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日本人が世界を知る意味

私は日本人が世界のカギを握るかもしれないと思います。

今、世界では大きな戦争が二つ同時に起こっています。また、米国も真っ二つに割れ、民主党と共和党の対立は民主主義と呼ぶにはあまりにも酷いことになっています。

BRICS、グローバルサウスは台頭し、西側社会主導の世界を多極化世界へと導いています。

しかし、それでも世界は割れています。

このような世界の中で、もしも、日本人が「和を以て貴しとなす」という精神を世界に示すことができたらどうでしょうか。世界は誰かが覇権をもって統治するのではなく、それぞれの国がお互いを尊重しつつ和を保つことができるのではないでしょうか。

もちろん、このようなことは理想論といわれることは覚悟の上で書いております。しかし、世界に本当に意味で平和をもたらす「精神」を根本的に持っているのは日本人しかないのではないでしょうか。

正確には日本語を母国語とする人ということかもしれません。最近、話題になっている書籍にペンキ画家のショーゲンさんの「今日、誰のために生きる?」があります。これはアフリカのブンジュ村が、日本人の教えを守って生きているという内容なのですが、その日本人とは縄文人のことを指しています。

そして、日本人だけが「虫の音を美しく聞くことができる」という話が出てきます。

実はこの話は東京医科歯科大学名誉教授、角田忠信博士の「日本語人の脳」の詳しく書かれています。

この研究のそもそものきっかけは、角田博士が1987年にキューバのハバナで開かれた国際学会に参加した時のことでした。

歓迎会の会場をおおう「蝉しぐれ」のような虫の音に驚いた博士が、周囲の人に周囲の人に何という虫かと尋ねたところ、だれも何も聞こえないと言うのだそうです。パーティが終わった深夜、静かな夜道には、先刻よりもさらに激しく虫の音が聞こえていました。若い二人のキューバ人と帰途についた博士が何度も虫の鳴く草むらを指し示しても、二人には何も聞こえないようで、不思議そうに顔を見合わせるばかり。

博士はその後、毎日この二人と行動を共にしましたが、一人は3日目にようやく虫の音に気づいたものの、もう一人は1週間たってもついにわからないままだったといいます。もしかしたら、日本人の耳と外国人の耳には違いがあるのかもしれない…博士の研究は、そんなところから始まりました。

人間の脳は右脳と左脳とに分かれていて、それぞれに得意分野があります。言葉や計算などの知的作業を分担するのは、言語脳といわれる左脳。これに対して音楽脳といわれる右脳は、非言語音を感覚的にとらえるのにすぐれているといわれます。

この脳の働きを日本人と西欧人で比較してみると、西欧人は虫の音を右脳(音楽脳)で処理するのに対し、日本人は左脳(言語脳)で受けとめる、つまり虫の「声」として聞いていることが角田博士の研究で明らかになりました。

一体どうしたら、そんなことがわかるのでしょう? 人間の耳から脳への神経系の構造は、左耳から入った情報は右脳へ、右耳から入った情報は左脳へ行く、という交叉状態になっています。そこで、左右の耳に同時に違った音を流した後でどちらの音を聞きとれたかを調べることで、どちらの脳が認識しているかを判定。いろいろな音でこうした実験を積み重ねていくと、

音楽や機械音、雑音は右脳で、言語音は左脳で受け止めていることがわかったのです。

ここまでは、日本人も西洋人も共通なのですが、違いが出るのは虫や動物の鳴き声。こうした音を、西洋人は楽器や雑音と同じように右脳で聞いているのですが、日本人は言語と同じく左脳で聞いていることがわかりました。

こうしたことの背景には、その言語における「母音」が大きく関わっているといわれます。母音より子音の方が重要な役割をもつことの多い西洋人は、母音を音楽脳で処理するのに対して、母音で言葉を形成する部分が大きい日本語を話す日本人は、母音を言語脳で処理するのだとか。

そして、虫や動物の声は母音に非常に似ていることから、日本人はこれらの音を言語脳で聞くと推察されています。それだけでなく、波・風・雨の音・小川のせせらぎといった自然音や邦楽器の音なども、日本人は左脳で聞いているのだそうです。

さらに興味深いのは、日本人でも外国語を母語として育てられると西洋型になり、外国人でも日本語を母語として育つと日本型になってしまうこと。西洋型か日本型かは、人種の違いではなく、幼児期にどんな言語を母語として覚えたかの違いである可能性が高く、「日本人の脳というより"日本語の脳"と言うべきだろう」と角田博士は語っています。

博士の今までの調査では、日本語と同じパターンは世界でもポリネシア語でしか見つかっていないということです。

虫の音をはじめ、生きとし生けるものの「声」に耳を傾ける。自然に対する日本人のそんな感受性は、左脳で聞くという日本語の脳とも関係していたのかもしれません。

この日本語を使う者こそが、あらゆる人々の調和を取ることができる可能性の秘めていると考えています。そして、八百万の神を受け入れ、様々な宗教も受け入れ自然に取り込むことができる日本語脳を持つ日本人以外に世界に調和をもたらす民族はないのではないでしょうか。

しかしながら、今の日本人は逆に日本語の壁で世界から情報は遮断され、そしてマスコミから偏った情報だけが入ってきています。

日本人は、きっと世界の本当の姿、これまでの本当の歴史を知れば、自ら考え、自然と世界の平和と調和へ貢献する人々が出てくると思います。

イスラエルとハマスの戦争は、イスラエルのシオニスト政権の過激思想が大虐殺を続けています。しかし、日本ではシオニストのことさえ、きちんと伝わっていません。世界は知っているのに。未だに日本はウクライナと共にあります、と掲げ支援を続けていますが、そもそもこのロシアの特別軍事作戦は、ウクライナ側のドンバス地方への虐殺的な攻撃があったからであったからです。ウクライナでは汚職や酷い人身売買が行われていたことなど、世界は知っていても、日本人はただの陰謀論として片付けています。

非常に残念です。もっと、日本人が世界の現実を知れば、私たち日本人は、日本語脳という世界でも稀な脳を育てられているのです。

日本人こそ、世界で起きている本当のことを知ることが、世界の平和と調和への貢献の礎となるはずだと信じます。

日本語脳を持つ、日本人よ。もっと世界で起きている本当のことを知ろう!

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