わらん」と嘆いていたけど私は好きだった。

そのあとはあまり覚えていないけど何故かヒッチハイクでアイントホーフェンまで戻ることに。気温約10度の中、2時間待ってもつかまらなくて雨が降ってきてヒッチハイク中断。結局電車でアイントホーフェンに行き、この日はロブというオランダ人の方のお家に泊めていただきました。

2日目はアイントホーフェンの近くの高速までロブに送ってもらい、ガソリンスタンドでヒッチハイクスタート。計5時間、6時間くらいかけてロッテルダムまで、その後電車でデン・ハーグまで、バスでワーセルナーまで行き2日目以降はエルヴィンというオランダ人の方のお家に泊めていただくことに。

この2人は色々あって知り合った方たちなのですが2人とも今回が初対面。けど会った瞬間2人とも私たちを優しく受け入れてくれて、更には食べ物を出してくれたり、家の鍵を貸してくれて自由に家を出入り出来るようにしてくれたり。

...初対面の人にこんなに優しく出来る?
というくらい本当に心が寛大すぎる方達でした。

オランダ人は心に余裕がある人が多い気がする。決して豪華な暮らしではないけれど、自分の好きなことをして、周りの人と助け合って、平和で穏やかな生活を送る日々。本当にすごく素敵でした。私も将来オランダ人のように心に余裕がある人たちになりたいなあ。


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