成果を上げるには時間との向き合い方が大事
何かをやる時に最も不足する資源は時間ですよね。
お金は貯められるし、借りることもできる。人脈増やすことができる。情報も集めることもできる。でも、時間は貯めることも、借りることも、増やすことも、そして集めることもできません。
やはり、P.F.ドラッカーが言っていたことは真理なのでしょうね。「成果をあげる最大の条件は時間である」。
<時間を創る方法>
時間を創る方法として、私が考えるのは、「やること」ではなく、「やらないこと」を決めることです。
新しく何かに取り組む際に、多くの人が「やることを増やそう」とします。そして、実際には増やしたことは、「時間が無くて」できないとなるのです。
なぜ、そうなってしまうのか。
それは、やることを増やす前に、「やらないこと」を決めないからなのです。
誰もが一日中ボッーとしていて何もしていないわけではありません。「何か」をしているのです。みんな忙しい。
しかし、忙しい中に「新しいこと」を足そうとしても、時間は不足します。そのため、「できない」とになります。また、新しいことは慣れないことでもあり、「予想以上に時間がかかる」場合もあります。
そして、新しいことは「難しい」となり、やめてしまい、いつもの自分のやっていることをやり続けていくということになります。
では、何が大切なのでしょうか。それは、まず先に「新しいことをやる」のではなく、「やらないことを決める」ことだと私は思います。
自分が使っている時間、いつもやっていること、その中で「やらない」ことを決め、その時間を新しいことにあてる事が重要ではないでしょうか。
「今」に何かを足すのではなく、まず「やらないこと」を決める。それから、やることを足す、ということです。
新しいことをやるために時間を創る際にいつも意識しなければならないのは、「気合」を入れて「新しいことを足す」前に、「やらないこと」を決めて、冷静に自分の時間を見つめて、新しいことを組み入れる時間の確保をすることこそ、重要だと私は思います。
<時間効率を高めるには>
①時間を記録する
②自分が何に時間を使っているかを整理し、無駄なことをしている時間を見つけ出して、それをやめる
③自由になる時間をまとめる
時間の性質を知り、まとまった時間を創ることが重要だと思います。最後にドラッカーの言葉を。
<成果を上げるために身につけておくべき習慣的な能力>(ピーターFドラッカー/経営者の条件)
(1)何に自分の時間がとられているかを知ることである。残されたわずかな時間を体系的に管理することである。
(2)外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。仕事ではなく成果に精力を向けることである。「期待されている成果は何か」からスタートすることである。
(3)強みを基盤にすることである。自らの強み、上司、同僚、部下の強みの上に築くことである。それぞれの状況下における強みを中心に据えなければならない。弱みを基盤にしてはならない。すなわちできないことからスタートしてはならない。
(4)優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中することである。優先順位を決めそれを守るよう自らを強制することである。最初に行うべきことを行うことである。二番手に回したことはまったく行ってはならない。さもなければ何事もなすことはできない。
(5)成果をあげるよう意思決定を行うことである。決定とは、つまるところ手順の問題である。そして、成果をあげる決定は、合意ではなく異なる見解に基づいて行わなければならない。もちろん数多くの決定を手早く行うことは間違いである。必要なものは、ごくわずかの基本的な意思決定である。あれこれの戦術ではなく一つの正しい戦略である。
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