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愛を繋いでいこう

2021年7月28日。

「きまっちゃった」
「でびゅー」

焦っていたのか、文字も正しく変換せずに送られてきたその二つのふきだしに、私の胸はドキドキと高鳴り、感動と安堵で目が潤みました。




なにわ男子

デビューおめでとうございます。

なにわ男子ファンの方々も、本当におめでとうございます。


このようなおめでたい瞬間に立ち会えて、とてもうれしく思います。




なにわ男子が気になり始めたのは、つい最近の事でした。

といっても、メンバーの何人かは私もよく知っていたので、厳密にいうともう少し前からなのですが

大学で仲のいい友達でなにわ男子が大好きな可愛い女の子がおり、
その子きっかけで、よく目にするようになり

微力ながら、応援するようになりました。


その友達から、7月28日、
なにわの日

急に電話がかかってきました。

何も連絡なしに電話をかけてくることはめったにないので、私も驚きましたが、ただ緊急事態であることは察知しました。

ですが私がその時いたのは、電車の中。

ド田舎電車といえど、お昼ごろでしたので人も多くとても電話に出でられる状況ではありませんでした。

申し訳ない…と心の中で謝りつつ、その電話が鳴りやむのを待つと
しばらくしてスマホのバイブも止まり、すぐにLINEで謝ろうと電話のふきだしに既読を付けた瞬間

「みけちゃん」という文字と6つの😭が送られてきました。

「ごめん、めっちゃ電車やった」
「どうした」

とすぐに返信するとまたすぐに既読が付き

「やばいどうしよ」

と切羽詰まった様子。

「なになに」

この時点で、今日が何の日か私も気づいていれば何か察することができたのかもなあ。


「きまっちゃった」

「でびゅー」


時が止まったとは、こういうことかと本当に思いました。

そのたった二言に
この界隈では一番のおめでたい言葉「でびゅー」の文字に
動揺するばかりで、「え?」を繰り返すことしかできませんでした。


そしてじわじわと襲ってくる感情、「おめでとう」と心からの気持ち

それらが私の中で膨らみ始め、

声の出せない電車の中で、今にも叫ぼうとしている口を抑え、押し殺し、

「おめでとう」「本当におめでとう」と何度も指を動かすのでした。




あれから2週間。

夢のような気持ちはやがて確信に変わり、「ここからなんだ」という気持ちが高まっているようにも思えます。


本当にそうなんです。

ほんと誰だよ、と自分でも思いますが、

一つ確実に言えることは、
「デビューがゴールではない」ということ。

下積み時代がどれだけ長かろうが、
どれだけjrの時に事務所から推されていようが、

デビューしてからの道は今までと比べ物にならないほど長い。

そして、世界もずっと広い。

今まで、世間への露出が少なかった分、箱庭になっていた活動も
次は、自分たちをまだ知らない人たちに向けて発信していかなければならない。

そうなると、今まで以上に過酷だろうと思います。

見る人が増えれば、好きになる人も増えると同時に非難する人も出現します。
期待されている分、高くなっているハードルも
同世代や先輩への意識も忘れてはいけない。


「デビューおめでとう」のうらにはきっと、「本当に頑張れ」という意味もあるのだろうと思います。

これからもっと厳しくなる世界に向けて飛び立つ大好きな彼らに向けての心からのエール。

たくさんの人がお祝いし、背中を押したその言葉でどこまでも飛んでいってほしい。応援しています。




私のように、デビューしてからそのグループを好きになった人からすれば、

こうして、jrの時から好きだった人を羨ましく思う気持ちがあります。

古参になれるとかそんな事じゃなくて、
やっぱりもっと早くに出会っていたかったという思いが強いからです。

こんなに素敵な人、なんで今まで知らなかったんだろう。

私もjr時代やデビュー当時の伊野尾くんの画像を見てよく考えます。



でも

出会ったその時が、きっと彼との運命の日で

その時よりも少し前に出会っていたり、少し遅く出会っていたら
私は彼を一生をかけて推そうなんて思わなかったのかも。

と思います。


厳密に年や日にちまでは覚えていませんが、
あの日あの時、あのキャラメルポップコーンのCMを見ていなければ
たった15秒の間に少しだけ映る伊野尾くんを見つけていなければ

きっとこんなにも彼であふれる毎日を送っていないと思うのです。




想いの冒険を 忘れずに全部言えるかな
君から聞きたいよ 何回目の僕に出会った?
僕は変わりました 新しい君に出会うために
久しぶりだねって 言えたならここで泣こっか

自分に人生があるように、推しにも人生があって
その中での困難や大きな壁を乗り越えた先にいる新しい自分。

私たちは、何度目の新しい自分になった推しに出会ったのだろう。。

そして推しは、何度目の新しい自分になった私たちと出会ってくれたのだろう。

お互い変わっていく中で、最小公倍数みたいに重なった運命は
何回目でも、お互いが出会うなかでの最短の時間だったのかな。



好きとかって 嫌いとかって
何度だって愛を歌う君が
恋しくって 嘘じゃない本当だよ
また出会おう

どんな推しも愛せる自信があるけれど、時にはそんなあなたに肯定できないことがあるかもしれない。

だけどそれも一つの愛で。

何度目かの自分に戻ってしまっても、

また元の自分に、アップデートされた自分に出会いたいし、出会ってほしい。



僕ら“Ⅱ”を嫌って“Ⅰ”に戻って
何回だって 間違ってきたよ
消えない後悔と 冷めない愛情が恋を再起動する
ほら“Ⅰ”を嫌ってまた“Ⅱ”に戻って
“Ⅲ”になって愛を繋いでいこう
言いたい感情は 伝えたい正解は
たった一つだけ ありがとう





推しとの人生って、楽しいことばかりじゃなくって

自分のことのように悩んで、怒って、悲しんで

いろんな感情が行き来するから、本当にめまぐるしいのだけど


好きという感情が、
そんなめまぐるしい日々も「楽しいかも」と思わせてくれたり、
一つのスパイスになっているから

それを達成できたときは、本人よりも嬉しくなっちゃったりするんです。

そして心からの「ありがとう」が零れるんです。





出会ったあの日から
何回、彼らと出会ったのだろう。

デビューが決まったこれから
何回、彼らと出会えるのだろう。

どんな困難が待ち受けていようと
何回も出会ったのだからきっと乗り越えられる。

笑顔で前を向いて歩いていける。





愛しちゃって 愛しちゃって 愛しちゃっていいじゃないか more

世界がうらやむ恋にはじけよう 2人で始めるStory

焦らずに君の元へ この気持ちを 君だけに


今これまでにありがとう
いつまでも君と「こんな歌あったね」って
出会いを数えられるように






デビュー、本当におめでとう。
これからの活躍に、期待しています。

永遠に煌めけ、なにわ男子。




最後まで読んでいただきありがとうございました!


PS
途中登場した曲はDECO*27さんの『愛言葉Ⅲ』という曲です。
ボーカロイドを中心に活躍されている方ですが
Hey!Say!JUMPに『Letter』という曲も提供してくださいました。

どちらもとても素敵な曲なのでよければご覧ください。

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