KAZUさん (保田和彦リハビリテーション事務所)

理学療法士になり30数年。今は訪問看護ステーションの勤務する3/7フリーセラピストとし…

KAZUさん (保田和彦リハビリテーション事務所)

理学療法士になり30数年。今は訪問看護ステーションの勤務する3/7フリーセラピストとして活躍中。介護の中でリハビリ本質を見出し、戸別訪問や介護事業所への提案、情報発信をおこなっています。老いや障害のなかにある可能性に挑み、トライ&エラーの経験を通して気づいたことをシェアします。

最近の記事

寝かせきり、つくっていませんか?

🔴お久しぶりのnoteです🔴​ ​ 以前(といっても随分前になってしまいましたが)​ #座れてくれてありがとう を​投稿させていただきましたところ​ #なぜ座れるとありがとうなんですか?​ というご質問をいただきました。​ そうなんです。​本当にありがとうなんです。​ ​ この部分、きちんとお伝えさせて​いただきたいと思います。​ ​ 今日はそんな話に関連した​ちょっと昔の話です。​ ​ *********************************​ ​ 勝手に

    • ■ 施設に入所中の方のご相談

      ​今施設に入所されているAさんについて、ケアマネジャーさんからのご相談です。​ ​/////////////// Aさんは今は寝たきりなんですけど、ご家族は家に連れて帰りたいと 思われているんです。 でも今は車いすに、座ることもないんです。 ​車いすに座れないと、家に入れないんです。 ​/////////////// こんな経緯で、家に入れる車いすの選定が​相談内容でした。​ ​ Aさんとご対面。​ ベッドに寝たままだけど、私の顔を見て声を出し​表情を変えて

      • あなたの中の「よい介護を計るものさし」 教えていただけませんか?

         私のブログを読んでくださっている方は、何らかの形で介護に携わっている方が多いのかなと思っています。お仕事として介護をされている方もたくさんいらっしゃいますよね。  仕事として介護をされている方は皆さん 「なんとかご利用者さんの役に立ちたい」という気持ちをお持ちの方だと思います。ですよね!いかがですか?  こんな話をすると「もう忘れちゃったよ」という方も・・・ちらほら・・・かもしれませんが、  それでも「介護を仕事として始めた時」の気持ちに戻ってみると、どなたでも「役に立

        • Cさんを大切にしたいスタッフさんから移乗介助の相談をいただきました。

          こんにちは。 『今持っている可能性を引き出し、あきらめない未来を支える専門家』 ライフサポーターPOST★まんの保田です。 少し気を抜いたら投稿が滞ってしましました(笑) その間にキャッチコピーの小幅な変更。 前のよりは、「いいよ」って言ってくださる方も! その人のチカラとは、周りの条件で大きく変わります。 そんな「条件づくり」について、今回も書いていきますね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 毎月訪問させていただいているデイサービス。 経営

        寝かせきり、つくっていませんか?

          椅子を引きずる「あの音」気になるの私だけ?

          こんにちは。 「今持っているチカラ(=可能性)を引き出し活かし支えるための専門家」ライフサポーターPOST★まんの保田です。 少し長いキャッチです。 でも今はこれ以上引き算できないので、このまま出してます。 持っているチカラを引き出し活かし支える手段、 それは「条件づくり」です。 人は周りの条件で、その能力は大きく変わるもの。 こんな切り口で、書いてみますね。 介護の現場でどうしても気になっていた「あの音」 椅子をスタッフさんが動かすときの 「ギーッ」 ていう

          椅子を引きずる「あの音」気になるの私だけ?

          夜になると豹変される「Yさん」に取り組んでみた「たった一つの条件づくり」

          今回は小規模多機能事業所の方からいただいたご相談です。 いつも上品で、穏やかで、ニコニコされている、90代の Yさん。 自宅でも事業所でも、変わらずずっと過ごしてこられました。 そんなYさんのご家族から、スタッフさんに相談がありました。 夜になったら「奇声」を発して・・・時には暴れるんです。 夜以外は、穏やかで変わらないのですが、 夜だけ人が変わったようになるんです。 事業所の利用日でも、お昼寝をされるときに同じようなことがあったそう。 普段はいつもの穏やかな Yさ

          夜になると豹変される「Yさん」に取り組んでみた「たった一つの条件づくり」

          トイレに行っても出ないんです😥    デイサービスのスタッフさんから​​こんな相談いただきました😊​

          もう何年も利用されているAさん だんだん歩くことができなくなってきたけれど、 そんなことは何のその! いつも大きな笑いを提供くださってるAさん。 自宅に帰れば、トイレに行くことは簡単なことではないので デイの利用中に、トイレで排泄してほしいという願いを スタッフみなさん、持たれいました。 そんな背景のなかこんな相談をいただきました。 デイにいるときには​どれだけトイレに一緒に行っても出ないのに​家に帰ったらたっぷり出るんだって​​。 もう何年もうちのデイに来てるのに​

          トイレに行っても出ないんです😥    デイサービスのスタッフさんから​​こんな相談いただきました😊​

          「見守り」は転倒防止策になり得るか!~見守りという転倒防止対策③~

          ちょうど1か月前の12/16、相談いただいた内容から始まった 『見守りという転倒再発防止対策』​のブログ 少し間が空きましたが、その三回目。 素晴らしい報告を相談してくださった方からいただきました! 結論から言うと、見守りは強化せず安心して転倒なくすごされているのです。これってすごいことだと思うんですね。 そして最後に、「見守り対象者が増えると転倒が増える」というロジックを記載していますので、お楽しみに。 ※ 初めて見られた方は「???」と思いますので ※ ※ ダイジ

          「見守り」は転倒防止策になり得るか!~見守りという転倒防止対策③~

          目標が分かると「今」の見方が変わるよね(見守りという転倒防止対策②)

          12/16のブログに投稿した​ 『見守りという転倒再発防止対策』​ ​ 他のツールでも紹介していますが、​ コメントや感想もたくさんいただきました。​ 書いてよかった❗​ ​ 関心を寄せてくださった方、コメントをくださった方、読んでいただいた方、みなさま本当にありがとうございます😊​ ​ 前回のストーリーに少し触れますと。。。​ ​ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・​ 女性の利用者さんに転倒事故。​ そして立てた対策が​ 「転倒しないように見

          目標が分かると「今」の見方が変わるよね(見守りという転倒防止対策②)

          「見守り」ばかりっておかしいよ! ~見守りという転倒再発防止対策①~

          ある介護事業所の職員さんより 女性の利用者さんに転倒事故が発生。 再発防止策を皆で考えたのだけど、 なんかすっきりしないんです! こんな相談を受けました。 (ご相談くださった方、ありがとうございます) 立ててみた再発防止策は 「転倒しないように見守りを強化しましょう」 たしかに! それはすっきりしないですね! この対策って、「もう策がなにもないよう・・・」っていうときに ふっと頭に浮かんできます。 でもここに落とし込んでしまうと、 実はこれ以上の知恵が出なく

          「見守り」ばかりっておかしいよ! ~見守りという転倒再発防止対策①~

          すぐにできる! 「利用者さんと目指したい未来」の見つけ方

          今日も訪問ありがとうございます。 こちらは、未来をつくる介護とリハビリテーション研究所です。 はい。介護もリハビリテーションも「未来をつくる」のです。 さて、唐突ですが みなさんが描いている「利用者さんの未来」ってどんな未来ですか? もう少しリアルにいきましょうか。 あなたが気になってしょうがない利用者さん。 あなたが大好きな利用者さん。 一人思い浮かべてください。 あなたとご利用者さん、どんな絵が想像できますか? 3か月後、6か月後、1年後。。。。 こ

          すぐにできる! 「利用者さんと目指したい未来」の見つけ方

          介護が握っている大切な未来への鍵

          介護を仕事にしている人は、大切な鍵を握っています。 ※ここでいう介護を仕事にしている人というのは、介護職さんにとどまらず、介護に1mmでも携わっている人のことを言っています。 いろんなご利用者さんとお話ししていると 「年はとりたくないよ」 と深刻な顔で話してくださいます。 歳を重ねるということは、本来は愛でることなのに いつのまにか「年はとりたくないよ」って 歳を重ねることを喜べなくなってます。 年を重ねるということは、できることも減っていきますし 自然の摂

          介護が握っている大切な未来への鍵

          はじめまして!『保田和彦介護研究所』です!

          訪問ありがとうございます。 はじめまして。 「保田和彦介護研究所」です。今日からnoteデビューです。 私は、保田和彦(やすだかずひこ)といいます。 広島市で訪問看護ステーションに勤務する「1/4フリーセラピスト」です。 30年前に理学療法士になりました。 医療機関でのリハビリも経験しながら、介護保険の始まる前から、特別養護老人ホームや老人保健施設、訪問リハビリなどに長く携わってきました。  そのなかで、「リハビリの場」という特別な場面でどうこうするより、もっと生

          はじめまして!『保田和彦介護研究所』です!