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佐々木朗希の本当の声を聴きたい。マスメディアと社会の闇を跳ね除けて輝け。

この記事を書いている日は2023年12月26日。シーズンオフになり、他の選手が次々と契約更改をしていく。

(ちなみにこの日も佐々木朗希の契約更改のニュースは、なかった)

過去を辿ると2021年は12月17日。2022年は12月24日。きっと彼は最後の方だからまだかな〜位の気持ちで待っていた。

そんな私に、いや世界中に衝撃が走るニュースが出てしまった。

「佐々木朗希、今季オフにメジャー挑戦か」
ロッテの佐々木朗希投手(22)がポスティングシステムによる今オフのメジャー移籍を球団に要望していることが9日、分かった。

記者名の記載はなく、「複数のメジャー関係者の話から」としか書いていない全く信憑性のない記事だった。

釣り記事レベルだと想定できた。しかも「挑戦か」と言う仮定のタイトルに濁している。

先に結論を書いておこう。

本人が「今季オフ」に行きたいと言った事実はないという事。

・朗希が「今季オフに」行きたいと言った
・朗希が「来季オフに」行きたいと言った
・朗希が「25歳までに」行きたいと言った

多少の表現で彼への印象が変わってしまう。

もちろん、まだ彼の口から今後について語られていないので本当に言ったかもしれない。

がしかし、恐ろしい事が起きた。

他メディアがこれを「事実」とみなした上であーでもないこーでもない推測の記事が相次いでしまったのだ。アメリカのメディアも、である。

とにかく佐々木朗希と付ければ話題になるしアクセス数は稼げる。仕方ないスーパースターなのだ。

しかしこうして佐々木朗希に対して「今季オフにでもメジャーに行きたいと若者」と言う印象操作がされてしまった。

このメディアの罪は大きいと思っている。

友人からも「朗希くん、本当に行っちゃうの?」とLINEが届いた。ほら、世間の印象はそんなもんだし簡単に操作できるんだよ。

とりあえず「よく見て、メジャー関係者が噂しただけだよー。本人まだ何も言ってないよねー」に留めた。

それでも友人は「きっと球団が止めてくれるよね〜」と本人が言ったかのような返答になってしまい、世間の印象との温度差に胸が苦しくなってしまった。

仮に今季オフに渡米するならば12月15日までにポスティング申請をする必要があった。もちろん申請はなく来季も日本でプレイする事は確実になった。

とりあえず来季も日本で応援できる、胸を撫で下ろした。

そして、このメディアは12月15日に罪を重ねた。

「朗希ポスティング申請せず」

驚いた。

自ら蒔いた噂レベルの記事を事実かのように扱った上に「申請しなかった」と重ねた。そもそも、君たちが発信しなければ誰も関心なかったのだ。

大事な事なので何度も書くが本人が「今季オフに行きたい」と言った事実はまだない。まだと書いた理由は、契約更改の際の彼の発言で事実が変わる可能性があるからだ。

・今季オフに行きたいと言ったが球団が止めた
・来季オフ以降に行きたいと思っていると話しただけを今季オフと書き換えて記事にされてしまった

では全然印象が違う。

なぜこんなにも言及するかというと、彼自身の名誉に関わるレベルだと思っている。

今季オフにもメジャーに行きたいと言ったが球団に止められた人、として来季世間の目が矢のように降り注がれるかと思うと胸が張り裂けそうになるからだ。

海は、早かれ遅かれ渡るだろう。あれだけすごい選手達を見て刺激を受けない訳が無い。行けるポテンシャルはある。いつ行こうが彼の人生だ。

既にWBCを共に経験した他の侍たちが、何人かメジャーに行きたいと口にしている。「来季以降行きたい」と契約時に話す事があっても自然な事だろう。

私は学生時代から彼を知っていた訳でもなく、完全試合も見届けていないWBCからのファンだ。

3.11に世界デビューをした若き侍。高い身長、長い手足。美しいフォーム。そしてその腕から投げられる100マイルの豪速球。途轍もない衝撃だった。

過去の記事、動画などを片っ端から見た。幕張には今季20試合以上足を運んだ。ますます虜になった。

そしてわずか1年であるが見てきた中で思った事。

彼の人柄、判断能力、誠実さから「1ヶ月後に会社を辞めさせて欲しい」という感情に流され会社を困らせる事はしない人間だと思った。

メジャーに行きたい、とこれまで明言はしていない。だからこそ、マスコミの勝手な報道が過熱している事が許せない気持ちだった。

本人からの言葉だけを信じよう。そう自分の中で決着をつけた。

少し話はそれるが、同じ時期に大谷翔平がトロント行きの飛行機に乗りブルージェイズと契約するのではないか、同時に菊池雄星が高級寿司店に50人以上予約をしていると言う報道が相次いだ。

大谷翔平が乗っていなかったのは周知の事実であるが高級寿司店に予約している報道については、菊地雄星が本人のSNSで否定した。

この件から、やはり「マスコミはそんなもん」と思うのが丁度いいと思った。

そう。ファンが一番信じられるのは、本人の言葉なのだ。

朗希は寡黙な青年といったタイプ。学生時代から多くを語らないタイプなのを感じたが、WBC以降は報道陣にジョークが言えるほどに成長していた。

球団のYoutubeではチームメイトとの練習風景など自然体の姿を発信してくれていたのでそれはありがたかった。が、SNSはWBC以降あまり更新されなかった。

契約更改時に会見はあるだろう。その時に本人の口から何かしら語られるであろう。

が「今季オフにでも行きたいと言ったか」については論点にもしない可能性が高い。とても、悔しい。

こうしてメディアへの憤りを沢山書かせていただいた。重ねていうが「マスコミはそんなもん」だから放っておこうな。

ちなみにこの一連の騒動でモヤモヤしている時、偶然にも彼の大好きな歌手であるあいみょんの「ハルノヒ」が流れてきた。

〜どんな未来がこちらを覗いてるかな〜

今の彼の心情に重なり、気がつけば涙が溢れていた。彼はどんな未来を描いているだろう。きっと、未来の彼が笑って大丈夫だよ、と言ってくれているに違いない。

彼の歩む道に必ず灯火がありますように。というか絶対にある。彼の行く道にはこれまでも良き指導者・良き仲間・良き先輩で溢れてきたから。

RPGゲームのように、行く先々で敵に遭遇しても乗り越えてきているのだ。神様は乗り越えられる人にだけ試練を与える、とよく言うではないか。

希望が持てる要素としては、彼には応援してくれる人が沢山いる。

特に頼もしいのがダルビッシュ大先生だ。今も色々な相談に乗ってくれているのではないだろうか。

それほどに、皆君に夢中なんだ。沢山の人の希望とか夢を背負わせすぎてごめんな。君の夢に繋がると嬉しいんだけど。

何を持って成功かは本人が決める事。黙らせて全員を賞賛させるくらいにしような。朗希。

私の想いがただの一方通行にならないように、時々は何か話してくれよな。よろしくね。マウンド上で黙らせるドSならそれで受け止めるさ。

と、後半まとまりがない記事になりましたがお読みいただきありがとうございました。

ちなみに、23年6月時点で書いた記事もよかったらご覧ください。

追伸:沖縄キャンプに行く気満々だけど、来てくれるよ・・・な?

たかはし美桜

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