巨大な「リング」は結界？
2025年4月13日から開催予定の大阪万博。
開催までおよそ1年となりましたが、建設費の膨張や、2億円もするデザイナーズトイレの建設など、これまで様々な問題点が指摘されています。
しかも、トイレ建設に不可欠な下水道などのインフラ整備が進んでいないそうで、おそらく世界初の「汲み取り式デザイナーズトイレ」が誕生するかもしれないということです。
そんな中、能登半島地震で大きな被害を被った石川県の馳浩知事は、何と石川県の予算から1000万円を大阪万博関連事業に計上しており、物議を醸しています。
ふつうなら、どう考えても被災地に最優先に回すべきお金を、なぜ大阪万博に回すのでしょうか。
理由を尋ねると、馳浩は「私は大阪維新の顧問だから」と回答したそうです。
空いた口が塞がりません。
そんな中、一番の無駄遣いだと揶揄されているのが、万博会場を囲むように建設されている巨大な「木造リング」です。
上記リンク先によれば、木造リングをわずか5m建設するのに1億円もかかるそうです。
それに対して吉村洋文大阪府知事は、「このリングは日本の伝統工芸である、釘を一切使わない『貫工法』で作られている」と説明していましたが、実際には梁を不自然な位置でボルトで繋いだり、未経験者のアルバイトを募集していたことが発覚しています。
また、維新の会の馬場代表は、「大阪万博の木造リングは、3分の1は海上に建てられるのでロケーションはすごくいい」と話していたそうですが、実際は工事のために重機が入るため、一度海を埋め立ててリングを建設し、完成後に地面をわざわざ掘って池を作り、海上に建てられたように見せかけるそうです。それは費用がかかるでしょう。
しかも、このリングは大阪万博終了後に解体するそうで、無駄遣い以外の何物でもありません。
それでも建設を強行しているということは、リングを作ること自体が目的なのでしょう。
そこで、リングについていろいろ調べてみると、関西地区に巨大な五芒星と六芒星が描かれるように神社・仏閣などが配置されていることが、ラプトブログで明らかになっていました。
『関西に描かれた巨大な「六芒星」と「逆五芒星」の意味。または「かごめかごめ」の意味。』
https://rapt-neo.com/?p=17315
五芒星の中心には奈良の平城京があり、六芒星の中心には淡路島の洲本市由良があります。
洲本市由良は、縄文時代の草創期から人が居住していた痕跡が残されています。
「古事記」の「国生み神話」では、一番最初に生まれた島が淡路島とされていますので、古代から特別な場所だったのでしょう。
そして、着目してほしいのは、図3の五芒星・六芒星とも、図形の各頂点を結ぶと「リング」が出来上がるということです。
巨大なリングを作り、その中心に重要な施設や場所を設定する…私は古代日本の呪術的な風習かと思っていましたが、同様の事例は、最近の建造物にもありました。
下記リンク先の画像を見れば、宮中三殿から等距離の位置に、オウム真理教や天理教、日本基督教団などの施設が等距離に配置されていることがわかります。
『オウム真理教』
http://samidare.jp/sikumi/box/17oum.pdf
ここにも、大きな「リング」が形成されていました。
では、なぜこのようなリングを作る必要があるのでしょうか。
私がここで着目したのは、「結界」という考えです。
結界の始まりは仏教だと言われています。
仏道の修行に障害にならないよう、一定の区域を区切って居住の場所を区切るなど、さまざまな制限を設けたことがはじまりだそうです。
仏教の寺院では、結界の内側を「聖域」として定めているそうです。
また、日本では、時の権力者が特定の地域を守護するために結界を用いることもあったそうです。
それでは、図4で結界の中心にある皇居では、何が行われていたのでしょうか。
調べてみると、およそ聖域とは似つかわしくない、おぞましい儀式が行われていました。
『天皇が行う「大嘗祭」はまさに悪魔崇拝そのものです。』
https://rapt-neo.com/?p=25690
上記リンク先から一部抜粋しますと、
「天皇は大嘗祭で憑きものがついたようにトランス状態になる」
「深夜、大嘗宮の中で女性と性的な行為をするらしい」
「昭和天皇のミイラと一緒に寝る儀式がある」
「稲穂に天皇が精液をかける儀式が大嘗祭の骨子だ」
新しい天皇が即位したら、毎回このような行為を行っているそうです。
まさに悪魔崇拝の儀式です。
こんな儀式を行なっていることが知られたら、天皇の権威など吹き飛んでしまうでしょう。
そこで、周りの人に見られないように結界を張り、秘密裏に行なっていたのでしょう。
それでは、同じく結界としてリングを作ろうとしていると思われる大阪万博では、どのようなことが行われようとしているのでしょうか。
2016年に、関西の医学生を中心として形成された「WAKAZO」や「nochi学生プロジェクト」という集団が、「2025 大阪万博 若者100の提言書」というものを出しました。
https://inochi-gakusei.com/2016/forum/teigen.pdf
上記リンク先に書かれた提言の一部を紹介しますと、
提言20 あなたのこたえ、みんなのこたえ
「あなたは電車の運転手です。5人を救うために、ハンドルをきって、1人をひき殺せますか?」―「トロッコのジレンマ」をはじめ、これまで哲学者が行ってきた思考実験を、来場者一人一人に行う。来場者は ICTデバイスにて匿名投票することができる。複雑性が増す世界において再度注目されるべき倫理観。答えのない「問い」への現代人のありのままの答えを浮き彫りにする。
提言22 HELLive
死後の世界に対する思いは文化を超えて共通している部分がある。生への執着や罪悪はドロドロとした「地獄」観を人々の心の中に渦巻かせてきた。音楽フェス “HELLive”では、センセーショナルな外観と複雑な内的世界観で人々の心を離さない「地獄」と、時に理性を超えて脳髄に届く「音楽」とを掛け合わせ、死と生から遠ざかった現代人の心に轟音をぶつける。さあ、地獄を謳歌する準備はできたか。
提言26 執行の日
5 人ずつ通された部屋のモニターには静かに動画が再生される。重大な罪を犯した死刑囚の半生がそこでは描かれる。動画が終わった後、通された五人は、各々で一つずつ設置されたボタンのそばにたつ。合図とともにボタンを押すと「ガコン」と音がなり事は終わる。死刑制度によって私たちは公的に死を与えることができる。しかし、私たちはその事実に対しあまりに無頓着だ。「執行の日」では万博史上最も重く、そして最もセンセーショナルに「死刑」が問われる。
提言31 Chasm
瞳孔散大、呼吸停止、心停止、これを死の三兆候とよぶ。我々はこれを以て「死」とみなすが、生死の狭間には何がおこるのであろうか。死の近傍の感覚。臨死体験には共通している体験がある。暗闇のトンネルに落ちていく、光の玉を見る、走馬灯と言われる一生の出来事を思い出す、などである。最新のVR 技術を用いて、この仮死状態を再現し、生と死の隙間を体験することで、「死」はまったく別の様相を呈する。
提言32 夢州牧場
死は隠されている。少し前の日本の様に庭先でニワトリを飼い、締め殺して食べることもない。核家族化、長寿の時代で若者は身近な家族の死さえも体験することが少なくなっている。生活の裏で死が行われ、目に触れることがない。万博会場である夢洲に作られた夢洲牧場ではニワトリ、牛、豚などを飼育し、学生を中心とする青年が屠殺を体験し、生物を殺すことで生、死を実感できる。屠殺された動物は万博食堂で振舞われる。
…常識では考えられないような提言ばかりです。こんな体験をするために入場料7,500円も払う人はいないのではないでしょうか。
現に、前売券の販売状況も芳しくないようです。
1970年に大阪で開催された「日本万国博覧会」では、目標入場者数3,000万人に対して、前売券が約1,065万枚販売されました。率にしておよそ35.5%です。
それに対して、2025大阪万博は、目標入場者数2,800万人に対して、前売券の販売は現在605,778枚。およそ2.2%です。
さらに、結界を張るために制作している木造リングが、パビリオン建設の邪魔になるという意見まで出てきました。
既に6割完成している木造リングが繋がってしまうと、現在、1棟も完成していないパビリオン建設に必要な重機や資材の搬入などに、大きな制約となるそうです。
このような万博は、中止するしかないのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
画像引用元：
見出し画像：https://saitoshika-west.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/th_001-18-scaled.jpg
図1：https://news.yahoo.co.jp/articles/1794ad7828770b9b651efee56eb4365de3953000/images/000
図2：https://twitter.com/kkk07572207/status/1733005576022769851/photo/1
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