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MUSIC

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音楽に関する記事を集めました。
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記事一覧

Fan letter 13 まっしろい沼☆ビッケブランカ

 最近よくビッケブランカを聴いています。    ビッケブランカの曲は、なんというか気がついたらそこにいて、そしていつもいるのです。積極的に1番ではないのだけれど、ランク外には絶対落ちない。それが私にとってのビッケブランカです。  ビッケブランカは山池純矢さんのソロユニット。ソロユニットとは「一人バンド」のことらしく、私も詳しくはわからないのですが、基本バンド仕様だけれど活動人数はひとり、ということのようです。  そもそも、ピアノが好きなのです。  曲が必ずしもピアノの曲だ

Fan letter 12 我が心のリンダリンダ☆THE BLUE HEARTS

 新しい年を迎えるまであと十日あまりとなり、いよいよ今年を振り返る時期になりました。  今年の私のことは、noteで私のことを見守ってきてくださった方々は既に色々とご存知のことと思います。まるで「年寄りの冷や水が思いがけず温い水だった」みたいな、「無謀な暴挙が案外イイ感じに落ち着いた」ような一年でした。  てなことを書くと、みらっちさんはkindle本を作って文庫本も作ってそれを店で売るなどして、しかも案外頻繁に「お買い上げいただきました!」なんてツイートが流れてるし、お

Fan letter 11 不思議な力さ☆ユニコーン

 少し前のことになるが、マツコの番組を見ていたら、「マカロニえんぴつ」が出ていた。  彼らのことは知っていたし、曲も聴いたことがあったけれど、バンドリーダーのはっとりさんの名前があのアルバム『服部』からきていて、「ユニコーン」から大きな影響を受けていたということを初めて知った。  おお!あの『服部』か!  「マカロニえんぴつ」のファンの方からしたら何を今さらなのだろうが、30年前に『服部』を聴きまくっていた世代の私にとっては、大きな衝撃だった。  10代から20代の頃

Fan Letter10 Re:grace☆藤井風

 私が風さんを知ったのは、ブログを始めたころだから、2年前だったと思う。  それから気が付けばたくさん、風さんのことを書いていた。  ブログでも、noteでも書いていたのだが、こちらの記事は案外、風さんのことだと気づかれていなかった。  だいたい、私はタイトルが遠回しなことが多い。  カムシン=熱風が「燃えよ」と「風」が結びついた連想だということも、書いてない。  藤井風のセカンドアルバムが出た!という率直なタイトルにすればよかったのだろうが、そこはなんというか、ガツガ

Fan letter 9  名曲の呪縛☆小田和正と西城秀樹

 「#眠れない夜」のお題は、ロングランお題だなと思う。  私がnoteを始めたころにはもう、ひっそりといつもそこにあったような気がする。  眠れない夜、と聞くと、昔の歌を思い出す。  オフコース。  ボーカルの小田和正氏は解散後ソロとして活躍し、齢70を過ぎていまもなお、以前と変わりのない高音の美声をキープしている。  すごい。本当にすごい。声変わりしていないという噂もあるらしいが、さすがにそれはないようだ。とにかく、昔の曲を今聞いても、全く遜色のない稀有なシンガーだと

Fan letter 8 ギガアイシテル☆レキシ

 レキシさんを知ったのは何がきっかけだったか…  「きらきら武士」のMVを観たような気がします。  以来、気になる「レキシ」さん。  いちいちツボに入る歴史ネタのダジャレがたまりません。  「レキシ」は、池田貴史さんのソロユニットで、コラボしたアーティストは「レキシネーム」というのをもらえます。  ちなみに「足軽先生」というのはいとうせいこうさん。  「Deyonna」というのは椎名林檎さん。  なんと、久しぶりにサイトをみたら、「打首獄門同好会」とコラボしてるじ

Fan letter 7 キレキレ☆ダイチスタイル

 みんなが「ちむどんどん」している今こそ、書いておきたい人がいます。  三浦大知さん。  といって、私は彼のことをそんなに知っているわけではありません。  だからこんな風に、「Fan letter」なんて書く資格などないのですが、とにかく声が好きなのです。とても素通りできない大好きな歌声なのです。  ある楽曲が好きになるのに、声はとても重要な要素だと思います。  もちろん「楽曲」というのは、楽器があって、歌手がいて、メロディがあって、演奏があって、声も歌詞も曲の一部

Fan letter 6 宿る☆アヴちゃん

(↑全員、アヴちゃん)  2011年にデビューした「女王蜂」。  私が出会ったのは、新型感染症の流行前ですが、わりと最近。  初めて聴いた歌は、たしか「Introduction」だったような気がします。1曲聴いて、すぐに次々とYouTubeで曲を探しました。アヴちゃんの「巫女性」にぐっと心を掴まれてしまったのです。  私は音楽を生業にしたり楽器を弾いたり、歌い踊る人は「巫女」や「神官」に似ていると思っていて、アーティストはみんな神事をする人だと思っているのですが、アヴち

Fan letter 5 キヨシロー☆ブルース

 5月になると思い出します。  忌野清志郎さん。  亡くなった2009年の5月2日は、私は乳幼児育児の真っ最中。  9日のロック葬がX JAPANのhideの次に盛大な葬儀だったんだって、というのを、友人からや、テレビのニュースを通じて知り、「まさかhideと同じ日に亡くなるなんて…」と思ったのを覚えています。  破天荒な人生を送った方だったけど、  私の中で清志郎さんは、ピュアな魂を持つロックの王様。  いつまでも永遠にカッコいい人です。  先日テレビを観ていたら、M

Fan letter 4 レモン☆ブリリアント

 観てしまいました。 「シン・ウルトラマン」。  初日に、観ちゃいました。  これまで、数々の観たい映画を我慢してきました。  状況も落ち着いてきたから、そろそろいいんじゃない?という頃になっても、今度は配信に慣れてしまったのか、映画館に行くのがすっかり億劫になってしまい、なかなか重い腰が上がらなくなっていました。  まあいいか、配信待ちで、と先延ばし。  でもようやく、心から解禁な気がします。  話したい!ものすごく、語りたいです。  でも何しろ公開したばかり。

Fan letter 3 UA☆レインボー

「UA」さんとの出会いは、例に漏れず「情熱」の大ヒットだったから、1996年。  毎週、深夜帯枠で放送されているCDTVという音楽情報番組があります。曜日や放送枠、集計方法を変えながら、いまでも続いている長寿番組のようですが、UAさんと出会ったのは私が最もCDTVを視聴していた時代でした。 「情熱」のインパクトはすごいものがありました。  なによりもその歌声に強烈に魅了されました。 「UA」という名前が、スワヒリ語で「花」という意味と「殺す」という意味のあるダブルミー

Fan letter 2 りんご☆スター

 私は特定のアーティストのファンでは無いのですが、長年にわたり注目しているのが、椎名林檎さん。  出会いは鮮烈なデビュー盤『無罪モラトリアム』でした。  うわぁもう、これ、来た!天才!  天才来た!と思いました。  当時私、もう結婚しておりました。  いい大人でしたけれどもね。  激しく心つかまれてしまいました。 『無罪モラトリアム』は彼女が20歳の時に、10代の集大成として作られたアルバムです。  美しい完璧さを感じました。  出会いが10代なら沼から出られぬ人に

Fan letter 1 燃えよ☆カムシン

 シミルボンという読書サイトがある。  これがもう、我こそはという読書人が集うサイトで、ちょっと寄ってみるかと思って開いたら読書好きはあっという間に沼にハマる。そんな場所だ。  シミルボンは、こちらの本を読んだときに偶然知ったのだったと思う(この本についてはいずれまた書きたい)。  私は今シミルボンには何も書いていないのだけれど、そこでは登録していなくても通りすがりに「いいね」が押せる機能がある。  私の書いた拙い記事の中で、その「通りすがりいいね」が最も多いのが、神