同じ空の下

ついこの間、何気なくInstagramをひらくと
伊野尾くんがInstagramアカウントを開設していました。

「あれ、、?!」

“エージェント契約”という言葉の意味を目の当たりにして、心臓がドキンと打たれました。
そっか、これからは伊野尾くん自分自身でこの広い芸能界を生きていかなくてはいけないもんね。
大丈夫かなぁ、きっと伊野尾くんとても不安だよね。
幼い頃からの環境が、がらっと変わってしまった事務所に身を置き続けてくれる彼に感謝する毎日。
事務所を離れていく人の背中を見ても「仕方がない」と思うようにまでなってしまった。


でも伊野尾くんは相変わらず、伊野尾くんらしくInstagramで日々を更新してくれています。

伊野尾くんが落ち込んだり、悩んだりしている姿は確かに見たくはないけれど、もう私の体の一部かのように彼の気持ちには敏感になってしまうから、やっぱりファンとしては心配してしまいます。

でもそんなことを忘れさせてくれるくらい、
Webの更新すら苦手な伊野尾くんが、SNSをとても頑張ってくれている事が嬉しくてたまらない。



自分がアイドルをしていて思う事は、
思った以上にSNSって難しい。

アイドルはだいたい1日に1つは何かを、SNSに投稿します。自撮りや今日の服装、今日食べたもの、ライブのお礼、ファンに向けたメッセージなどなど、、。
コツコツと地道に毎日にでも投稿する事が、知らない誰かに自分を知ってもらう一歩であることをみんな知っています。

だからこそ、自分の発信の仕方を試行錯誤しながら考えます。
ありきたりな投稿では埋もれてしまうSNSの世界で、
自分自身を確立するための何かを探して、毎日投稿し続けます。

また、私はその投稿を観る側、オタク側でもあるので、
アイドルにどんな投稿をして欲しいだとか、こんな投稿に思わず惹かれるとか、こんな投稿だったらいいねをしたり拡散したくなるとか、それもなんとなくは分かるつもりです。


それでもやっぱり難しい。
アットホームになりすぎても排他的になってしまうし、
かと言って堅くなりすぎても距離感ができてしまう。
私を前から知ってくれている人にも最近知ってくれた人や知らない人にもちょうどいい塩梅で届けられる投稿…。考えすぎると頭痛がしそう。


SNSをよく知るZ世代でもこんなに頭を悩ませているのに、伊野尾くんはえらいなぁ、と感心します。
ストーリーひとつでも、ちょっとした言葉だけでも、
伊野尾くんのその“行動”で色んな人が笑顔になれるんだね。



ある日、地方で活動している私のグループは少しハードなスケジュールをこなしていました。
その日は月に一回ある遠征中で、いつもと違う環境で、知らない土地でステージに立ち新しい出会いと笑顔を糧に頑張っている、そんな時に

伊野尾くんのストーリーの更新。

カメラロールを遡ってみましたが、私としたことが、スクリーンショットを忘れていたみたいです。

伊野尾くんをそのまま投影したような、
東京の青くて美しい空と共に

「同じ空見てるかな」
確か、そんな言葉と共にアップしていました。

「今日、めちゃくちゃ天気いいですね」
そんな会話をグループの先輩方と話したばかりだった私は、もう一度真っ青な空を見上げたのを覚えています。


知らない場所でライブをするって、やっぱりとても不安なんです。
知らない私たちを見てくれるのか、知らない私たちのライブで盛り上がってくれるのか、
それでも必ず盛り上げてみせる!と言う自信を持ってステージに立っていても、やっぱりそういう部分の若干マイナスな緊張感はどうしても出てきてしまう。

でも、同じ空の下、伊野尾くんはどこかで生きていて
いま、私と同じ空を見上げて
「いい天気だな」と感じたことが、
なんだかとても清々しくて、心にすぅっと空気が通ったような、そんな気持ちになりました。

伊野尾くんの何気ない言葉が、私を癒して、
応援されているというより、一緒に歩んでいるような。
「頑張って」じゃなくて、「頑張ろう」と言っているような。



今回のツアーグッズ、伊野尾くんがプロデュースしたのは「えらべるJUMP」

今回のツアーのライブ本番で撮影された写真がえらべるそうです。しかも、特典で会場別のメッセージまでもらえちゃう夢見たいなグッズ内容。

ストーリーといいグッズといい、
伊野尾くんはいつでも私たちに寄り添ってくれる。
いつまでたっても、私たちと一緒に歩んでくれる。
伊野尾くんのしょっぱい対応の裏に隠された
とびきりの愛で溺れてしまいそうなくらい。


伊野尾くんのこういうところ、だいすきだなぁ。
いつも私ばかりがすきだと思っていたのに、
いつの間にか私のすきと同じか、それよりも多い「すき」をくれる感じ。
「こんなにいいの?!」とこっちが遠慮したくなるくらいの愛がとても嬉しくて、思わず感極まってしまいます。


SNSで自分を発信する事も、
ファンが求めるグッズを考える事も、
伊野尾くんがそこにいれば全て成立してしまうのに。
伊野尾くんがアイドルとしていてくれたら何もいらないのに。

奇想天外で想像以上。
胸を張って誇れる最高の推しの伊野尾くん。
いつまでもずっと、私のアイドルでいて欲しい。



明日も伊野尾くんと同じ空の下。

いつか、これを読んでくれたあなたにも会えたらいいな。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?