朝起きたら熱があって
顔面蒼白になりました。

熱があるのになぜ青い。

その日は朝、日本語学校で
午後から専門学校で授業でした。

お水を何度もガブ飲みして
何とか解熱を試みたものの
下がりません。

やむを得ず
お休みの連絡をしました。

一番早く来る専任の先生が、8時。
授業は9時15分からです。

8時に連絡をしても
ここは東京の学校です。

非常勤の先生方は
埼玉や千葉、神奈川、茨城などの
遠方から来られている方が大半で
代講が間に合いません。

もう一つ大きな問題が。

この学校の専任(正社員)の先生は
事務専門のため
基本的に日本語教師の資格を
お持ちでないのです。

つまり、
日本語学校の授業は
正社員の先生では代講できません。

マンモス校で
日本人対象の専門学校から
異動して来られることもあるため、
授業は担任も含め完全に
資格保持者の非常勤が
受け持っているのです。

日本語能力が
中級レベル以上を対象とした
専門学校とは訳が違います。

恐る恐る
ネット上で誰でも見られる
その日の引き継ぎを確認してみたら、

専任の先生が
入って下さったようで

「ビデオ鑑賞とゲーム」

とありました。

申し訳なくて頭が上がりませんでした。

次の勤務日。

日本語学校の
専任の先生に謝罪に行ったら
逆にとても心配されました。

そして喘息で
長期お休みを取ってからは、
メールでこんなお話を
下さいました。

「みおいち先生、
　今はしっかりお休みください。
　来年度からまた、たくさん
　お世話になりますからね」

え、いいの？

私、日本語学校に
穴を開けたので
来年度のコマはもうもらえないと
思っていたのです。

特に初級の授業は専門的なので
誰もが出来る訳でなく
日本語教師の資格を持っていてさえ
「初級の」経験が豊富になければ
教えることは困難です。

そのため、急な代講を頼む先生は
超絶ウルトラスーパー迷惑です。

何でしょう、
この懐の深さ。

多大なご迷惑を
お掛けしたのにね。

専門学校の方の
統括の専任は
7歳チビと同じ3月産まれで
一歳上の息子さんを持つお母さんです。

私と同じ
メヌエール病持ちです。

※小さい子を育てながら
　マンモス校の統括をされるのは
　さぞや大変なのでしょうね。

今年5月に父が亡くなったとき、
その先生も昨年に
義理のお父様を亡くされたそうで
とても親身になって下さいました。

この先生は昇進なさる前から
いつだって親切でしたが、

今回のことでも
一つ一つご丁寧に
心のこもったご連絡を下さり

何度も代講で
ご迷惑をお掛けしたのに
その優しさに
目が潤みました。

優しい方々に囲まれて
幸せだな。

受けたご恩を授業で
しっかり返そう。

ねえ、こんな幸せな時代に
産まれて良かったですね。

今、日本史をおさらい
しているのですが、

そんなことで殺すなよ、とか
そんな高い年貢取るなよ、とか

現代ならあり得ない
残虐非道な常識が
まかり通っていて

ころりけろりと跡継ぎが
病死してしまうことを再認識すると、

いろんな嫌なことがあっても
薬もあって長生き出来て、
優しい人が過去より圧倒的に多い
今の時代に産まれて

私たち、幸運ですね。

私、本当に良かったな。
noteの皆さんと同じ時代に産まれて
ラッキーだな。

実際にお会い出来る方は
とても少なくても、
皆さんの記事が
新しい私を作っている。

絵や写真や小説や歌や書道や書評、
ラジオやYouTube、
ステッチやお弁当などの
文化的活動に心を動かされている。

私、今年は
心の支えだった父が亡くなって
こんな多くのコマ数を
同法人とは言え
2校掛け持ちで教えるという
過酷な状況の中で、

何だか1年中
本調子でなく
メヌエール病や喘息にやられて
散々な年でした。

それもあって
同様に忙しかった
昨年に引き続き
皆さんの記事はあまり
読みに行けていなかったのですが、

それでも

私にたくさん良い影響を与えて
新しい世界を教えてくれました。

おだんごさん。

おだんごさんの記事に
今年もたくさん泣かされました。

どうしてこんなに
心に染みる文が
書けるんだろう。

罪な方ね、ヨヨヨ。

おだんごさん、
私、おだんごさんと同い年の
自称27歳であることを
とても自慢に思っています。

どこぞのイケメンめがねパパの記事を
こっそり読みに行き、
おだんごさんが企画をされて
そしてそれが既に終了してしまった
ことを知りました。

おだんごさんの企画なら私、
参加したかったなぁ。

しかし相変わらず
第一位のおだんごさんでさえ
たった283回という少なさよ💦

コッシーさん。

私もおだんごを食べすぎちゃった。

大活躍の一年でしたね。
心までイケメンの記事を
今年もありがとうございます。

やっぱり自称USCBには
同類(イケメンまたは美女)が
集まるんですわね。お〜ほほほ。

コンビニのパンコーナーに
行くたびに
コッシーさんを思い出しますよ。

秋峰さん。

いけばなの先生は
日本が誇るべきお仕事です。
この日本の美は、
決して縮小して欲しくないのです。

現実は厳しくても
それを広めようと
記事を書かれている
秋峰さんの姿は偉大です。

秋峰さんの記事には
文はもちろん写真の美しさにも
憧れて止みません。

お陰さまで花を飾り
愛でる習慣がつき
心を洗われています。

お世話になった方は
他にもたくさん、たくさん
いらっしゃいます。

その皆さん一人ひとりが
今年も新しい私を作ってくれた。

分かるかな。

パックしたり、
ソーセージに思いを寄せたり、
PTAのあり方を考えたり。


新しい創作も作れた。
書道にますます興味が湧いた。
旅行に行きたい。
葬送のフリーレンのことを話したい。


久しぶりにペン字をやってみた。
花や虫や自然が気になる。
仕事に熱が入る。

これってとても
素敵なことですよね。

今年一年
本当にありがとうございます。

信長の時代に
産まれなくて良かったわ。