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子育てと癒し•天使の育て 特別編 1.


地頭、自前、自力を育む、これからの子育て


 昨年迄の記事では、私自身の経験や実感から、これ迄の、子育てについてのお話しに加えて、これからの子育てについての、私の考えをお話しして参りました。
 
 今年になって、直ぐに降りて来た直感によりますと、これからの子育てで大切な事・・・

それは、ズバリ申しますと・・・

天使さん達の、脳を護ると言うことです。

 
 昨年の、” 子育てと癒し•天使の育て方Vol.15 “  の記事の中で書いた事が、此れからは必要になってくるのです。
 
 今年になってからは、「地頭、自前、自力 」のテーマを最優先して記事を上げなければ、という思いが強くなって参りました。
 
 何故なら、幼児期迄の成長の過程の中で、獲得した脳力が地頭で、加えて、自前、自力の三つの要素が、これから人にしか出来ない創造や創作の源となっていくからです。
 
 そして、人類の進化の過程の中で、本来持っていたであろう、文明の進歩の中で失われた退化した能力を補う事で、本来の進化に繋がると思うのです。

 そして、今ほど、其のことが切実に早急に求められる時代は、嘗てなかったように思います。
 
 前の記事をお読みの方々は、既にお分かりでしょうが、初めてこの記事をご覧になられた方々もいらっしゃるかと思いますので、ご説明致します。

地頭とは:

 生まれる前の胎教から始まる修学前の、胎児から幼児期迄の発達段階と成長に合わせたアプローチにより、獲得される脳の器質と機能、能力の事で、所謂、ソフトとしてではなく、脳というハードの機能と容量を拡張した脳の事を、この記事の中ては、地頭と呼びます。
 

自前とは: 

 自前のイメージを脳内に映像として投影する事が出来る能力の事で、質の良い情報から得た本物だけが持つ、クリアーでリアルなイメージを、素の状態でも鮮明に想い描くことの出来る、自前のイメージ力の事。
 

自力とは:  

 地頭を使い、自前のイメージ力により鮮明に再生したイメージとロジックを、あらゆる角度から、分析、選別、検証、計画し、行動に移す際の統合•総合等の実行能力の事。

 最初に戻りますと、脳には、各感覚器官で受けた外界からの刺激から得た情報のセンター的な機能があり、管制機能もあり、そこから来る指令で、身体全体の機能が制御されています。

心の状態も然り、です。
 
そして、守る、ではなく、護る、です。

 何故なら、これからの時代、天使さん達を取り巻く外部環境が、只管、この脳にダメージを与えてしまうことになってくるからです。

 保護として守るのでは足りなくて、積極的に護る事が必要になってくるのです。

 其の為に必要な、基本項目を、生活の中に取り入れて頂ければ、と思います。
 
 基本的には、其々の家庭の状況に合わせて、事情が許す範囲で良いのですが、頭の隅に項目だけでも置いていて下されば、様々な状況下にあっても、その時に、より良い選択ができる事と思います。
 
 今までを振り返り、今まで通りにはいかないということがわかって、直感を頼りに道を探せば、自ずとどうしたら良いかが分かってくると思います。


地頭を使い、自前のイメージと思考力で判断し、自力で行動し、( 他とも協力し合う )と、言う事です。

これからは、方法論(マニュアル)では無く、具体的対策が必要になるのです。

 
  切実に、必要だと思う方々に届くと良いな、と思って書いているので、緊張感だけが伝わってきたのでしたら、ご容赦下さい。
 
 しかし、現在では、沢山の情報が出回っていて、それらの情報が、メディアの情報の渦の中で、回っている様な感じで、一体どれを其の中から、掴んだら良いかがわからなくなってしまいそうです。

大丈夫です。

 皆さんの、お母さんや、其のまたお母さん達が、世間の荒波から、皆さんを守って来た様に、皆さんも、愛により、天使さん達を護れます。

ここで、私が言う、愛とは、漠然としたものではなく、相手への思いと、具体的行為のことを指します。

 前職の、英語教室から始まった潜在能力開発、幼児教育と胎教、お母さん方や大人の方向けの、ライト•ブレインやヒーリングの講座では、下記の内容を実践していたのですが、其の頃は、今程、重要性を感じている人が少なかったばかりか、ある事件が、世間を震撼させていて、とても伝えにくかった事情があったのです。
 
 然も、当時は、インターネットもなく、情報も乏しく、脳に関しての研究も長い間ブラック•ボックスと呼ばれていた時代だったのです。

其の結果、大切な心と魂の問題が、置き去りになってしまった感が否めません。
  

 だからと言って、かく言う私が、親としてのミッションを完璧にやれて来たわけでは、ありません。
 
 だからこそ、自分の子供だけでは無く、これから子育てをしていく方々には天使さん達の、大切な命と、脳にある “ 生命の座 “ を護って頂きたいという切実な思いと願いがあるので、全身全霊を込めてお伝えしてきたのです。 
 
 この記事を書き始めた頃は、私自身の体質と事故やお産の後遺症からくる、痛みや眩暈等の発作に耐えながら病床で書き始めたのですが、記事を書いている内に、少しずつ其の痛みが、気にならなくなって参りました。
 
 気が付いた時には、一日中記事を書いている日もありました。
 
 これも、ひとえに、皆さんと、この同じ、地球上で、同じ子育てと言う経験をとおして、大切な命を護り、同時に癒され、如何に幸せな子育て期を親子で過ごす事が出来るかという事に興味を持って頂き記事を読んで頂けた事で、支えられ、助けられたからだと思います。
  
心より、感謝いたします。😭
 
 もう一つの記事 、“ 覚醒するは・・・汝にあり! “ も同時に書いて来たのですが、其の記事にも、未だ書き尽くせない情報と、日々潜在意識に直に降りてくるメッセージがあります。
 
 一見関係のないThemaであるかの様な、子育てと覚醒の二つの記事が、実は、人間の脳内で展開されている、潜在意識と言う共通のテーマを含んでいて、経過の中で融合していく可能性があるのです。
 
 其の事は、最初から予測していたことではなく、数日前に、メッセージが降りてきて考えた事なのです。
 
 ですので、今まで、この記事では、子育てに関する情報だけを、お話しして来たわけですが、今までの情報に加えて、此れからは、幅広い分野からの情報から、具体的なアプローチを、項目別に掲げていきたいと思っております。
 
 其の過程に於いて、先程のもう一つの記事と、部分的にですが、融合する可能性があります。
 
 基本的な事だけ理解すれば、あとは、皆様達が、お気付きになるだけで、応用が出来ますのでご心配には及びません。
 
 各ご家庭の考え方を中心に、必要と思われるテーマを、参考くらいに思ってお読み頂けたら幸いです。
 
 これら、お話ししていこうとしているテーマは、三十年以上前の胎教と幼児教育の教室でも、お母様方の教室でもお伝えして来た事ですが、当時から、親にとては、悩ましい問題が、今でもあい変わらず存在していて、むしろ拡大している様な気すらいたします。
 
 天使さんの脳をイメージする時、分かりやすく言えば、脳はハードウェア、脳への働き掛けやお勉強は、ソフトウェアと思われたら良いかと思います。

 問題は、ハードウェアに合わないソフトウェアを無理に入れようとして、バージョンアップさせないまま、合わないソフトを入れようとしているのではないか、と言う事です。
 
 もう一つは、今までの記事の中では、月齢、年齢別にお話ししてきた訳ですが、次の月齢になる時、急に成長するのではなく、徐々にしかも確実に育っていって、気がつくと成長が進んでいたりします。

また、個人差もあります。
 

 ですから、他の天使さんと比べたり、焦ったりする事は禁物です。
 
 要は、発達段階に合わせた環境を整えてあげて、天使さんをよく観察してあげて、少し早めに、徐々に、筋トレみたいにハードルを上げていくようにすると良いのです。

 脳の発達に合わない働き掛けをして、しかも、良かれと思い性急にやってしまうと、今発達している脳とは違うところに働き掛けをしてしまい、肝心の発達時期を逃してしまうかもしれないのです。

 長い時間、封印して来た今だからこそ、時間経過の中で、見えて来た事もございます。
 
 私の場合、情報から直感で良いと思う事を、一つ覚えの様にやって、其の結果これで良かったんだ、と、また一つ進む、と言う様な状況でしたから、基本的には、マニュアルではなくて、手探りでの試行錯誤の状態でした。
 
 これから、お伝えしていく特別編は、下記の項目の内容を考えておりますますが、皆さんには必要と思われる項目から、始められる事をお勧めいたします。 

 具体的にオリジナルな取り組みを特別版の中には、散りばめて参りますので、理論的に納得して
実践されると、効果的です。

また、いつもの様に・・・ 

* 予定は未定であって、決定に有らず・・・。

です。
 
 潭 ( たん )と言うのはお話し、と言う意味で、これからは、皆さんにお話ししている様なつもりで書いていきたいと思います。


 子育てと癒し•天使の育て方 特別編

 脳を護る、これからの子育て


 10章の子育潭 ( こそだてたん )


1 . 脳を護り、地頭を育む
 ( ニューロンとシナプスのミエリン化について)
 
2 .  脳波とシューマン•レゾナンス
  (地球は、守られている、波動と脳、音楽と脳波)

3 . 脳は、食べ物で出来ている
( ミネラルの重要性 、腸と脳、毛髪分析、健脳食) 

4 . 脳は、言葉で考えている 
( 言葉を育む 絵本、人間性、祈りと言葉の関係、
 言葉により脳を護る)

5 . 脳を育む
( スキンシップ、ノンバーバル •コミュニケーション
 成功の鍵)

6 . 子供の脳の発達段階
 ( 就学前までの地頭を育む 、運動と脳の関係)

7 . 脳を環境の変化から護る
 ( 不必要な物を脳に入れない 、菌、マイクロ•
  ウェイブ)

8 . これからの時代を生きる為に
 ( 瞑想、呼吸、イメージ•トレーニング、水の情報)

 9 . 脳内にある、生命の座とは
 ( 進化と退化、原始脳 、精神性を育む、
  ビジョン•リーディング)

10、これからの地球環境と宇宙環境の変化
   への対応

               順不同

 

子育潭 第一章

脳を護り、地頭を育む


朝日と卵を護る帛


1.プロトブレインとは

 
 お母さんが、胎教を実践し生まれて来たお子さん達には、プロト•ブレインという脳細胞が既に出来ていて、優しく思い遣りのある子に育つ事はこの記事の   “ 子育てと癒し•天使の育て方、Vol. 6“ と、SF “ エクセレント•ベィビーズ “ の中にも書いてきました。

 しかし、基本的には、脳細胞の数は、生まれた時は、皆変わらないのです。

 胎生20週から既に始まっている、脳細胞と脳神経細胞ニューロンとシナプスのミエリン化(塑性化)が鍵で、つまり、脳機能の良し悪しは、脳細胞の数ではなく、外部情報からの刺激により神経細胞のネットワークが出来て獲得されていく機能とそれを強固にし、迅速に確実に情報を伝達するのを助けるミエリン化で決まるのです。

 此処に、人間が他の動物の様に、生まれて直ぐに歩けない未熟な状態で生まれてくる理由があるのです。
 
 つまり、外界の刺激を受けて、脳を発達させる必要があったからです。

 本の中に、インドでは、赤ちゃんが生まれて直ぐは、お母さんと一緒に暗い部屋にいて、そこから徐々に幕を開けて明るくする、という事が書いてありました。
 
 其の理由は、お母さんとのスキンシップを、視覚を遮断して触覚を優先し集中させる為ではないかと言うことらしいのです。
 
 それくらい、インドでは、お母さんと赤ちゃんのスキンシップが、今れて直ぐの赤ちゃんとお母さんには欠かせない大切な事のようなのです。
 
 その後、赤ちゃんが産まれた直後のお母さんとのスキンシップで、胎内と違う肺呼吸に入れ変わる助けになると言う事を知りました。

 教室の生徒さんのお母さんの中には、三人目のお産の時に、産まれて直ぐのスキンシップを、実践した方がいらっしやいました。
( 直ぐに臍の緒を切らずに)
 
 其の時は、その方がお二人のお子さんを、出産された産科の病院や他の病院でも断られて、私がお産した病院の先生にお願いして快諾して頂き、実現いたしました。
 
 当時は、まだ、赤ちゃんが産まれると直ぐに臍の緒を切って、沐浴させ産着を着せてから、お母さんと赤ちゃんのご対面だったのです。

 今では、産まれて直ぐの未だ臍の緒が付いたままの赤ちゃんを、直接お母さんの胸に抱っこしてもらうのは、当たり前のように行われている病院もあるようですが・・・。
 
 この事を経験し、実感していたので、ワンちゃんの二度目のお産の時、呼吸の止まってしまった子犬が、息を吹き返したという出来事がありました。
 
 最後に生まれた五匹目の子犬が、毛布の下になっていて、お母さん犬が他の四匹で手一杯で気が付かなかったようで、私が発見して、急いで母親犬に舐めて刺激してもらおうとしたら、母さん犬は、賢いワンちゃんでしたから、その子を見て、ハッと気づいて、緊急性があると思ったのか、他の子犬がもう舐めなくても大丈夫だと確認すると、その子だけを一心不乱に舐め始めたのです。

 しかし、暫くしても、なかなか呼吸しません。
 
 五匹のお産で疲れ切った上に、五匹の子犬を舐めて、それでも息を吹き返さない赤ちゃんワンちゃんに、お母さんワンちゃんが、助けて欲しいような目で、私を見つめてくるのです。

 私は、急いで冷たくなってしまった子犬の体を優しく抱き上げ、柔らかな私たちが製作していた絹織物の端切れに包んでから、マッサージをしてあげました。
 
 お蚕さんにとっては、生命維持装置の様な繭•••。一切の化学処理をせず、それから引かれた生糸を使って織った、未精錬の生絹(帛)で包んで、優しく、そっと擦ってあげました。
 
 私も、体力の消耗の激しい時には、身体中を包んで、蚕さんになったような気持ちになって、回復していたのです。
 
 その場にいた人全員が、変わるがわるに赤ちゃんワンちゃんの蘇生に一生懸命でしたが、お母さんのワンちゃんは、心配そうに、皆んなの様子を見つめていました。

 其の時、赤ちゃんワンちゃんが、少しだけ、動いたのです。
 
 急いで、お母さんワンちゃんに渡すと、また一心不乱に舐め始めました。
 
 流石、お母さんワンちゃん、子犬が微かな声で、産声をあげ始めたのです。
 
 生命の誕生の瞬間は、感動的なもので、お母さん犬は、いつまでも私たちに感謝の視線を送ってくれていました。

2.神経細胞ニューロンとシナプスのミエリン化(塑性化)とは•••


 脳内の、情報伝達機能と記憶回路を司る、神経細胞ニューロンは、情報や刺激が入ると、シナプスと言う配線ネットワークを作り、例えて言うなら、電気の配線の様なもので、それが、漏電しない様に、シナプスがミエリン化(塑性化)し、強固になることで、情報を素早く正確に伝達していくのです。
 
 では、どうしたら、このミエリン化を促し、漏電しない、強固な配線が、出来ていくのでしょうか?
 
 それは、お母さんが、繰り返し伝えてる愛情のこもった言葉掛けや、スキンシップから始まります。
 
 お母さんや、また、お母さんに変わる人のこの愛情の籠ったスキンシップと愛の言葉に勝るものはないでしょう。
 
 八百年前の神聖ローマ帝国の皇帝が、生まれたばかりの五十人の新生児を、一切の教育をしないで育てた子が、最初に発する言葉を知りたいと言う目的の為に、一切のスキンシップも、微笑みかけや語りかけも、アイコンタクトもなしで、ただ授乳と沐浴等のお世話だけをして、面倒を見るだけにして育てたら、何と、赤ちゃん達は一歳になるまでに、全員が亡くなってしまったそうです。
 
 同じ様な実験で、スイスのルネ•スピッツという心理学者が、第二次対戦後、戦争孤児の赤ちゃん五十五人を、最高に整った設備の施設の中で、同じ様にして育てたところ、二十七人がニ歳迄に、十七人が成人前に亡くなり、残りの十一人が、知的障害や情緒傷害ねある子に育っていったと言う結果があるそうです。

其れ程、スキンシップは、呼吸に密接な関わりがあるだけではなく、成長や発達には、重要なのです。

 
 後の章の、コミュニケーションの所で、スキンシップやベビーマッサージなどについても、お話ししたいと思います。


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