見出し画像

「超逆歳の差カップルのリセットライフ」リアルストーリー~回想10~💙沖縄へ引っ越し


早いもので日本に帰国して
2年半

そして沖縄に引っ越しをして2年が経ちました。

今現在までを回想すると

50代としては

なんてアップダウンの激しい生活を過ごしてきたのだろうと我ながら驚きました~

気づいたら2023年も師走

来年は
“しっかりと地に足をつけて”

一喜一憂ではなく(笑)
泰然自若(たいぜん-じじゃく)で

小さな幸せに感謝し
心穏やかに過ごしたいものです😅


皆さんの2年前は?
どのように過ごしていましたか?

来年は?来年も?
良い年になって頂けたらと願います💕


~2021年11月1日~

沖縄へ到着の日

ケンとさよならして3時間半・・・

もうすぐ沖縄に到着するという航空機の窓から見える景色が

北海道のひんやりとした
緑豊かな森林の風景から一転し

果てしなく続く青空と
エメラルドグリーンの海が目の前に広がっていた。

その光景のギャップに
ケンとの楽しかった6カ月は
夢?だったのかと虚しくなった。

着陸後も通路からガラスごしに見える
パームツリーが風になびく
南国リゾートは開放感にひたれるはずなのだか…

ピックアップゾーンまでの足取りも重たかった。

しかし?!外に出ると
いきなりピーっと甲高いクラクションが響き渡った

なに? ビックリしてあたりを見回すと

キラキラ眩しいパールブルーのミニクーパーから、大きく手を振る見覚えのある級友?!

「ミライー こっちこっち!」

40代になったとは思えない
日焼けした健康女子のケイがノー天気に手を振っていた。

「ケイ?!ありがとう~
 全然、かわらないね!」

「ウェルカム オキナワ!
あれ? ミライは・・・やつれたね?」

「やっぱり・・・」

ストレートな性格のケイに
私は笑うしかなかった


さすが沖縄育ちの
ナイクルナイサー(どうにかなるさ)ノリの彼女のパワーは

今の落ち込んでいる私には
ちょうど良かった。

湾岸線をオープンカーでとばし
11月とは思えない温かい日差しの下

強風にあおられても、寒くなくモヤモヤする気持ちを
リフレッシュさせてくれた。


これでいい・・ 
これで・・・ 

私らしいセカンドライフをスタートできる

そう自分に言いきかせ
未来を共有できないケンとの想い出を無理してでも封印しようとした。

幸いにも
リン宅は多国籍友人で賑わっていた。

そして私の大好きなワンちゃんもいてくれたおかげで
孤独感に襲われずにすんだ。

到着日の夜、
ケンからのLINEが入っていた

「無事についた? 友達が迎えに来てくれた?」

「うん、大丈夫だよ。ありがとう」

私は感じていた・・
送られる側よりも送る側の方が寂しいと・・・

なぜなら
生活環境は何も変わらないのにもかかわらず
生活リズムは変わってしまう。

LINEを返信しながら胸が熱くなっていった

これ以上
優しい言葉はかけないでほしい・・・

しかし
心とは裏腹にケンからのLINEを待っている自分もいた。

そして、
やはり私の気持ちは
そんなに簡単に割り切れなかった・・

でも、
ケンも同じ日本の空の下で
新しい人生をスタートさせて
頑張っているだから

私も前進しないと・・
そう、受け止めようと心掛けた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?