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タオ(道)を生きる

まず最初に、バイロン・ケイティについてご存知ない方に、サラッと紹介します。

バイロン・ケイティは自分自身と向き合うメソッド「The Work」を考案した人です。
シンプルな四つの質問で自分自身と向き合い心の重荷を取り除く、という感じです。

The Workについては今回あまり触れませんので、ご興味がある方は下のリンクからご覧になってください。

彼女はスピリチュアルとは全く関係のない方で、どちらかというとスピリチュアルな人間を「お気楽なニューエイジ」と呼ぶくらい、おそらく反対側にいるのではないでしょうか。
※ニューエイジとは、キリスト教では精霊のことをスピリットとよぶので、それとは分けるためにスピリチュアルなことをニューエイジと呼ぶとかなんとか。

私はずっと、しんどくて苦しいのを誰かのせいにしていました。

・彼に何度電話してもぜんぜん出ないし、折り返しもなくて蔑ろにされているし、私をバカにしている
・母が私をコントロールしようとしていて腹立たしい
・自分の思い通りにならないのは◯◯のせい…

こんな話を辛抱強く聞いてくださっていたT先生に、バイロン・ケイティの「道(タオ)を生きる」という本を紹介していただきました。
今の私にぴったりだから読んでみるといいよって。

※なんか値段がすごいことになってますが(汗)
こんなに高くないので、リンクをポチって値段をご確認ください

老子の言葉から彼女が感じたことをまとめられた一冊です。内容は、

目の前に起きた出来事に対して「ストーリー」を自分で作り出し、そのストーリーが自分を苦しめている。
起きた出来事に対してありのまま受け入れたら、世界はこんなにも平和で慈愛と慈悲に溢れている。

そのことが繰り返し、彼女の体験談も交えて書かれています。

最初は本を読み進めていくのがとても苦しかったです。
何故かとても厳しい先生に自分を責められているようにも感じましたし、そんなに簡単に割り切れるのかな?と釈然としませんでした。
もし犯罪被害者になったら同じことが言えるか?
それが性暴力だったならー。
それがネグレクトや児童虐待であったならー。
トラウマなるような大きな心の傷をおったならー。
実際に、著者も強盗にあってお腹に拳銃を突きつけられる被害に遭ったそうですが、その瞬間でさえ「次に何が起こるか、自分がなにを言うかを考えたら幸せだった」的なことを述べています。

完全な悟りピープルなのでちょっとついていけないかなぁ…。

あまりにも辛くなってきたので、途中でThe WorkのYoutubeを見てから考えが変わりました。
相談者と真剣に向き合い、でもやさしい眼差しで穏やかに話す彼女を見て、なんて慈愛に満ちているんだろう、と思いました。
決して厳しいものではなく、誠実に相談者が答えを見つけるのを見守っているー。

ごく一部ですが、よければご覧ください。

それ以来、文章がスッと入ってくるようになりました。

ありのままを受け入れる。
過去の出来事や未来に起こるかもしれない不安なことに気を取られるのではなく、今この瞬間。
なにも起きていない今が大切。
起きている現実に対してストーリーを作り出さず、そのままを受け入れる。

彼が電話にでなかった。
ただそれだけ。
じゃあ次になにをするか?それはわたしの心のままに行動する。
ここにもストーリーを作らない。

難しいですが、これをやらないと私はずっと苦しいまま。
自分を傷つけるのも幸せにするのも自分次第。
私を苦しめる原因も、私を幸せにする方法も、外側にあるのではなく、全ては自分の中にある。
そう気づくことができました。

今も実践できているか?と言われると、こういうことをちょいちょい忘れて外側でなんやかんやしちゃうときがありますが(笑)

全く同じことを、エックハルト・トールも「ニューアース」の中で語っています。


スピ系も悲スピ系も別の時点で同じことを語っていてとても面白いなと思いました。

このあとに並木良和さんとの出会いがあり、今もとても大きな学びとなっています。
バイロン・ケイティの学びがなかったら並木さんのお話が理解できなかったかもしれません。

次回は並木さんについてです。

つづく

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