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note4年目

 先日、みらっちで3周年、吉穂で1周年の記念バッジをいただきました。そこで、noteとのおつきあいを振り返りつつ、とりとめのないことを少し書いてみることにします。

 今年のゴールデンウイークは、飛び石連休や円安の影響もあるのか、休みだ海外だと鼻息を荒くするのでもなく、かといって家で過ごすというよりはお出かけ、といった雰囲気です。こんなに好天に恵まれるGWもない気がしますし、思い立って近所に出かけても楽しい時間を過ごせそうです。

 かつては休暇の過ごし方が下手だと言われていた日本人。令和の今、コロナ禍を経て自分にとって快適な時間の過ごし方を見つけられるようになってきたのであれば、休暇の過ごし方もすっかり上手になった、と言っていいのかもしれません。
 そもそも何を持って「休暇の過ごし方」を上手いだとか下手だとか言うのかはわかりませんが、大事なのはメリハリなのだと思います。
 忙中閑ありというように、忙しい中に見出す暇こそ、大切にすべきものかもしれません。暇だけでも忙しいだけでも駄目ってことで。

 このところ、noteにもそのメリハリを感じます。というより、メリハリを持ってnoteとおつきあいしている人が増えてきた、というべきでしょうか。もちろん悪いことではありません。むしろ歓迎すべきことだと思います。

 インスタやXなどのSNSと違い、noteは「ダラダラ垂れ流すように見る」ということが難しい媒体です。ある程度まとまった文章を読むので、ひとつの投稿に対して時間が取られます。コメントするにも読んで理解して咀嚼する時間が必要です。読んで書く、書いて読む、ということには動画や写真の投稿とはまた違った労力を使いますし、根気が要ります。

 コロナ禍という「大いなる暇」の時にnoteを始めた人は多いと思います。当時は人々に時間があり、noteにいる時間も長かったと思いますが、通常運転になって久しい現在、noteに使う時間が限られてきた人が増えたのか、note以外のことが充実してきた人が多いのか、その両方なのか、全体的に以前よりクリエーターさんがnoteの中にいる時間が減っているように感じます。おそらく私もそのひとりです。
 個人的な実感として毎日投稿のかたも減っているようにうかがえますし(だからこそ何年越しで続けているかたが貴重ですが)、記事を書きたいけれど書けない、読みたいけれど読めない、という方も沢山いらっしゃると思います。自分が読んでスキをするのと、読んでもらってスキをいただく、ということにもタイムラグが生じているようです。

 4年目となると、いつの間にか親しくコメントしあう方も増え、楽しみにする記事も増え、noteとの向き合い方にも少しは余裕が出てきたような気もします。その反面、新しい出会いに消極的になったりすることもしばしば。
 親しくなるとどうしても「この方が素晴らしい記事を書いています」と拡散したくなりますし、noteの性質上、それが望まれています。ただ、それをやり過ぎると「あのひとたちだけで楽しくやっている雰囲気」を作り出してしまったりします。このあたりのさじ加減がとても難しいように思います。

 また、文学フリマや文学賞に向けた執筆など自分事に夢中になっていると、何かを置いてけぼりにしていたり、目に入っていなかったり気づかなかったりしていることが出てきます。推しフォロー対象には無償の愛を注ぐ、といっても、素人のSNS媒体ではそれにも限度があります。インタラクティブ(双方向性)こそnoteの特徴の中でも至上だからです。

 押したい(推したい)気持ちと引きたい気持ちがせめぎ合います。
 でもこんなことを感じられるようになるほど、長くnoteにいるんだなとも思います。

 ひとには学びの時というのがあって、それは人に寄って違うんだろうなと最近息子を見ていてつくづく感じます。親や先生や、他人に何か言われているうちは本当の学びは得られず、自分の中から湧き上がってきた好奇心や欲求から行動したり、その結果失敗しながらしか、何かを学ぶ、ということはできないのかもしれません。
 そしてまた、ある程度長い期間続けないとわからないこと、というのもある気がします。ひらめきの学びもありますが、腰を据えて取り組んでわかることのほうが自分の学びとしてしっかり根付くということもあります。
 続けるということはとても難しいことです。往々にして学びを得る前に諦めてしまいがち。難しいですね。

 私もnoteを足掛かりに色々なことを学んでいる最中です。
 noteがあるからこそ学べることが沢山あることに、4年目にしてやっと気づき始めたような気もします。

 ここまで続けてこられたのは、何よりも読んでくれる方がいて、スキやフォローをしてくださる方がいるからこそだと思います。いつも本当にありがとうございます。感謝してもし足りません。そして日々、皆さんの、ちりばめられた宝石のようなカラフルな記事を拝読するのを、心から楽しみにしています。
 もう少しだけ、noteの世界の片隅にいるのをお許しください。
 これからも、どうぞよろしくお願いします。









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