不倫沼③
私たちは社内でも留まるところを知らなかった。
毎日繰り返す社内メールで愛を交わし、人目のないところで落ち合ってキスしたり、倉庫で抱き合うことも度々あった。
誰かが来るかもしれない、と思いながらするセックスは、脳がとろけそうなほど刺激的で、私は倉庫の壁で後ろから犯されながら、何度も何度も絶頂に達した。
お互い、相手の身体に取り憑かれていたのかもしれない。
それが初めてのセックスみたいに、会えば何度も求め合い、すればするほど気持ち良くなった。
見つかることはもちろん恐かったが、2人とも燃え上がっていて、周りのことはほとんど見えていなかった。
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