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ありがとう、大好きです

自分の声は自分だけのもの。
“自分の声”をきいているのは、自分だけで、
自分以外のだれにもきこえない。

自分にきこえている“自分の声”は、
外から(気導音)と中から(骨導音)の
両方の経路から伝わる音が、混ざっている。

私は年中鼻詰まり気味なのだが、
そういう人は、“自分の声”が響いて聞こえやすいのだという。
より前に飛ばすように歌うといいと、
コーラスの先生がおっしゃっていた。
詰まっていても歌いたいのだから、
私はよほど歌うことが好きなのだろう。

やっているのに伝わらない。
それは、やれていないわけではないのかもしれない。
「やっているつもりじゃダメだから」
という言葉は好きじゃないな。

―――

しっかり伝えたいことは、
ひと工夫してみる。

声を大きくする
はっきり話す
ゆっくり話す

ご高齢の方へなら、
いつもより落ち着いた口調(低め)で、
気持ち大きめに、ゆっくりはっきり話すと、受け取ってもらいやすい。

子どもたちへなら、
明るくやさしく、言葉もやさしく。

口角を上げると、声色も明るくなる。
笑顔で発せられた言葉は、
相手を安心させる。

だれに受け取ってもらいたい?
少し考えてみる。

そうすれば、
あなたに向けて話しているよ、
と分かるようにすることもできる。

きいてほしい人のそばに言って話す
身振り手振りを加えながら話す
表情豊かに話す
話す言葉を文字にする
言葉にのっている気持ちを絵にする

伝えたいのって、
きっと言葉そのものではなくて、
その言葉にのっている気持ち。

危険を知らせるときは、自然と大きな声になる。
でも普段は、
大きな声なら伝わるというものではない。

大きすぎる声、明らかながなり声は、
だれがきいても怖い。
たまに国会討論をきくと、「おとなのけんか」という映画を思い出す。
最近は以前より平和な印象だけれど、
責め立てる口調ほど耳をふさぎたくなる。

―――

数え切れないほどのものを、先送りにしてきた。
でも、絶対に後回ししたくないことが、ひとつだけある。

「ありがとう」

感謝の言葉はケチりたくない。
恥じらうことなくはっきりと、
大げさくらいに、
何度だって、口にしたい。

ときにはプレゼントにカードを添え、
たまにはちいさなサプライズをし、
手を変え品を変え、
ありがとうって伝えたい。

ありがとうって、
相手を肯定する一番の言葉だと思うし、

一番後悔するのは、
ありがとうを伝えたかった人に、
伝えられなかったときだと思うから。

―――

今日はバレンタインデー。
女子から男子にチョコを送るのは、日本独特の文化。
日本はなぜ、こういうときだけレディーファースト?とずっと疑問だ。

性別問わず、感謝と愛を伝えたい人に、伝えられる日になればいいのにな。

2024.2.14
読んでくださる方に感謝と愛を込めて

「愛は伝えることが大切なんだよ。
伝わることが大切なんだよ。」
ルーナより

換毛期アート(2022.5.4)。
ルーナから私への I LOVE YOU。
ねえさんは、泣きました。

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