「部屋とワイシャツと私」的タイトルつけました。

仕事……好きです。

いや、めっちゃ嫌な時もあるけど基本的に
働いてお金をもらいながら経験値を貯めるのが
好きなんだと思います。

もともとは某調理師学校職員として働き、
バブル末期には個人のフランス料理店で働いていて、
当時はクリスマスといえば、
フレンチとティファニーがトレンド。
人気のフレンチレストランは1年前から予約していたものである。今なら考えられない。
それがバブル

そんなバブル末期のレストラン調理場勤務は
過酷労働で昼間は普通に営業し、夜はクリスマスディナーを2回転するスケジュール。

クリスマスディナー用のメニューなので、
通常業務に特別な仕込みが加わり、
朝4時まで仕込みをして8時には出勤していた。

クリスマスとは私にとってアハハウフフの誰か
の為のもので私があちら側の席に座るなど
めっそうもない。それも自分で選んだ道なのだ。
常に調理場を転がるように走り回り、
仕事が終わって鏡を見ると落ち武者が映っていた。

結婚して料理人は辞めた。
二足のワラジを履くほど器用でもないし、
キャリア志向の自分が家庭と仕事を両立できるはずが無い…と子育てに邁進し家庭を守ることが自分の仕事になった。

それからは時短パートで働いている。

勤続8年で乳癌と子宮頸癌発覚。
手術してホルモン治療真っ最中だ。

まあ、普通に生きてても更年期世代。

しかし、自分で言うのもアレだが仕事デキる女なんすよ。クリスマスの電飾の速さで回転していた
脳内スピード。次から次へとやるべきことをサクサクこなしていた。

今、乳癌再発予防の抗エストロゲン薬を飲み始めて
エストロゲンを減らしている。
あんなに速かった脳の回転マジ落ち。
ナニコレ級のヤバさである。

仕事では気が張っているので失敗はないが、
オフモードに入った瞬間、あちこちに忘れ物をする
さっきやってたことを思い出せない。
自分のぼんやり度にやりきれない想いだが苦肉の策
としてアプリにスケジュール、

お財布に保険証にtileという紛失防止タグをつけている

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そんな私にInstagramの友人ミナちゃんがクリスマスプレゼントを送ってくれた。

めちゃくちゃ喜んだ自分、
写真を撮ってフト気付くとミナちゃんの住所の紙
失くしてるやん……。
家の中のどこかにある。

家族も総出でゴミ箱まで捜索してくれたが見つからない。
あの電飾の如く回転の速かった脳内はもうない
(韻踏んでみた)

朝からミナちゃんにLINEでゲロる。

失くしてしまったんだよぅ……と。
私もミナちゃんに送りたいものあったのに。

ミナちゃんは
「事故や病気につながらなければうっかりもいいんだよ…」と返事をくれた。
これには「おおおおおお！」と思う。

頭の回転が落ちたことに気持ち落ち気味だったけど
マジそれな！の回答。

ありがとう。

そうだな、
頭にモヤがかかるホルモン治療。
命に関わる事や病気(痴呆とかなら検査必要)
じゃないなら自然現象と思うことにしよう。

日本全国津々浦々にホルモン治療真っ最中の仲間が
いることと思う。
うっかり八兵衛、頭にモヤ、お互いこんなもんだと思います。
アグネス・チャンさんもホルモン治療が辛かったと言っていたホルモン治療あるある。

10年間という投薬期間、
頭ボーでON・OFFを両方味わうことにする。