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台風や大雪の時に思う事

台風も大雪も、「事前に分かる災害」だ。事前に分かるという事は、事前にある程度対策出来る。

台風なら、外にあるものを中に入れ、雨戸を閉め、雨戸がなければ窓を段ボールやタオル等で補強する。車庫がない場合は車を立体駐車場に避難させたり、カバーをかけたり、カバーがなければ毛布等で覆ったり、それも難しければとりあえずフロントガラスを建物側に向けて停める。停電に備えて電灯、モバイルバッテリー等を用意しておく。台風は大体1日、長くても2日で去るが、物流がすぐに戻らない事もあるので、食料や水等も用意しておく。

大雪なら、数日家から出られないと仮定し、予め食糧や水を用意しておき、停電に備えて電灯、モバイルバッテリー、電気を使わない石油ストーブ、灯油、防寒着、カイロ、カセットコンロ等を用意しておく。長靴やスノーブーツ、スコップ等も忘れずに。可能であれば車を立体駐車場に避難させるのも良い。

沖縄の台風は大きい。毎回ではないけれど、車も飛ぶし、電柱も折れる。

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その割には、人的被害が少ないのは、沖縄県民は台風対策をよく心得ているし、仕事が休みなのも家から出ないのも常識だからだ。また、建物自体も台風に強いし、避難所の開設も早い。

そんな台風大国沖縄から雪国福井に引っ越してきて、4回か5回位大雪を経験しているが、雪国なのに、事前の用意も、雪に対する心構えも出来ていないのが非常に気になる。

とにかく車を出さなくて良い様に、事前に準備!でしょう。

車を出す事で、渋滞が発生したり、立ち往生が発生したり、スタックしたり。3年前の立ち往生では死者も出ているし、あちこちでスタックしたせいで緊急車両が通れなかったという話も聞く。

そして、こんな悪天候の中、ライフラインを支える会社や医療従事者でもないのに出勤させる企業もおかしい。会社には、社員の安全を守る法的義務があり、災害時に無理に出勤させるなんて安全配慮義務違反であり、法的に訴えられてもおかしくない。(私なら即訴える) 

行政も、休業要請を出しても良いと思う。

実は、私の夫の会社も、休みにしなかった。夫は休んだが、車中泊してでも来い、歩いてでも来い、会社の近くに引っ越してでも来い、もっと責任感を持て、と叱られたらしい。社員の安全を考慮する気がなさすぎて怒りが収まらないよ、私は。

…と、個人的な事はともかく。皆もっと雪に備えて準備出来るのでは?と思う。市民も、企業も、行政も。

↑うちのアパートの駐車場 車が出せる状態ではない 

↑大雪一日目 視界がものすごく悪い 

ここは幹線道路なので除雪入っているけれど、住宅街の中は除雪されておらず、車が通れる様な状態ではなかった

↑3年前の買い物の様子 普段車が通っている道がこんな感じ 今回も同じ状況

↑こちらも3年前 歩道を歩くのがまるで雪山を歩いているかのよう… 今回も歩道はまだこんな状態

さて、愚痴の様な話はここまでにして。

人間は自然の恩恵を受けて生きていて、台風も、大雪も、確かに被害はもたらすけれども、一方で恵みでもある。

例えば、沖縄の海は、台風がなければ水温が上昇し、それにより魚や珊瑚が死んでしまう。近年台風が減っているせいもあり珊瑚の白化が進んでいるそうだ。

また、水不足になりやすい沖縄では、台風は水を運んでくれる恵みそのものでもある。水が豊富な地域に住んでいる人には全く想像つかないかもしれないが、私は水不足による断水、給水制限も経験している。

福井を始め豪雪地帯は、雪のお陰で豊かな水があり、だから美味しいお米を作れるし、美味しいお酒が作れる。水が豊か、という事がどれだけありがたい事か、気付いて欲しい。

また、雪が降らなければスキー場等の経営も成り立たない。去年は雪がほとんど降らず、倒産したスキー場もあったから、私は今回の大雪は本当に良かったと思っている。

台風も雪も、なくてはならないものであり、自然を守り、人間の生活を守ってくれる、ありがたいものである事を、忘れてはならない。

台風の時も、大雪の時も、自然の恵みに感謝し、事前に備え、雪掻きの時や徒歩での買い物以外は「ステイホーム」が基本。

お酒を飲んだり、美味しいもの食べたり、ドラマや映画を見たり、本を読んだりして過ごしましょ^^ 

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我が家はお正月がおまけで増えたみたいな感じで楽しんでいました^^ 

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