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そら

夏の入道雲が押し寄せて、照り付ける日差しは地面を反射して

まったく懲りないなと思います。

どれだけ太陽は私の肌を黒くすれば気が済むのでしょうか。


中学はテニス部で日焼け止めも塗らず、女子力という単語を自分の辞書から抹消してまで熱中していましたが

毎日友達や先生からいじられ、そんなのもおいしいと思いつつ、美白になりたい夢を持ち続け

卒業式には「高校生の私、クッソ美白だから!!」としっかりと盛大なフラグを立て

その高校では水泳部に入るという、華麗なフラグ回収をおこない…。


水泳は半年でやめてしまったものの、夏の合宿まではしっかりと参加していましたので

約3年半、太陽の光で培ってしまった私の肌はどんなに対策をしても黒いまま。地黒になってしまいました。


なんであの時日焼け止めも塗らずに部活なんかしてたんだろう。

部活の先生と一緒になって、休憩中に日焼け止めを塗りなおす後輩に「それ、オイルに変えるぞ!」とか言ってましたからね。

ほんとごめん、後輩。私が間違ってた。


最終下校時間が18時なのにもかかわらず、17時55分に部活が終わるもんだから

急いで着替えて、更衣室の鍵も誰かが時間を犠牲にしてまで返しに行って、

校舎の入り口から正門までやたらと長いピロティを

夕焼け空の下、必死に走る。


「おーーい!!あと1分ーー!!」と顧問が叫んで、
「コートダッシュのあとにこれは無理ーー!!」と私たちも叫んで。

なんだか今、めちゃくちゃ青春してるなって思いながら夕日に向かって駆け抜けるんです。




私の高校は高台にあり、山を削って建てられたような自然いっぱいの場所なのですが

帰りには、とても綺麗な夕焼けが見えます。

少し早く帰る日でも、青空が目の前に広がっていて

思わず写真を撮りたくなってしまうんです。

今日も一日よく頑張ったと自分を褒めて、今日の晩ご飯は何かと考えて

「あー、帰りたい」「今帰ってるやん」
と、たわいもない会話をして下る坂道が気持ちよかった。




そんな、学生らしい学生生活を送っていた、

あの時の私に聞きたい。


「ねえ、空って何色?」





今日は、伊野尾くんの「青色」についてお話しようと思います。






アイドルを好きになってから、

いろんなものの色を気にすることが多くなりました。

アイドルのイメージにもなるメンバーカラーは、時にオタクを悩ませます。


このポーチ、ベージュが可愛いんだけど推しカラーの赤色もあるんだよなぁ
私にはこの色があってるんだけど、せっかくなら黄色がいいなぁ

別に何色だっていいし、好きな色、似合う色を買えばいいのに
推しの色を持っていたらなんだか特別なものを持っているように思えるから

悩みに悩んだ結果、結局推しカラーを買ってしまうんですよね。


Hey! Say! JUMPはメンバーの人数が元々多いため、8色という多様な色で一人一人の個性を生かした演出や、衣装が多いです。

ステージ上のライトや文字、一見全員おそろいの衣装かと思えば、背中のチェックがそれぞれのメンバーカラーであったりして、
ユニークで、それでいてJUMPらしさをいつまでも忘れない。
本当に素敵。



伊野尾くんは、青色担当の男の子。

青はクールな印象を与える、メンバーカラーの中では定番の色です。

戦隊ヒーローで言う、赤色の親友とか、なんなら主人公より人気があったりするキャラクターのポジ。

赤色の元気いっぱいさとは真逆で
大人っぽくて、いつもツンとしていて、頭の回転が早い……。

その印象を聞いて、
あながち間違っていないのがうちの青色担当、伊野尾くんです。

クールで、実はツンデレ。
メンバーの中ではお兄ちゃんで、頭もいい。
実際、うちの赤色のエース山田くんとは、一緒にライブの構成を考えたりもするので、山田くんにとってもすごく優秀な1人のパートナーだと言えます。



青色は見た目のイメージだけじゃなくて、
その色のものまで、とてもきれいで美しい。


例えば、紫陽花。

薄い青色や紫色が主流ですよね。

しとしとと降り注ぐ雨の中、美しく咲くその花は
小さくかわいらしい花をたくさん集めていて

まるで小さな一つの力がやがて大きな力に変化していくような
実は、強くて優しい花。


6月生まれの伊野尾くんの「青色」は今年も綺麗に咲いていました。



若くて、まだ未熟な状態のことを
時に人は、「青い」といいます。

自分の興味が掻き立てられるものには、ハングリー精神を忘れない伊野尾くん。

無邪気に、好奇心旺盛に、

そんな伊野尾くんの仕事やプライベートへの姿勢は、色んなことを気づかせてくれる。

まだ「青い」状態である自分を、
どんどん色付けて、やがてひとつの果実になって

『伊野尾慧』という人物が1人、また1人、とたくさんの人に知られてゆく。

その中のひとりが、伊野尾くんにとってきっと大切なそのひとりが
自分であることが、今日もとても嬉しいと思えます。




青色、空の色

どこまでも高くて、果てしなく広い。

人生で1番青春してたであろうあの時、赤く染った夕焼けや、透き通るような青空を見上げて、

笑ったり、泣いたり、
出会ったり、別れたり、

私たちを優しく包むみたいに見守っていた空は
青色だけじゃない、たくさんの色に染まっていたはず。

まるで、喜怒哀楽で歩んでいく人生をそのまま空に投影したような。


伊野尾くんの「青」は、そんな空の色にもちなんでいるのかな
とか思ったりして。



明日も伊野尾くんが笑っていたら
明日も伊野尾くんが楽しい一日を送っていたら

きっと明日の空は輝くほど綺麗な「青」


伊野尾くんの「青」は今日も唯一無二。




最後まで読んでいただきありがとうございました!

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