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マザー・ツリーを読んで

著者のスザンヌ・シマード氏は、代々森林伐採に従事してきた家庭に生まれ、幼少期からカナダの森の中で木々に囲まれた生活をしていました。
大学卒業後、森林局の造林研究員として勤務しましたが、森の中に区画を定め、その区画内に生育する木々を全て伐採し、経済的に価値のある木を植林して利益を上げようとする政策に疑問をもち、研究の道に入りました。

図1 スザンヌ・シマード

研究の結果、木々が地下の菌根菌ネットワークで繋がり、互いを認識し、栄養を送り合ったりしていることを発見しました。植物の根と、キノコなどの菌類が結びつき、複雑なネットワークを形成しているのです。
確かに言われてみれば、鬱蒼とした森の中でも、足元には草花が生い茂っています。
日光を十分浴びることができないので、満足に光合成できないはずなのですが、それでも足元の草花は元気です。
ダーウィンの進化論などで、私たちは自然界は厳しい『競争社会』だというイメージをもっていましたが、実は多種多様な生命が共に助け合って生きている『共存社会』だったのです。

さらに、彼女の研究で私が一番驚いたのは、菌根菌を介して情報を送り合う物質として、グルタミン酸が使われているということでした。

グルタミン酸は、私たちが脳内で情報を伝達する物質としても使われています。
なぜグルタミン酸が使われているのか、残念ながらそのことについてスザンヌ氏は著書で一言も触れていませんでした。
しかし、私はこう思います。
『共通の物質が使われているのは、同じ創造主によって創造された』からだと。

神様は、この地球上にいる全ての生物を創造し、そして一番最後に、ご自分と愛を成す存在として、私たち人間を創造なさいました。

神様は、私たち人間に対して、常に限りない愛を注いでくださっています。
この地球上の生物が多様性に満ちているのは、私たち人間が豊かに生きるためなのです。

以前、バイオスフィア2に関する記事を書きましたが、この実験が失敗に終わったのも、改めて考えれば当たり前のことです。
彼らは地下に存在する菌根菌ネットワークのことなど全く意に介さず、適当に植物を植えていたに過ぎなかったのですから。

皆さんが神様の深い愛を知り、神様と共に愛を成し、豊かで実り多い人生を歩まれることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献:マザー・ツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険
スザンヌ・シマード著、三木直子 翻訳

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見出し画像:【科学者が語る】木々を育てる森の神秘「マザーツリー」とは?

図1 微生物多様性が地球再生の力


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