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【中東外資系CA】仕事ってどんな感じ?

世界150カ国以上を飛び回れる
ステイ先は豪華ホテル
給料高い!ドバイに住める!家賃無料!
休日はアフタヌーンティ〜✨

そんな暮らしを先日辞めました。

中東某外資系CA辞めました。

あの赤い帽子をとり、卒業しました!


客室乗務員という仕事に興味がある方へ、
外資系CAを目指す方へ
良い部分もchallengingな部分も全部含めて
一意見として少しでも参考になりますように
願いを込めて💌

ここに少しずつ気が向いた時にまとめていく。
自分の人生の大事な一章を忘れないようにするためにも。




結論:元気で旅行が好きなうちは、魅力たっぷり夢の仕事✨🌈自由で働き易いしね!ただ、身体には酷


だって、、



給料、家賃、交通費、ステイの時のご飯代まで無料

日本での新卒の給料の二倍ほど
はもらえる。(円安の影響もあり)
税金なし。額面=手取り。貯金しやすい!

時給約2500円
基本給18万円ほど+飛んだ分の時給(エコノミークラス担当時)
フライト時間は100時間前後
少ない時は80時間とか。

ビジネスクラス担当になるとこれより数万円アップ
基本はこんな感じ。

家賃は無料

綺麗で大きめの1人ひとつの部屋。

ルームメイトは2〜3人
キッチンとリビングルームだけはシェア。

みんなそれぞれのフライトで忙しいから
1週間お互いの顔を見なかったなんてこともよくある。笑 

住んでいるアパートから空港直結の本社までは無料バスが20分に1本ほどあるから
交通費もなし


レイオーバー(飛んだ国で1泊する)の時は、
ホテル代もご飯も会社持ちだから無料。

ご飯代とかその他自分で出かけた時に払うお金は先払い。
自分のクレジットカードから払うけど、
後で給料明細みると、
朝食、昼食、夕食代金がちゃんと後から給料と一緒に振り込まれてるという仕組み。

ただし行く国によって値段設定はある。
それを超えたら自分で支払うので
使いすぎ注意笑

例)日本だったら、朝ごはん2000円、昼ごはん4000円、夜ごはん5000円というように決められている。

その分がフライト時間分の時給の他にステイ手当としてもらえるイメージ。




休憩ゆるめ

10時間を超える長時間フライトの際には、
客室乗務員用のベッドがあり、そこで数時間寝れる笑
その休憩の間も給料は発生

それ以下の時間のフライトの場合は、
ギャレーと呼ばれるキッチンエリアで軽食やお菓子をつまんだり、
ギャレートークという名の雑談をしています。
時には踊ったり笑

10時間以内だけど長めのフライトや、
早朝や深夜便の時は、
最後尾のお客さんが座る真後ろの席に座ってご飯を食べたり、
カーテン付きの時は目をつむっていたり
自由笑

このラフさは最高です!


月の3分の1はオフ

一個レイオーバーのフライトが入ると、
飛ぶ時間とステイを合わせて大体2日〜3日がかりだから、その後は大体数日オフ


基本疲れてるからフライト直後のオフとかは一日寝て何もせずゴロゴロして終わる時なんかも日常茶飯事。
(よくあるCAの人たちの華やかな休日は、この🦥な休息時間の後に披露されています、、笑)

基本的には、飛んだら次はオフが1日か2日入って
また次のフライトという感じ


でもやはりあまり感じずとも、時差や気候による身体への影響は否めない。
日本やアジア諸国(ドバイから見れば東)に飛んだあと、
ヨーロッパやアフリカ(ドバイから見れば西)に飛ぶ
そんなスケジュールが組まれている場合は
フライトとフライトの間のオフが多めに設定されていたりする。

(または長いフライトが重なればその間5日オフなんてことも。そんな時は大体自分の国に弾丸で帰るか、中東近辺の国へプチ旅行してる人多し。)


総じて休みの日は多め。

家に帰れば仕事から一切切り離された生活になるため、
自由に使える時間は多い!
何か他にやりたいことがある人にとってもこれはとても良い点
(ただし、疲れをうまく対処できれば)



泊まりがけではないフライト
の時ももちろんあって、
それはターンアラウンドと呼ばれる。

例えば、ドバイを出発して5時間以内の短めのフライト後、
そのまま次のお客さんを乗せてまたドバイに帰ってくる。
そんな日帰りフライト。

行きのフライトの後、地上スタッフの清掃チームが入る。
それを監視しながら(危険物を機内に残していっていないかなど)
手早く機内食(クルー用に用意されている)を食べる。

そしてすぐに
セキュリティチェックと呼ぶ安全確認作業を一席一席行う。

毛布やヘッドフォンをおいたら、
また帽子とスマイルon!

そしてまた次のフライト。

これが結構バタバタで忙しい。

深夜便なんかは眠さとの過酷な戦い。
またそんな時に限って、
席交換や医療関係の出来事なんかが重なるもんだから中々気が抜けない、、

こんなターンアラウンドと、泊まりがけのレイオーバーがオフなしに
続けて入ることもあるから

体力的にちょいと大変なのは否めない


一番難しかったのは睡眠の管理

2年間経ってもやはり夜便は私にとって慣れていくものではなかった、、

30分睡眠しかできず24時間起きていた時、
ワクワクよりも、やっぱり
朝に起きて夜に寝る生活がいいなあと思ってしまった。

夜便の前に寝れなくて、寝なきゃというプレッシャーで謎に涙を流したことも多々( ;  ; )
平然として見える他のクルーも話を聞くとそんな感じの人は多い。


例えば深夜2時に出発の便の時、
大体0時ごろに家をでる
ということはお化粧やヘアセットのことも考えると余裕を持って22時半には起きていなきゃ。

ということは遅くとも18時くらいには寝ていたい、、

20時、、目は開いたまま(普段寝る時間じゃないものね、、しょうがないもうちょっとで寝れる)

21時(あー、あと一時間ちょっとしか寝れない、、でも寝れない、、朝ふつうに起きて昼寝もあまりできなかったから寝たい。今寝れなかったら次は24時間以上起きて働き続けなきゃならないからね、、、でも寝れない、、、でも目瞑ってれば体は結構休んでいるはず、、)

22時半、、30分だけ寝れて一番眠い時間。強制的に目覚ましの音で起きる、、

といった具合に、、


自分に合った方法で寝るタイミングを変えたり、
食べるものを変えたり、
もちろん工夫次第で変わることもある。

でも中東外資系はこんな夜便がたくさんあるという心の準備は
しておいて損はない。


約2年間で飛んだ国は45カ国

行って帰ってくる日帰りのターンアラウンドを含めると69都市はいってる。

となると、
疲れをうまくマネジメントできて普段の生活も充実させることができれば
刺激的でエキサイティングなLifeなのは間違いない。



全体的に自由な雰囲気〜ただしキャラ濃いめ

だからこそ、日本での暗黙のルールはいったんおいておいて、
自分が正しいと思うことは主張して、
他の強そうな人たちに言いなりにはならないように

Polite(礼儀正しくいること)で。
でもFirm(しっかり強く)
assertive(自信持ってはっきり主張するよう)でいること

が求められる。

逆にこれができれば怖いものなし!
後は落ち着いて仕事をこなすのみ。



ヨーロッパ人やアラブ人多め、20代多め

ただしリーダー格のポジションになると、
10年以上勤めている人や30代、40代多め。
アジア人も多いけど、
フライトで自分1人だけアジア人〜みたいなことが多かった印象。


まだまだあるけど、基本はこんな感じ。

目指したい人、少しでも興味がある人、
元気なうちに、今のうちに、
どんどん挑戦してきて!

後悔はしないことを保証する。

いってらっしゃい!




わたしはその間に、夢に見た生活を日本で贅沢に味わうこととするね🥹
それは、
朝に朝ごはんを食べ、
夜に自分のベッドで寝る生活。笑

まずは数ヶ月間、体内時計と体調を整えて
地上での生活に切り替えます!

今日も最後まで読んでくれてありがとう✨

(もし実際に外資系CAやってみるか!って思った方いたら、
こちらの記事も軽くチェックしてみてください〜)


With love,
Mirai

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