未来創造家

問題発見・解決するプロセスコンサルタント、未来創造家の大林です。 このノートでは、専…

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問題発見・解決するプロセスコンサルタント、未来創造家の大林です。 このノートでは、専門分野である環境や、個人的に関心のある教育、政治・経済、時事問題等について、本当の問題を整理し、そこから考えられる未来についても考察していきたいと思います。

最近の記事

プロセス工学による「問題発見・解決」、「未来創造」とは

プロセス工学による「問題発見・解決」とは何かを理解するため、まずは「問題」とは何かを定義する必要がある。 問題とは何か?ここでは問題には二つの種類があると考える。 「顕在化している問題」: 理想と現実の乖離やギャップとして認識されている問題。 「潜在的な問題」: 我々が認識していない問題であり、顕在化している問題の根本原因。 顕在化している問題は、潜在的な問題から生じるプロセスの結果である。 「プロセス工学による問題発見・解決」、「未来創造」とは何か?プロセスとは、

    • 「餅は餅屋」 生産性改善に必要なこと

      「何事においても、その道の専門家に任せるのが一番である」 自転車を漕ぐと「ガクン」と異音がする。 調べたところ、チェーンに原因があることはすぐに分かった。 何か挟まっているのだろうと、自転車を逆さにし、チェーンを回しながら良く観察し、調べたが、異常は見つからない。 その後も、油をさしてみたり、何かあるごとに調べてみたが、異常は見つからない。 しばらくして、自転車屋さんに持っていき、見てもらった。 ものの1分で原因を突き止め、解決してくれた。 原因は、チェーンの一

      • 感染経路不明?

        感染者の増加速度が緩やかになってきたたためか、今度は「感染経路不明者」という言葉がしきりに報道されるようになった。 数%ならそれでも良いが、70%程あるにも関わらず不明のままで良いのか。これは問題を解決する際に最も多い間違いかもしれない。 何をもって不明と言うのか。こういう場合、例えば「ライブハウスで感染者と濃厚接触した」等の決められている感染経路があり、それに適合しないと思考停止になり、不明扱いになる。 ここで問題(新たな感染経路)を探し、発見することが問題を解決する

        • ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(4)

          (1)1. ウィルス(病原体)とは (2)2. 感染源(ウィルス保有者) (3)3. 感染媒体(感染経路)4. 被感染者 (4)5.どうする? 5.どうするウィルスの性質と存在形態を知り、どこで発生し、どの様にして感染するのか、感染しても生体防御機構(免疫)が働くことについて整理した。感染の仕組み、プロセスを理解できれば、どこに問題が潜んでいるか発見でき、対策も可能となる。各方面で3密を避けるようにと言われているが。それがどういうことなのか、どこに注意をしたら良いのかが分か

        プロセス工学による「問題発見・解決」、「未来創造」とは

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(3)

          (1)1. ウィルス(病原体)とは (2)2. 感染源(ウィルス保有者) (3)3. 感染媒体(感染経路)4. 被感染者 (4)5.どうする 3. 感染媒体(感染経路)さて、ウィルスは生物ではなく、自分の意志で動くことはできない。従って、媒体を通じて移動する。その媒体は水であり、その水がまた空気中を浮遊したり、手やモノに付着したりすることにより移動する。 すなわち、ウィスルは発生源(感染源、感染者)から環境中に放出され、環境中に存在する間は極小さな物質と同じであり、その挙

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(3)

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(2)

          (1)1. ウィルス(病原体)とは (2)2. 感染源(ウィルス保有者) (3)3. 感染媒体(感染経路)4. 被感染者 (4)5.どうする 2. 感染源(ウィルス保有者)感染源となるのはウィルスに感染した所謂感染者である。そして、改めて感染とは、生物の体内もしくは表面に、より体積の小さいウィルス等の病原体が寄生し、増殖するようになること。従って初期の段階では病原体の数は少ないが、例えば、インフルエンザウィルスは1〜2日で108個にも増え、感染原因は、摂取するウィルス量が最

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(2)

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(1)

          (1)1. ウィルス(病原体)とは (2)2. 感染源(ウィルス保有者) (3)3. 感染媒体(感染経路)4. 被感染者 (4)5.どうする はじめに連日、新型コロナウィルス(COVID-19、SARS-CoV-2)のニュースが報道され、私達の生活に多大な影響をもたらしている。しかし、不安を煽る偏った報道ばかりで、いったい何が問題なのか、どうしたら良いのか良く分からない。 専門家と称している方による解説もあるが、抽象的な話ばかりで、何が、どのように、どうなるのかという視点が

          ウィルスによる感染について問題発見の視点から考える(1)

          自己紹介

          問題発見・解決するプロセスコンサルタント、そして未来創造家の大林です。 プロセス開発者として、問題を俯瞰的に捉え、本質的な問題を見極め、解決することや、既存の事業を組み直し、そこに新しい要素を掛け算することにより、新規事業を創造することを得意としています。 世の中で難しい問題とされているものは大概、複雑な問題のことを言うことが多く、複雑な問題は簡単な問題の集合体であると言えます。従って、複雑な問題を因数分解し、一つ一つ解決していけば、大概の問題は解決できると考え、そのとおり