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「慧」

最近になって初めて、『進撃の巨人』を見ました。

面白いとの噂はよく耳にしていたのですが、どんなストーリーかは知らず。

ただエレンという若者が巨人に立ち向かうことと、リヴァイという人がめちゃくちゃイケメンな事しか知りませんでした。

オンライン授業の暇つぶしにでも見ようと、軽い気持ちで見始めるとびっくり。すごく面白くてそのまま一気に1期、2期と一日で見切ってしまいました。

素敵な作品を見つけてしまうと、余韻に浸りすぎてしまうのは私の悪い癖です。治す気はもっぱらありませんが。

この一週間『進撃の巨人』三昧だったので今週のnoteはこれがテーマかな!!と『伊野尾慧』の『い』の字もないことことを考えていた私でしたが、何とか私の伊野尾オタク魂を奪還できましたので、進撃の巨人の話を交えつつ、


今日は伊野尾くんのお名前の話をしようと思います。



「この世界の大半は海っていう水で覆われているんだって。しかも、海は全部塩水なんだって!」
「炎の水、氷の大地、砂の雪原、きっと外の世界はこの壁の中の何倍も広いんだ!」
「ねえ、エレン僕たちもいつか外の世界を探検できたらいいね。」

これは、進撃の巨人のキャラクター、アルミンが主人公のエレンに言った言葉です。

「外の世界」というのは、「壁」の向こう側。巨人と人類を隔てたとてつもなく大きな壁の向こう側の事です。

巨人が彼らを襲う前、こうしてアルミンは壁の外に希望を見出していました。


子どもが自分の将来を見据える時、その目はいつだって希望に満ちています。

これからどんな未来が待っているんだろう、きっと楽しいのだろう、あの人みたいなかっこいい大人になれるかな、…

アルミンのこの言葉を聞いていて、思い出しました。

友達にこう聞かれたこと。


「ねえ、みけちゃんは子供が生まれたらどんな名前を付ける?」


きっとその時、アルミンにそう言われた時のエレンと同じ気持ちだったと思います。ピンと来なくて、何言ってんだって。そもそも子供を産むなんてまだずっと先の話なのに。

その時私はなんて答えたかは忘れましたが、多分なんだかんだその日ずっと名前を考えていたのだと思います。とびきり可愛くてかっこいい名前を付けようという一心で。


名前は唯一無二である自分を表すもの。
一生を共にする名前ならば、せめて特別なものがいい。



伊野尾くんの苗字

彼の名前の苗字は全国順位62,521位、全国人数およそ20名というかなりレアなお名前。『伊』は伊勢や伊豆を表し、『野』は自然のままの広い地域『尾』は接頭語か小さい開発地を表すそうです。

名前からその人の人生を占ったりすることもありますが、あながち間違っていないなと思います。

伊野尾くんが好きな建築も一種の「開発」。JUMPのアイデアマンでもある彼に案外フィットするのです。

また、「自然」という意味は、伊野尾くんが大学時代に東日本大震災を中心に研究を進めていたこと、最近ジャニーズウェブで出会った昆虫を紹介する(?)「昆虫web」を始めたりと、自然と向き合う伊野尾くんにぴったり。


上の名前が珍しいことから、メンバーや仲のいい俳優さんたちから「いのちゃん」と呼ばれることが多かったり、ジャニーズでは上の名前に「くん」を付けて呼ぶため、「伊野尾くん」と呼ばれることが大半です。



でも、みんなには見えないところにこそ、魅力はつまってるものですよね。



伊野尾くんの名前

『慧』

これが伊野尾くんのお名前です。

この字自体の意味は「賢い」です。


この『慧』という漢字の『心』の上の部分はもともと『彗』と書いていたそうです。

これは、ハレー彗星などに使われる天体系で見られる「彗星」、「ほうき星」を表します。

彗星は太陽の周りをまわる天体の中でも、ガスや氷が尾を引くように移動しているものを指すそうです。

この尾を引く様子から「ほのかに光る」と連想。「心」を組み合わせて
心の中のかすかな光→一瞬のひらめき→才知の巡りが速い」と変化。

それが「賢い」や「知恵」などの意味につながったと考えられています。


「ちえ」という言葉には、「知恵」と「智慧」の2パターンがありますよね?

「知恵」のほうは、知識などに基づいて適切に物事を処理する能力。

「智慧」のほうは、仏様に通じて悟りを開き、真理を明らかにした状態。

「智慧」は「知恵」よりも高度で、体現が難しいといえます。


また、『慧』には道理を見抜き疑いを解く力という意味もあります。



この記事を書くために改めて調べなおした漢字でしたが、正直震えました。

伊野尾くんの名前にはこの『慧』が一番似合う。

敬、慶、啓、圭、佳……。いろんな『けい』の漢字がありますが、

彼の名前の『けい』はきっと『慧』しか当てはまらないんだと思いました。



すごいのは、伊野尾くん自身が、その『慧』の意味を決して裏切っていないということ。

「賢い」「頭の動きが優れている」「才知が機敏に働く」「事の道理を見抜く力」……。

名門大学を卒業した「賢」さ、
バラエティーや情報番組で気の利いたコメントをする「頭の動きが優れ」た姿、
大学で勉強した知識、特技であるピアノなど自分の経験をここぞというときに披露する、「才知が機敏に働く」姿、
雑誌撮影、お芝居のお仕事でも、求められているイメージを少ない言葉で瞬時に理解する、「事の道理を導く力」

すべて伊野尾くんの持っている武器であり、私が伝えたい魅力です。





壁の向こうには大きな巨人がいて

自分の未来なんて誰にも分らなくて

どれだけ絶望や不安が心の中に渦巻いていても

もがいて進んだ先にみえた一筋の光は、間違いなく

希望と、いつか語った夢に満ちている。




伊野尾くんの『慧』というお名前は、どこまでもまっすぐに彼を表していました。

まるで彼の今までの困難や苦悩をあざ笑うかのように、強く。深く。


名前の陰に隠れた、彼の素敵な魅力も

いつかたくさんの人に知ってもらえますように。


そして、伊野尾慧くんの人生が笑顔でいっぱいでありますように。




最期まで読んでいただきありがとうございました!

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