不思議な液体、水 その2

前回は水という液体の不思議について書きましたが、さらに調べてみると、水にはまだまだ不思議なことがありました。
皆さんは、ジュースなどを飲む際、ストローを使うことがあると思います。
学校の給食で使用するストローは、長さが10〜15cmぐらいでしょうか。
中には、長さが30cmを超えるような長いストローも市販されています。
しかし、ストローで液体を吸い上げる際、その高さに限界があるそうです。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2301/03/news007.html

上記リンク先によると、ストローで液体を吸い上げる場合、理論的には10mの高さが限界だそうです。
しかし、樹木の中には、高さが10mをゆうに超えるものがたくさんあります。
これらの樹木は、一体どうやって水を高く上げているのでしょうか。

調べてみると、水の表面張力と、毛細管現象というのを見つけました。
『表面張力』は、コップなどの容器に水を満たすと、水面が盛り上がる現象で確認できます。

https://www.ous.ac.jp/kikaku50/bookmark/bm005e.html

表面張力により盛り上がる水面

一方、表面張力が関係する現象として、『毛細管現象』があります。

難しい計算式はここでは触れませんが、毛細管の直径が細いほど、水は高く上がっていくそうです。
植物の体内には、『道管』という、水を通す細い管がたくさんあります。
道管は根から茎、そして葉までつながっていて、葉では『葉脈』となっています。
さらに、葉の裏側には多くの『気孔』があり、根からとり入れた水が水蒸気となって出ていきます。
この働きにより、高さが10mを超えるような樹木の先端まで水が供給されているようです。
また、常に新鮮な状態の水が供給されますので、植物の鮮度も保たれているのかもしれません。とても良くできたシステムだと思います。

しかし、さらに調べてみると、表面張力や毛細管現象だけでは、高さ数10mの樹木の水上昇を十分説明できないという記事を見つけました。

上記リンク先によると、私たちがまだ知らない別の力が関係している可能性があるそうです。
この世の中には、まだまだ私たちの知らないことがたくさんあるみたいです。
常識と言われていることも、一度立ち止まってよく考えてみると、新たな真実がわかるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

画像出典:岡山理科大学 理大の栞
https://www.ous.ac.jp/kikaku50/bookmark/bm005e.html


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