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覚醒するは•••汝にあり!特別編1.



人生に於ける、美学を考える
ライフ•エステティックス


答えがなくてもいい時代の
フライデーナイト•ヒーリング


第一章:呼吸法


1.何故、呼吸なのか?


 お約束どうり、金曜の夜になりました。

 皆さんに、お読み頂き、またお会い出来ましたことと、この記事が、間に合ったことに感謝いたします。

 何故、最初に呼吸法か、と申しますのは、呼吸が、顕在意識と潜在意識との接点だからです。

 されど、この呼吸、実は、呼吸に始まり、呼吸に終わると言ってもよいくらいに、後でお話しする、重要な要素を含んでいて、其れにより、

単に呼吸をするだけの効果ではなかった事が、更に分かったからです。


 私達は、普段は、無意識に呼吸していますが、深呼吸をする時は、意識して呼吸する事もできます。

 
 故に、潜在意識への速やかなアクセスは、この呼吸を自在に使えることで、一見矛盾しますが、意識して、無意識領域に入ることを意味します。

 しかし、呼吸のメカニズムを知れば知るほど、一番シンプルな、何故、呼吸法?
という問いに答えられる人が、ほとんどいlなかった事に気付いたのです。

 端的に言うと、人は、呼吸を無意識的にも意識的にも行っていて、呼吸が意識と無意識、不随意と随意の両方の架け橋なのです。

 つまり顕在意識で呼吸の回数や深さををコントロールしながら、無意識でも呼吸を続けることができると言う機能と能力を人間は持っているということです。

 無意識下で延髄の呼吸中枢で制御され体に必要な酸素を供給できるのも、体を動かしたりして、沢山の酸素が必要な時に呼吸が激しくなるのもこの呼吸中枢のお陰です。

 多くの皆さんが経験している事と思いますが、例えば、嬉しいことやショッキングな事があると、その感情の動きにより、視床下部や大脳辺縁系にも影響し呼吸が一瞬止まったり、呼吸が荒くなったり、呼吸のやり方や呼吸数や呼吸の深さなどを意識すれば、これその大脳皮質の錐体経路からも影響を受けるので、呼吸を整えることで、自立神経と生体神経の両方を整える事も可能になるのです。

 其処で皆さんは、では、どんな呼吸をすればいいの?と思われるでしょう。

 大まかに大別すると、胸式呼吸、腹式呼吸、胸腹式呼吸と丹田呼吸、そしてヨガの鼻呼吸、声楽や武術などにも呼吸法がありますが、ヨガの呼吸法には、他にもたくさんの呼吸法があり、これらの呼吸をマスターするだけでも、時間が許せば、これまた一興です。

 つまり、それぞれの呼吸法は、それぞれの目的で考案され、能力や技術の習得等の目的と、心身の健康維持に有効なのです。

 しかし、深い呼吸をすると逆に過酸素になり、時にパニック障害や、PTSD等の発作のある人には、過呼吸になり、酸素過剰になり、その症状が増幅されることもあるので注意が必要です。

 此処で申します呼吸とは、専門家のアドバイスや見守りを必要とするような、呼吸法ではありません。


 此処では、自然界にある波動に合わせて、呼吸を整える、日常生活のなかでできる、呼吸法のお話をしたいと思います。

 
 今回ご紹介する方法は、初心者にもすぐ実行できて簡単な方法で、尚且つ、イメージトレーニングの時でも同時にできます。

 更に、何故それをするのか、と言う必要性の点からも後程お伝えしたいと思います。

 あくまで、個人的に良いと思う方法ですが、今まで、この簡単な瞑想呼吸が、合わないと言われたことは、一度もありませんが•••。

 合わないと思われる方には、お勧め致しません。

 人間は、息をしないと死んでしまいますが、意識的に息を止めて死ぬこともできません。

 この不可思議な呼吸に関しての疑問は、長年の私の疑問でしたが、解明しようとしているうちに、意識と無意識の領域と、心理学でいうところの、潜在意識の存在に行き着いたのです。

2.エネルギー変換とアイデンティティとしての呼吸

 もう一は、呼吸が、敏感で繊細な感性を、変換させ、勇敢な行いや、奇跡的な働きをする時のエネルギーやパワーに影響しているのではないか、と言う事です。
 
 古来から、日本の武将は、武術もさることながら、芸事や茶道を嗜み、かの有名な、幸若舞の「敦盛」の舞の謡曲、「人間五十年、下天のうちに、比ぶれば•••。」の織田信長が本能寺で、最期に謡った様に、戦いの前等で曲舞を舞いながらお謡いをする事で、普段とは違う呼吸の方法で、自らの精神状態を整えていたのかもしれません。
 
 或いは、非日常の物語の中に入る事で、エネルギーの転換をはかっていたのかもしれません。
 
 例えば、もしも、今、国を追われて、身一つでどこかよその国へ逃げなければならなくなったら、今、身につけている自分の技能や芸事が、身を助ける事になるかもしれませんし、その思想や死生観等の考え方が、自分自身を支えて、目に見えない強力な財産となり得るかもしれないのです。
 
 ヨーロッパの吟遊詩人と呼ばれていた人達は領地を失ったり、追われたりした貴族だった様に、音曲を奏で、詩を即興で吟じるだけでなく、華麗な彼らの身のこなしや、教養溢れる知識やウィットのある会話や衣装が、権力者の宮殿やサロンで持て囃され、当時のファッションリーダー的な役割も果たしていて、文字どおり、芸は身を助けていたわけです。

 全てを失った時、最後に残るのが、この呼吸という行為、つまりこの地球上にある無償で与えられた、目に見えない力であることに気付き、更にもっと他の見えない力に生かされてきた、と言うことにも気付けるのです。

そして、一番大切な事は、空気と光と波動は、この地球上の何処にいても、届く無償の贈り物であると言う事です。
 
この恩恵を、呼吸で単に息をするだけではなく、他の要素も取り入れ、光と波動を同時に感じる事が、此処で言う瞑想呼吸の概念なのです。

 此れを大いに享受して、自分自身の癒しと覚醒の為に、感謝して活用すべきだと言う事に、思い至ったのです。
 
 それが、この美しい地球🌏で、生きていると言う自分自身のアイデンティティを支える事になるからです。
 
 この記事と、以前の記事、” 苦難を超えて栄光へ “ のサブタイトルでもある、” 人生に於ける、美学を考える、ライフ•エステティックス(人生美学)” にも繋がるのです。

 つまり、その人の生き方の美しさが、人生を生きた証として最後に、星に還る時に残るのではないかと思うのです。

 呼吸や瞑想が、皆さんにとっての理想とする人生での、美しくしなやかな生き方に、少しでもお役に立つことを願っております。


フライデー•ナイト•ヒーリング
プログラム 今後の予定


*また、いつもの様に、予定は未定であって、決定にあらず、です。

1、瞑想と呼吸
   何故、呼吸なのか?
   腹式呼吸と丹田呼吸の違いとは?
   何故、マインド•フルネスが、続かないか?
   呼吸で、いちばん大切な事はなにか・・・
   カルペ・ディエムの意味
   (フォーカシング)
   瞑想•呼吸•自己暗示•ライト•ワーク•プレ•
 イメージング、自己誘導•劇場のイメージ
   自律訓練法
  カラー•ブリージング
  カラー•ヒーリング
  原子脳の活性化の為のワーク
  
      フライデーナイト•セルフヒーリング
  のバス•タイム

2、光と色の癒し
  自然の光を浴びる
  朝日を拝む
  緑の光線とは
    平安貴族の遊び
  カラーブ•レッシング
  カラー•ヒーリング
 
3、音の癒しと波動
  宇宙の波動
  シューマンレゾナンス
  目に見えない気を感じる
     重力と重心
  ダウジング

4、香りの癒し
  最も原始的な嗅覚
  脳にダイレクトに届く
  薫物合わせと香道
  記憶と香り
  (ジャン•ギャバンの映画の台詞)
  プルースト効果

5、イメージ•トレーニング
  言葉による癒し
  脳内ホルモンと残像
  イメージとビジョンの違い
  思考は実現化する実験
  
6、感覚遮断
    浮遊感覚
    無重力感覚と至高体験
  誘導瞑想
  ラ•ポール

 
7、美容と癒し
    水の情報
  天然のものを使う
  既存の物に頼り過ぎない
  自己肯定感と美容
  天然石の効用
  
8、食べ物と癒し  
  未精錬の物
  酸化しない食べ物
  血管に良い食べ物
  健脳食
 
9、イメージ•リーディング
  ビジョン•リーディング
  マインド•トリップ
  地下室の階段と二つの扉
  
10、自己のアイデンテティ
  二つの習い事
  リベラル•アーツと趣味
  

11、これからの変化への対応 
  地球と 宇宙の環境の変化
  価値観やマインドの変化
  見えない世界と異次元の存在
             
              順不同     


朝焼けと帛と卵


フライデーナイト・セルフヒーリング


第一章


3.再び、何故呼吸?

 
 最初に、呼吸法に行き着いたのは、二十代の頃ヨガを習っていた時でした。
その時に、体の不調も、心の不調も、この呼吸法を習慣的にやっていると改善できる、と言うことがわかりました。

 そして、思春期から拒食症で呼吸が浅かった私は、体が弱く神経質な自分に気付き、腹式呼吸をする様に努めてはいましたが、もともと肺活量が少ない上に、呼吸が浅く、上手く出来なかったのです。
 
 丁度其の頃、交通事故に遭ってしまい、それ以来、自宅から遠いヨガ教室に通うことも専念する事も出来なくなってしまい、ヨガを諦めてしまいました。

 その後、ラーマーズ法の呼吸法を知り、呼吸の浅い胸式呼吸と腹式の呼吸法をその都度状態に合わせて変えることで、調節することを知りましたが、それも、その時だけの事でした。

 再び、この呼吸法に出会うきっかけは、実家の母が癌の余命宣告を受け、看病に明け暮れている時でした。

 現代の医学でも治せない母の癌が、もしかしたら他の方法で治せるかも知れないと思い、漢方や民間療法を探している時に、丹田呼吸法という呼吸法に出会ったのです。
 
 しかしながら、癌の予防には有効と思われる方法を試しても、癌の最終ステージの母には通用せず、抗癌も効かないとなれば、せめて痛みだけは軽くしてあげて、強い副作用を伴う抗癌剤はやめて、あとは漢方などの薬に変え、充実した楽しい時間を過ごせるようにし、奇跡的にも、余命3ヶ月が2年半以上に•••その間、子供たちが健やかに成長していく姿を見せることができたので良かったと思っています。

 この丹田呼吸法は、病になる前の予防や、症状はあるものの病気としての診断には至らない未病段階での予防が期待できるそうです。

 しかし、当時は忙しくなり始めた頃でしたので、落ち着いてできる環境も整わず、今の様に、インターネット等の情報がなかった時代でしたから、習得するのが難しかったのです。

 次に、切実に呼吸法が必要になったのは、受験生を教室で教えていた時のことでした。
 

4.教室での呼吸法の取り組み 


 既に、潜在能力を実感するための実験的授業は、スタートしていたのですが、母の看病で英語教室は一時閉室しておりました。

 しかし、ご近所の受験生を教えることになり、受験生の不安定な心を整えるには、この呼吸法が有効ではないかと考え、潜在能力を意識してもらうことや、ヨガの呼吸法や、波動を意識した簡単な呼吸法等をしておりましたが、それが有効だったのかどうかは分かりませんが、その生徒さんは、見事に志望校に合格を果たす事が出来ました。
(苦難を超えて、栄光へ、Vol.1)

 その後、教室を再開し、幼児教室を開室することになり、同時に胎教、障害児、そして徐々に、必要に応じて、不定期の講座を増していき、お母様達や大人の方のヒーリング講座も開設することになっていった時に、再び、この呼吸の重要性に気付いたのです。


その時、考えたのが、瞑想呼吸法を儀式の様に習慣化するということでした。


 ところが、幼児期の三歳までの幼児には、深呼吸をしようと言っても、いうことを聞かず、意識的な呼吸をさせようとしても出来ないのです。

 そうすると、お母さん達は、
「先生、なんでうちの子は呼吸しないんでしょうか・・・?」
と言われ、私が、
「いや、呼吸はしてます。しなければ、死んでしまいますから・・・。」
と、お笑い話になっていましたが、答えは簡単です・・・。

したくないからです。


そうです、したければするだけなのです。

そして、お遊びで呼吸法を取り入れて、喜んで出来る様になったら、今まではいやと言ってしなかった子が、深呼吸までするように・・・。

 そしたら、お母さん達は、
「先生、うちの子は、やめなさいと言っても、深呼吸するのやめないんです・・・。」
そして、私は・・・。
「どっちやねん・・・。」
と、なっていました。

 それもそのはず、五歳までのお子さんは、” 子育てと癒し、特別編 “ にも書いたのですが、そもそも、この意識無意識の境目がないのです。
いや、出来つつある途上なのです。

 そのことを、お母さん達は、頭では理解はしていても、いざその場になると、なるほどと思えないのが親心・・・いいのです、それで・・・完璧な親はいませんから。

 
この時期は、実際に深呼吸が出来なくても、習慣だけにとどめておけばよいのです。


 年中さん以上の生徒さんには、簡単な三段階のステップで軽い呼吸法を、毎回の儀式として、英語のクラスでは英語でやってました。
(約三分ぐらい)

 イメージを具体的にする時関与している脳内の機能を活性化しながら、波動に呼吸のテンポに合わせる方法は、オリジナルですが、いつの間にか全体のスタンダードになってしまい、しかし、オリジナルで考えた私が、逆に習うという不条理な経験をし、何故、この方法が有効かの質問をしても、だれも答えられなかったのです。
(苦難を超えて、栄光へ、Vol.2)


5.腹式呼吸と丹田呼吸の違い

 
 腹式呼吸と言うのは、皆さんお分かりでしょうが、丹田呼吸と言うのは、平たく言うと、丹田を意識する呼吸で、腹式はお腹に、丹田は気をお臍の下に集中させ、力は抜かず、力まず、寧ろお腹を凹ませる感じで吸い、吸う息の倍くらいの長さ吐く息の長さを調整します。
 
 今回は、其の違いだけで、詳しいやり方は、今回の目的ではありませんので、割愛致しますが、私がやってみたら、胸式呼吸にしかならなかったのです。
 
 そこで、丹田呼吸を薦めている、病院の先生に聞いてみたら、腹式の様にお腹全体を膨らませるのではなく、寧ろ凹ませながらも、丹田を意識し尚且つ胸式にならない様にする事、と、同じ答えです•••?

 腹式をしながら、何とか、丹田呼吸を掴みかけたのですが、マニュアルだけでやっても、上手く行きません。

 要は、お腹のお臍の下にある、丹田やその周りの血流や気の循環を良くするのが、目的で、腹式や丹田などの呼吸法をする事が、ポンプの様な働きをし、太陽神経叢やその周りの血流や滞っていた気が、スムーズに流れるということらしいのです。

 やっているうちに、出来る様になるでしょうから、何時かはマスターしたい呼吸法です。
  

6.マインドフルネスは、何故続かないのか?

 これも、先ほどの幼児の時と同じで、答えは簡単です・・・。

そうです・・・正解!

やはり、やりたくないからです。


ただし、やりたくない場合と、できない場合があります。

できない場合は、無理にしなくてもいいし、したくない場合もそうです。

 前回申しましたように、精神疾患やパニックや鬱の場合、過呼吸を起こすこともありますので、できればその事に関しての知識を持った専門家や、ご自分でできる範囲でやることと、呼吸や瞑想がご自身が心地よさを感じる程度にとどめておく事が必要です。

 
 今まで、教室ではその様な経験はありませんでした。
 呼吸法が上手くいったのは、信頼関係が築かれていた、子供達とお母様方のお陰でした。

 もう一つの理由は、あまりにも広範囲で、これさえすれば、決定版というものがないのです。
 
 ピーラーの方にきいた話しですが、精神療法では、幾つかの療法を組み合わせ、専門家のいるところで、一日中見守られながら、何日もやり、帰った後にやらなけれ、また、元に戻ったりすることもあるそうなんです。

 実際、いろんなやり方や考え方があり、仏教思想的なものから、心理療法的なものまで、企業の社員のパフォーマンスの為、メソッドとマニュアルを駆使した、フローからゾーン状態にまで持っていく手法とかがあったり•・・。
 
 日本では、過去においてあまり関心がもたれていなかったのですが、最近急に言い出されているのですが、その理由は、何故だかわかりません・・・。

 7年くらい前に、プレゼンで此の潜在意識の開発と活用をテーマにして、参考にマインドフルネスの話をしたら、「宗教家か思想家にでもなるつもりか。」と言われ、とても驚きました。

 既に、その頃の欧米の大学や米国企業では、研究が進んでいて、企業では、社員教育レベルでの活用が始まっていたからです。

 実利成果主義のアメリカでは、企業で成果が出ればそれが主流になるのは当然の事なのですが•••。

 私が考えていたのは、企業だけではなく、教育や個人の自己啓発やヒーリングに気軽に応用できて、しかも効果のある、日常感覚でもできる方法でした。

7.呼吸法で、大事な事

 
それは、無理にしない事です。

次は、イヤイヤしない事です。

そして、誰でも気軽に、日常生活で、習慣化出来る事です。

 これは、何にでも言えますが、目的は、呼吸法が目的なのではなく、呼吸する事で得られる心地よさが、どの様に脳内の他の部分の機能と連動して、脳の深いところに情報が届くか、と言うことにあります。

 そして、呼吸だけでなく、瞑想に入る前の軽いウォーミング•アップになる事も同時にすると効果的ですが・・・。

一番大切な事、それは、呼吸が宇宙の波動と調和しているという事です。


 呼吸のやり方や、深さや、回数ではなく、宇宙の波動と、ご自分の波動を調節して整える事です。

 
 分かり易く言うと、チューニングの様な事かな、と、思います。


コツは、自分の呼吸のリズムを知り、それに宇宙波動を少しずつ調節し、合わせていく事です。

 
 それには、誘導する方が注意深く、される法の呼吸の状態を観察し、言葉の速度を合わせていき、次第に波動のペースに慣らしていき、その人から、宇宙の波動の速度に誘導していくのです。

簡単なやり方を、別の記事にも書いています。


8.フォーカスとコントロールとは

 
 簡単に言えば、今に集中する、と言う事です。

不安を先回りして感じたり、過去に嫌な事があったら、それをまた思い出したりすることを回避するために、今、現在に集中するのです。
 
 今、たとえ、些細な事でも、楽しい事があれば、其れを最大限に楽しむ事です。
 
 そして、積極的にそれらの楽しみを作り出す事
です。
 
 それらに集中して、フォーカスした状態を続けることで、不安や過去の嫌な思い出を思い出さない様にすることです。
 
 教室では、いろんな場面を想定し、イメージをする事で、ゲーム感覚で、やっていました。
(覚醒するは、汝にあり!Vol.29)
  
 もう一つは、自律訓練法をお勧めいたします。
 
* 注意事項といたしましては、先程申しました、専門家の治療やカウンセリングが必要な方は、専門家のアドバイスを優先し、決してご無理をされない様、また、合わないと思われる方には、お勧め致しません。

9.カルペ•ディエムの意味

 
 最初の頃に書いた、SFの記事に出てくる学園、
“ スコラ•カルペ•ディエム ” は、古代ローマの、ホラテウスの詩で 、
” 今日一日の草を刈る “と言う一節から来ています。
 
 つまり、今日のことは今日、明日のことは明日が思い悩むであろう、と言う聖書の、マタイの福音書6:34の言葉と同じよいな意味だと思うのですが、今も昔もかわらずに、人の悩みは尽きる事が、なかったようですね。
 
 つまり、フォーカスの事を言っているのだと、解釈いたしました。


10.カラー•ブリージング
 

 まず、ゆったりした長椅子か、ベッドに少し上体を起こした状態で、軽く座ります。
 
1. そして、瞑想呼吸と同じ様に呼吸していきます。
2.    その時に、必要な色のイメージをして、その色の空気を鼻から吸い込むイメージをします。
3. 美容や健康に必要な色で、お勧めは、ピンク色ですので、最初は、小さなピンク色の綿帽子や雲の様な小さな玉が飛んできて、其れが段々大きくなり、空気になって、鼻から入るイメージをします。
4.  そして、息を止めた間に、しっかり、理想の自分の姿を、一つ一つ、思い浮かべます。
5.あまり沢山欲張りすぎない様に、二つか三つぐらいにいましょう。

 約半年ぐらいで、少しずつ改善していきます。

 カラーヒーリングも、このカラーのイメージを患部にしたり、体の各場所に良い色を、服装やインテリアにとりいれると、良いと思います。
 
 体の各部位や、温冷の感じが、体温になって、現れる事は知られていますが、この色は、味覚や感情の変化にも関係いしているようです。
 
 体の各部位と、関係する色は、次回の記事をご覧下さい。 

11.自律訓練法 

 それでは、フォーカスして、コントロールすると言われても、何をどの様にしたらよいのでしょうか?
 
 今に意識を集中させ、自分の望む、心地よさまで自在に、コントロール出来るようになるには•••。

 これは、ご自分でも出来るので、一度は経験者の人から誘導してもらっても、最初からご自分てされても良いですが、あとは、ご自分でなさる事をお薦めいたします。

 何時も、他の方がそばにいるとは限らないし、いつも聞き慣れた、ご自分の声が効果的なのと、心の中で言うだけなら、いつでもどこでも出来ますから、便利です。
 
* 但し、慣れるまで、万が一のことを考えると、
近くに他の人がいらっしゃる場所で、なさる方がよいかもしれません。
     
 以上、呼吸法と、自立訓練法の説明と、ご注意点を、お話しいたしました。
 
自律訓練法は、やり方を書いておきます。

      自律訓練法

 
 他人に誘導してもらう方法と、自分でやる方法、がありますが、私は、ご自分でやる方をお勧めします。

 声を出してやる方法、心の中でやる方法、聴き慣れたご自分の声で、録音した物を使われる方法の三つがあります。
 
 この中では、ご自分の声で録音される事をお勧めいたします。

 何故なら、一番聞き慣れていて、入りやすいからです。

 また、誘導してくれる人が、信頼できる人や、声がなじみ易いご家族の方でも効果的です。
 
*また、専門家のアドバイスが必要な方は、ご自分でも、他の方の誘導でも、無理になさらない
方が良いでしょう。

 其れでは、•••

1. 準備

  ゆったりとした椅子に腰掛け、背筋を軽く
  伸ばして、目を閉じて、体の力を、頭の上
  から順に、つま先まで、各部位を意識し
  ながら力を抜いていきます。

 順に言葉に出して、言いながら行って下さい。


2. 誘導
 
 最初に、呼吸を軽くしましょう。
 
 これから、私の言う事をイメージして下さい。
イメージだけで良いですよ。

さあ、此れから、あなたは、体の力が、頭から順に、段々と、抜けていきます。

     頭の力が、抜けていく•••
     
   *(次に行く時には、数秒間、間をおいて)
     
     首の力が、抜けていく•••
    
     肩の力が、抜けていく
     
     胸の力が、抜けていく•••
     
     背中の力が、抜けていく•••
     
     腕の力が、抜けていく•••
     
     お腹の力が、抜けていく•••
     
     腰の力が、抜けていく•••
     
     お尻の力が、抜けていく•••
     
     太腿の力が、抜けていく•••
     
     脛、脹脛の力が、抜けていく•••
     
     足の力が、抜けていく•••
     
     足の指の力が抜けていく•••
     
     足先の力が、抜けていく•••
 
 体の力が、すっかり抜けて、リラックスした
楽な状態になっています。

 3. 次に、からたの重ささを感じて 下さい。
   
  身体が、重い•••
  腕が、重い•••
  足が、重い•••

4. 今度は、温かさを感じます。
  
  身体が、温かい•••
  手の平が、温かい•••
  足先が、温かい•••


 5.  次に、足先から順に、力が徐々に入っていきます。
  
  足先に力が、戻る。
  
  足の指に力が、戻る。

  足に力が、戻る。

  脛、脹脛に力が、戻る。

  太腿に力が、戻る。

  お尻に力が、戻る。

  腰に力が、戻る。

  お腹に力が、戻る。

  腕に力が、もどる。

  背中に力が、戻る。

  胸に力が、戻る。

  肩に力が、戻る。

  首に力が、戻る。

  頭にちからが、もどる。

  1. 次に、体が軽くなっていきます。  

  足が、軽い。
  身体が、軽い。
  腕が、軽い。
  頭が、軽い。
  

 6.  最後に、額まで来たら、額が涼しいと
    感じて 下さい。
 
   額が、涼しい•••。

5.   はい、目を開けて、静かに、呼吸します。

•••整った感じがします。

*最後に、素の状態に戻るのが、お約束です。 
必ず、元の状態に戻しましょう。
 
 随分と遠回りした挙句、随分と具体的になってまいりましたが、いきなり、マニュアルをやっても、大した効果は得られませんが•••。。
 
 理解して、なるほどと気付いて、腑に落ちることを経て、習慣化し、実践する事が苦にならないと言う方法でなければ、続かないからです。
 
 ここまでの記事を読んで来られ、納得され、気付かれた方から、この呼吸法が有効となっていきます。
 
 受験生や、オーディション前の生徒さんが、僅か二ヶ月か三ヶ月の数回の授業て、切実に求め、学び、理解し、挑んだ結果が入試やオーディションの結果だったからです。
 
 覚醒による次元上昇とは、意識レベルで、切実に求め、気付いた人から移行していくのです。
 
 さて、最後に呼吸法を、実際にやってみましょう。
 
 実践のワークショップではないので、頗る、やりにくいのですが・・・。


 

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