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花屋と葬儀屋を経営しています。親から引き継いだ会社と借金返済に奮闘しながら早7年。やっ…

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花屋と葬儀屋を経営しています。親から引き継いだ会社と借金返済に奮闘しながら早7年。やっと目指す葬儀スタイルが見えてきました。返済もがんばります〜

最近の記事

葬儀の仕事。超初心者時代。14

お別れ会も経験し、またのりにのってきた私たちw そんなときに 家族葬 の依頼が。 ここで苦い経験をするのです。。 それまでの当家さんとのやりとりの中で (それまでの当家さんは私たちが初心者ということをあるていどわかっていて、さらに応援してくれたり優しい大人な当家さんばかりだったような。。) 当家さんと一緒につくっていけばいい葬儀はつくれる と変な自信をもっていた。 家族葬。 確かにすこしずつ増えつつはありましたが、うちの式場がある田舎では実際に家族葬を執り行うという当

    • 葬儀の仕事。超初心者時代。13

      葬儀の仕事についてまだまだ初期の頃。 初めて お別れ会 なるものをしたい。と当家さんから要望が。 やっと仏式や神式やキリスト教式などがわかりはじめてきた頃だった。 お別れ会 というもの自体はいままでのうちの会社ではしてきたことでしたが 私がこの仕事についた時にはそれまで勤めていた人たちはみんな辞めちゃったしw宗教がはいらない葬儀ってどうやるの?っていう感じ。 通常ならお経を読んでいる部分をさて何をして時間まで過ごせばいいのだろう? なーんの心配もありませんでした。 当家

      • 葬儀の仕事。超初心者時代。12

        今ではすっかりご遺体をどう管理するかはわかってきたところだが、初心者時代はなんで〜?の連続だった。 暑い日のご遺体管理はほんとうに気が抜けない。 それから病院やホームの処置はお粗末w 一般の人にはわからないことだけど(わからなくていいんですが) 私たちは わたつめ ということをご遺体にさせていただきます。 映画 おくりびと (→わたしはさらりとしか見てない)があったときに納棺師になりたいという人が殺到したという話を聞いたことがある。 当家さんの希望で納棺師さんをつけるこ

        • 葬儀の仕事。超初心者時代。11

          緑色の原因。それは腐敗。。 次の日には顔全体、そして足裏も緑色に変色していく。 匂いもでてきた。 病院での処置もそうだが、ドライアイスの量も足りていなかった。。 夏はとにかく冷やす。 それもお腹と頭のうしろは重点的に。 緑色になってしまったら冷やすのは気休めになってしまうがそれでも冷やす。 そして毎日メイクをしっかりと。 お通夜の日まで、棺にいれるまではとにかくどきどきだった。 当家さんも匂いの強さにびっくりしていたけどこういうものかと思っていたようでなんかホッとした。 て

        葬儀の仕事。超初心者時代。14

          葬儀の仕事。超初心者時代。10

          初心者とはいえ、当家さんからみたらプロ。 それは常に念頭にあったわけで。 ひたすら これなんだっけ? という顔をしないで乗り越えてきました。。 当家さんに対してはとにかくしっかりした態度で対応。 そして取引先さんやお寺や教会の方には わからないので教えてください とひたすら正直にわからないことを伝え教えていただく日々。 一度教えていただいたらもう聞けない!と思っていたのでひたすらひたすらメモの日々。次に同じお寺や教会がきたら お!できるようになったね と言われるためにひたす

          葬儀の仕事。超初心者時代。10

          葬儀の仕事。超初心者時代。9

          依頼を受けて葬儀、見送って 依頼を受けて。 2ヶ月ほどひたすら故人さんを送り続けました。。 いま考えてみたら、あんなに依頼うけてたのはなんでだろ っていうくらい受けてました。断ることを知らなかった。 断らなかったばっかりに長い方だと10日後が通夜なんてこともありました。 やっぱり知らないってこわいわあ。。 そして当家さんやさしい。。 なんといっても季節がよかった。秋から冬にかけてだったので、ご遺体の腐敗がすすみずらかった。 「いま考えたら」って言葉が続きますが、ほんといまはい

          葬儀の仕事。超初心者時代。9

          葬儀屋のイメージ 1。

          仕事に就いていて人からよく聞かれること ①死んだ人触るのって平気なの?こわくないの? ②式場にひとりでいるのってこわくないの?何かでる? ③いろんな人の悲しい場面を見ていて精神的に大丈夫なの? ④葬儀屋さんて儲かるんでしょう? →これに関しては結構ひどいこと言われますね。死んだ人の最後で金儲けしていると言われたこともあります。信じられない! ⑤いつ休んでるの?休めるの? ❶こわくないし、普通にあつかえます。ていうか、これできないと葬儀の仕事できない。。。だいいち、生きている

          葬儀屋のイメージ 1。

          気づき 1。

          葬儀屋超初心者時代の話、書くことはまだまだたくさんありますが、自分でも少し飽きてきたので後日小出しで書き進めるとします。 花屋さんって笑顔が絶えない仕事だったので、7年前に突然葬儀屋の仕事をはじめて一番苦しかったのは「知識がないこと」よりも「笑ってはいけない」ことだった(不謹慎ですみません) ただ7年間葬儀の仕事に携わってきてきづいた大切なこと。 葬儀にも笑顔は大切だってこと。 もちろん大爆笑とかは無しですが!!(涙流すほど式のときに笑ってしまったことも多々あるのでこれは後

          気づき 1。

          ねこ。

          どうしてこんなにかわいいのだ。 訳あって?毎朝一緒に出勤している。 子猫の頃からだからもう3年になる。 猫のいるしあわせ 水飲んだあとのあご下についている水。かわいくてたまらん。 飾った花をむしゃむしゃされる。かわいいからしかたない。 会社にもどるとブラインドと窓の間で待ってる。かわいいベロでてますよ。 ヒーター上占領。見るだけでしあわせ。 事務所の上から偉そうにおかえりなさいと言う。ただいま〜 いつもねむそう。うらやましい。 ふりむけばこれだもの。。 悶絶。

          ねこ。

          葬儀の仕事。超初心者時代。8

          搬送デビューの日から11日。。 この11日間で葬儀を6件施行した。 超超超初心者の私たちが。。 体重激落ち。体調不良。 そんなこと言っていられなかった。 6件目の葬儀が終わって3日後。7軒目の搬送依頼。。 その翌日に8件目の葬儀依頼。。。 このままじゃ自分たちがあぶなくない?? でもまさかいつまでも続かないって。 ゴホゴホ咳をしながら薬と栄養剤で自分の体調をごまかしながら依頼を受けた。 葬儀は依頼をうけてから搬送(お迎えの場所にお迎えに行くこと)で始まる。 私の住む

          葬儀の仕事。超初心者時代。8

          葬儀の仕事。超初心者時代。7

          2軒目の葬儀の日。 なんとか準備も整え、3件目、4件目の当家さんのフォローや準備もしつつお通夜を迎える。 翌日告別式。そして後飾り。とにかく緊張もできないくらいのめまぐるしさ。 合っているのかどうかも確認もできないまますぎていく時間。 3件目の葬儀を控えた前日。5件目の搬送依頼。 続けて6件目の搬送依頼も同日に入ってしまった。。 いったいどうなってるの?? まったく仕事の入らない、練習できるじかんをもらえた月の前半。 後半にはいってたった4日間で6件目の搬送。信じらんない

          葬儀の仕事。超初心者時代。7

          葬儀の仕事。超初心者時代。6

          搬送のデビュー戦の翌日。 葬儀のデビュー戦にむけての当家との打ち合わせ。そして準備。 妹が打ち合わせ、私は式場の準備と手続きにまわり、あっという間に1日が過ぎた。 葬儀当日にむけて明日はどこから準備しようと考えながらなかなか眠れず。。うとうとしていた明け方、なんと次に搬送が!!! いや、まず一つ完了させてから次の仕事にとりかかりたい。。 そうは問屋がおろさないのが葬儀の仕事。 いつはいるかわからいのだ。知っていた。知っていたけどこんなタイミングで。。 しかし進むしかないの

          葬儀の仕事。超初心者時代。6

          葬儀の仕事。超初心者時代。5

          会社に到着し、安置する場所へ車から降ろしたストレッチャーをガラガラさせながら移動。 さあ、ここからが練習の成果の真骨頂! 担架で2人の腕力だけで運ぶところ! うそでしょ? なにかひっかかってる?? っていうくらいビクともしない担架。 頭側は本当に重すぎて動かせない案件。 万が一持ち上げたとしてもすぐ落とすぞ。この重さ。 妹とこそっと話し合った結果 当家の親族(特に男性!)がきてから手伝ってもらって下ろすことにしよう。。 というわけで奥さんと話しながら男性の親戚がくるの

          葬儀の仕事。超初心者時代。5

          葬儀の仕事。超初心者時代。4

          絶望の気持ちと 負けるもんかという気持ちと 日々自分の精神との戦いでした。 そんな16日目。早朝。 たしか4時半ころだったかなあ。 その 時 が来ました。 依頼の電話です。 飛び起きました。 亡くなった人の名前、菩提寺、迎えにいく病院 自宅につれていくのか、会館に安置するのか 練習していた確認事項をきちんと確認して妹に電話! 2人で会社に集合し5時少し過ぎに搬送車で出発。 心配してくれていた母が見送りに来てましたww 母に見送られながら 初めてのことに泣きそうになりながら

          葬儀の仕事。超初心者時代。4

          葬儀の仕事。超初心者時代。3

          ストレッチャーに人を乗せた時の重さ。 想像もつかない その 時 に向けて毎日何回も練習。 その合間に葬儀の流れを確認。 道具を確認。 仏教なのか神道なのかキリスト教なのか。 仏教もいくつにも分かれているらしい。 宗派で使うお道具も意味合いも違う。 そんなことも調べ始めた。 妹と2人始めた葬儀屋。 2人になって15日間、ぴたっと仕事は入ってこなかった。 それでもいつ電話が鳴るのかと思うと全然眠れなかった。 父の葬儀から1ヶ月半、すごい勢いで体重が落ちた。 その15日間はひたす

          葬儀の仕事。超初心者時代。3

          葬儀の仕事。超初心者時代。2

          亡くなった人を乗せたストレッチャーの重さ。 経験する人はなかなかいないよね。 とにかく その 時 が来るまでに何度も何度も 重いもの重いものと思いつくものなんでも乗せて妹と二人で運んでみる日々w あるときは会社に来てくれた人にストレッチャーにのってもらって搬送車への出し入れの練習w 担架にのせたまま妹と2人で運ぶ練習。 運ぶわたしたちも重くて大変だったが、乗ってくれた人も怖くてドキドキだったと思うwww だってわたしたち2人に体を預けるなんて、不安でしかなかったハズ。 そ

          葬儀の仕事。超初心者時代。2