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見えないお洒落

下着が好きだ。
癖としての意味ではなく、綺麗な下着を買ったり身に着けたりするのが好きだ。
バストサイズが大きくなると、なかなか可愛らしいデザインのものが見つからないことも多い。
日本人の平均バストサイズはC70だという。
下着屋さんに行っても種類はA(B)~Dが多く、Eがあればレア、私のサイズであるFはほとんど置いていない。

そんな私の味方がWacoalが出しているSaluteというブランド。
値段は張るが、美しいデザインと幅広いサイズラインナップに溜息が出てしまう。
同じラインでスリップやキャミソール、ガーターベルトなどが出ることも多く、それらもまた目を見張るほど綺麗なのだ。
毎度買い物をする時にブラジャーとショーツ以外も買うか逡巡してしまう。
作りがしっかりしているので、お手入れを間違えなければ意外と長持ちするのも良い。

美しい下着を身につけていると、不思議と背筋が伸びる。
くたびれた下着を着ている時とは明らかに自己肯定感が違う。
休みの日で家にこもる時などは寝る時用のナイトブラとふんどしショーツで過してしまうこともあるが、出かける時に下着を替えると気持ちがしゃんとする。
ナイトブラとふんどしショーツは別メーカーのものを使っているが、出来るだけ近い色合いのものを選んでセットとして着ることが多い。
ここ数年何度か倒れているので、今までより一層いつ運ばれても恥ずかしくないように心がけるようになった。

とはいえ基本的に下着とは人に見られないものだ。
だからこそアウターが地味でも鮮やかな色合いや華やかなデザインを身につけても何も言われない。
そこがまた楽しいのだ。
私はパーソナルカラーがウィンターど真ん中なので黄みが入ったものをアウターとして着ると顔色が死ぬので着られないのだが、下着なら何も気にせずに金糸雀色でも何でも着られる。
正直なところ、服はシンプルなものが好きなのでアウターよりも下着の方が私はお金がかかっている。

下着を新調する時にフィッティングをして貰うのも大切だ。
私達の体は自分達が思っている以上に日々変わっていく。
その時々に合ったサイズやフィット感の下着はとても心地良いし、何より疲れない。
サイズの合っていない下着をつけている人は結構多いと聞くが、その人達はどうやって下着を買っているんだろうか。
昔測ったサイズを何も考えずにずっと買っているのなら一度フィッティングに行って欲しい。
自分に合った下着は着心地はもちろん見た目も断然良くなる。

最近ぱっとしないなという女性がいればどうか新しい下着を試着して買ってみて欲しい。
可愛い下着を着ているというだけで、女心は多少上向くものだ。
これを書いている今、おうちスタイルの下着を着ている事実は別として。

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