「弱者男性」という言葉は卑怯だ、の記事に対する個人的な指摘。

先日Xの男女論で「まこと」さんのポストが話題になり、このようなnoteが書かれました。

こちらの記事、読んでみると首を傾げたくなるような点がいくつかあり、こういう長ったらしい言い訳・詭弁こそが男性を辛い立場にしているのでは?と思ってしまいました。

まことさんのコメント欄に失礼ながら1つ疑問点を投稿したのですが、気付いたのかイラッとさせてしまったのか逃げられてしまいました。

上記の画像コメントは「男性は弱さを自覚できない、指摘されても認められない」は本、投稿した本人がまず認識しているかどうかを確認するために投稿しました。

肯定してしまえばまことさん自身が投稿した通り
「精神が貧弱、我慢ができない。
感情的で衝動的、そしてそれを自覚できない。
指摘されても認められない。
そんな自分の問題を自分で引き受けずに
「仕方ないよね」と言ってもらえることを求めてばかりいる」
となってしまうため、こんなボロクソに貶した考え方を受け入れるのは中々難しいと思います。
逆に否定してしまえば「弱さを自覚できない、指摘されても認められない」は嘘であり、まことさんの言葉は信頼性を失ってしまいます。

しかしまことさんは記事内の「男性社会が抱える問題」の所に、
「私は自分自身も男性のひとりとして、多くの男性が抱える問題が「弱さ」であり、またその「弱さ」をなかなか認めることができないことである と、そのように思っています。」
と書かれています。
まことさん自身が弱さを認めているのです。
つまり弱さを認めているということは、「自覚できない、指摘されても認められない」は矛盾している事になる。

そしてコメントでは「今回の記事の内容ではない」と逃げているが、
私はまことさんの記事を読んだ上で突っ込んでいるわけであり、決して記事とは関係のない話を持ち出しているわけではない。
矛盾に気付いて指摘が怖くなり逃げているようにしか見えない。

・急に出てくるフェミニズムからの視点


まことさんはメンズリブを掲げていますが、
メンズリブで「男性の弱い部分」を論点にしているのに、何故フェミニズムが出てくるのか意味不明。
フェミニズム視点の「男性はマジョリティ」を出してしまうと、まことさんが言っている男性の弱さは全て否定されます。

そしてマジョリティという言葉こそが「男性社会が抱える問題を覆い隠す」原因であり、男女論では昔から散々言われている。
分かりやすいのが「男性は下駄を履かされている」という言葉を男女論に参加している人であれば一度は聞いたことがある台詞であるが、
これは「男性は困ったことがあってもマイノリティである女性よりも問題は大したことが無い」という男性マジョリティ論である。


もうお分かりであると思うが、まことさんの記事にあるフェミニズムを持ち出して、あろうことか文春オンラインの記事が勝手に名付けた

「女性をあてがえ論」


などという間違った論を平気で貼り付けるのは『伝言ゲームに途中から参加して間違った言葉をそのまま他の人に拡散している行為』そのものであり、この論を元から調べようとせずに話を進めるのはあまりにも卑怯だし、男性の弱者性を語る上では到底受け入れられるものではない。

弱者男性達が直接「女性をあてがえ」などと言った事は私が観測してきた中では一度もなく、伝言ゲームのように少しずつ変化していったものであると認識している。
最初は「結婚するにあたり男性は金を持っていないと相手にされない、だから少子化対策として既婚者の強者達から税金を取り、稼げない弱者男性にもチャンスを与えるべきだ、他の対策として男性は当たり前のように女性に金を渡しているのだから、女性は稼げない弱者男性を養うのが手っ取り早い」のようなニュアンスで話が進んでいたのだが、これを発言したのが弱者男性の中でも発言力を持っている人だったので、フェミニストたちが気持ち悪がり発言の意味を勝手に「弱者男が女をあてがえって言ってる!キモイ!エロ漫画かよ!」「弱者男性は女性をあてがえと言っている!女性をモノとしか見ていない!女性差別・蔑視だ!」と変化させていき、悪口で盛り上がっているところを、後から見た人達が「弱男はそんなことを言っているのか」と思ってしまいこのような結果になったというのが一つの流れである。
他にもあるだろうが、とりあえず私が観測してきたのは上記である。

そもそもメンズリブ及びマスキュリズムは似たようなものではあるものの、フェミニズムとは水と油のような関係性であり、男性の辛さを訴えれば二言目には「それは差別コストだ」だの「それは男性の特権だ」などと突き放してくる。
それこどろか「フェミニズムを勉強すれば男性も楽になるよ!」のような事を言ってくるが、
フェミニスト達が主張する事と言えば先程の男性の強者性や『男は性犯罪者、全ての男はこれを受け入れろ』のような男性差別的な事ばかりである。
全ての男性が性犯罪者だと本気で思っているから「モスバーガーのジャニーズポスター事件」にも何も言わないのであろう。

上記を見ていくと分かるが、普段男性達を性犯罪者扱いしたりキモイ連呼したり容姿を貶すようなフェミニストはいないことが分かる。
(普段暴れているフェミニストの証拠は上記のサイトの検索欄にフェミニストとでも入れれば大量に出てくるので是非ご覧ください)

・女性差別をしないメンズリブという卑怯さ

メンズリブならば男性差別をしないのが当たり前のように思うが、まことさんは女性の加害性を完全に無視して「男性の辛さ」に焦点を当てているのが卑怯だと思います。
Twitter(現:X)でも男性に対して中傷をするような言葉が大量にあるのはご存じかと思います。
犯罪をしていない前科もない男性に向かって「男は性犯罪者予備軍」と画像と共に言ってきたり「男のチビは嫌い、価値が無い」酷い場合は「チビ男は死ね」というようなコンプレックスを刺激する言葉を平気で使っているのですが、このような言葉が原因で辛さを感じている男性は多いと思います。
まだ「たぬかな」のように切り抜きではなく配信上では低身長の男性と慣れ合っておふざけしている方がマシなレベルで、気に入らないからと言って直球で男性差別をする女性アカウントがここ最近で凄く増えたのは事実です。

にも関わらずまことさんのような自称メンズリブを掲げる人は何故かこの事実に触れようとせず、
「男性の辛さはモテに拘っている」のような、まるで自業自得だと言わんばかりに男性そのものを否定しています。
「「強者」⇔「弱者」といった価値観を生んでいるのは
能力主義や資本主義、"モテ"などといった
競争原理が強く支配する男性社会の価値観の影響を多分に受けたものであるから、男性社会の文化や構造そのものに対する批判的な視点やアプローチが必要」
と、まことさんは言っているが、「女性から受ける男性差別の言葉や、何も悪い事をしていない弱者男性を悪者扱いする」のも原因であるのは少なからず事実であるので、男性だけのせいにはせず女性の認識も変えるように活動してみてはいかかだろうか?
その問題を、一部の男性が抱える個人的な問題としてレッテル貼りをして押しつけず、今の社会に存在する男性差別問題として考えてはいかがでしょうか?

それでは。

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