4.お母さんの顔からの脱却

私が仕事を辞めた理由の一つは妊娠が分かったから。
私の生きる目的生まれてきた意味は「命をつなぐこと」だと思っています。それは我が子を産む。だけじゃなくて人類の子孫繁栄のため。と広い意味で使っています。

幸運にも我が子を宿すことができ、2人のお母さんになることができました。
その時から、
「お母さんを頑張ろう。ちゃんとしよう。子どもを第一に。今仕事してないし!」
というモードが強くなりました。

その時はそのモードになれたことがうれしかったし、そうしたかったからやっていたし、自分もそれを楽しめていました。

実はこの4月から夫の仕事が変わって、私が前行っていた仕事内容とかなり近い感じになりました。
仕事の話を聞くのが楽しいし、みおさんならどうする?って聞いてくれるのもうれしい。
でもどんどん羨ましいの気持ちが強くなっていった。

いいな。
私もそうやって子どもを気にせず人と会いたい。
子どものことじゃないことを考えたい。
お母さんの顔やめたい…

そんなことを無意識の中で感じていた折、教員の元気が出る会に久しぶりに子無しで参加できました。独身時代に始めた会(出産後も大切な仲間が続けていてくれた)であり、肩書きのない石倉美生としていられていた頃を思い出せた時間となり、終始感極まって泣きまくりでした。

大学生の参加者の方から
先生は、もっと自然体でいいと思います。
という言葉にグサっときて。

お母さんの顔とか、先生の顔
いい変えれば
お母さんだからこうしなければ
先生だからこうあるべき

みたいなのはいったん全部置いておこう。
いつも私であろう。
誰かからどう見られたい。よく思われたいという思惑は捨てて自然体で生きよう。
そう思えたらすごく気持ちが楽になりました。

役割としての顔を持つことはある。むしろ今の世の中そんな場ばかり。
でも、私として生きる。いられる時間や場所を持つことを忘れてはいけない。

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