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あなたの本音はあなた以外には掘り出せない

あなたの「コレ」を記録しつづけてください


◆『で、何?』これ神質問だ

大富豪ファミリーとの日常の中で、その世界にいる人たちはエネルギーを大事にしていることを理解できるようになりました。(と言ってもだいぶ後のことですが)

ある日、私がネガティブなエネルギー満載でその場に居たことがありました。
奥様がすぐに気づき、笑いながら『なにかあった?』と聞きました。

私は待ってました!とばかりに私の身に起きたネガティブな出来事を話しました。

奥様は終始『ふーん(笑)』と本当に聞いているのか聞いていないのかわからないような態度で聞いていました。

最後まで話し終えた時

『で?』

とひとこと言いました。

『で、何なの?それが何なの?』

なぐさめてくれるとか、共感してくれるとかそういったことを求めていた(だろう)私にとって、正直ムカつくセリフでした。

『で?ってなに?』『何なの?ってなに?』って心の声が言いました。

奥さまは
『だからね、そのことがありました、で、あなたはどう思ったのか、何に気づいたのか、その感情で今あなたはどこにいるのか、どうしようと思うのか?そっちを聞きたいのよ』と続けて言いました。

その質問、全部答えられませんでした。
だって、考えてないからです。
というか、考えたことすらなかったわけです。

私って、そのレベルだったのです!

答えられず固まっている私に奥様はひとつずつ、分解して教えてくれました。

◆出来事はあなたが引き起こしている

ここからは会話形式でお届けしますね。

奥様:その出来事は、あなたは信じたくないかもしれないけどあなたが起こしているからね?まずそこを受け入れて。

私:・・・・・(なんで?そんなことありえない)

奥様:で、悲しいとかとにかく嫌な気分になりましたと?

私:はい

奥様:どうしてその感情を味わったのかわかる?

私:は?どうしてって(謎)

奥様:あなたがその感情を味わうってことは、裏にはどうしたかったのか?があるでしょう?それは何?

私:え~と、こういう風になってればよかったし、結果が変わらなかったとしてももっとこんな風に言ってもらいたかったです

奥様:①こういう風になってればよかった→これが出来るのはどんなあなただったら出来るのか?(今のあなたにないものは何?)

②こんな風に言ってもらいたいって、こんな風にしか言ってもらえない自分像を持っているでしょう?
だからね、その現実を作っているのはあなたなのってことよ。

①はよく自分に聞いてみて?

私:(え~ん・・・どういうこと?難しい)

奥様:それから、その出来事が起きてからずっとあなたはそんな感じなの?

私:はい、そうです

奥様:ふーん、それでいいの?(笑)もうかれこれ何時間もそのゾーンに居続けているみたいだけど。

私:いえ、早くスッキリしたいところです

奥様:そのために何が必要と思ってる?誰かのなぐさめ?誰かが一緒に相手を非難してくれること?それを待ってるの?

私:なぐさめてもらいたいわけじゃないんですけど・・・

奥様:でも、実際はそのネガティブオーラ発しながらここに来て、私からどうしたの?って聞かれるの待ってたでしょ?てことは求めてるのはそういうことだったんじゃない?なにか違ってる?

私:そういわれると、そうですね・・・(しぶしぶ納得)

奥様:あなたがそこに居続けたいなら居ればいいけど、
そこから抜け出すきっかけは、この空間にいる人たちは作ってくれないと思うわよ?

だって、この空間に居る人たちはあなたの発しているエネルギーに触れたら自分たちのエネルギーが乱されることを知っているから。
多分、誰もあなたに声かけないと思うわよ(笑)
私はここにいるみんなのためにもあなたに声をかけたけど。

私:そうなんですね(ショック)

奥様:あなたは、自分のメンタルを誰かにコントロールしてもらおうとしないことよ。
今後も何かあったら、全部自分に聞いてみて。
自分の中に持っている自己評価が低い理由が見つけられたら、そこを変えていく習慣を作らないといけないのよ。

今のそのネガティブな思考から抜け出さないとこの空間には居続けられないと思うわ。
今日は私が声かけたけど、本当だったら私も声なんかかけない。

今後は自分でノートに書き出して、自分で見つけていってちょうだい。

難しいかもしれないけど、それやらないとずっと何も変わらないままよ?

◆ノートに書くことから始めた

私は、奥さまから言われたことを、まだまだ半信半疑ながら、
何なら奥様は私のことが嫌いなのではないか?なんてことも思いながら、
それでも実行し始めました。

ノートに書くことから始めました。

書いたことは次のとおりです。

①出来事が起きた日付
②状況(簡単な詳細:登場人物なども)
③どう感じたか
④どうだったらよかったか
⑤どうしてそうならなかったのか
⑥⑤の中に自分に対するどんな思い込みがあるか
⑦いつまで今のネガティブゾーンに居続けるか


これらを書きました。④⑤⑥はなかなかすんなりと出てくれませんでした。

⑥は本当にすぐは出てこず、書き溜めていった先に、ノートを見返すと同じようなことが起きていて、
そこで初めて気づくことが出来るなんてこともザラでした。

こんな風に私自身に質問することなんてなかったので最初は難しいと感じていましたが、
私自身の思い込みを見つける行為がおもしろくなって、
いつしか手帳の空きスペースにネガティブな出来事を書き留めておくようになりました。

いざ帰宅してから思い出そうとしても忘れてしまっていることもあるので、このちょっとした記録が私にはとても役に立ちました。

◆ネガティブゾーンからいつ抜け出すか

⑦のいつまで今のネガティブゾーンに居続けるか?という質問も、なかなか決められませんでした。

というか、決めるものではない、何かきっかけがあって抜け出せるものと思っていたので決められませんでした。

でも、ここを決めると面白いことに、本当に抜け出せるんですね(笑)
住んでいる部屋や地域に飽きたから新しいところに引っ越そう!みたいな感覚で、決めたら抜けられるのです。

もちろん、そのネガティブゾーンが愛おしくて、そこに居続けるのもアリで、そのゾーンをいろいろ移動できるということも、私には知らない世界でした。

スマホの「位置情報」機能みたいに、私自身の「位置情報」が自分自身でわかり、これからどこに向かうか?の新しいナビをセットし、動かせる感覚です。

目から鱗の概念でした。

◆法則を効率よく実行するには、あなたも最初は「コレ」を記録してください

宇宙の法則や引き寄せの法則を実行するにあたり、
最初は是非この「ネガティブ出来事」を記録してみてください。

1~2カ月は①~⑦の質問に答えるのに時間がかかりますが、だんだんと慣れてきて、
あなたご自身の思考パターン、ネガティブパターンが見えてきたり、答えがどんどん出てくるようになります。

脳は、質問されたら答えようとする性質があります。

だから、ネガティブに陥る出来事が起きた時は、自分自身に質問してあげてください。

自分自身にしか出せない答えが必ず出てきます。
その答えに対して今後どうしていくか?は次のステップになりますが、

まず「記録して質問して答える」
この作業は是非今日から始めてみてくださいね!

あなたの本音はあなた以外に掘り出すことはできないのです。

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