見出し画像

その会社、倒産しませんか?

得意先の会社が倒産したら売上代金を回収することができません。
投資先の会社が倒産したら、これまでの投資額がゼロになります。
あなたが勤めている会社が倒産したら、失業してしまいます。

そうならないために、決算書を見ていち早く会社が倒産しないか見極めることが大事です。まずは、貸借対照表の右下にある「純資産」(自己資本)を確認してみてください。純資産が大きければ大きいほど、会社は倒産しずらくなります。会社の安全性の高さは、純資産を見ればいいのです。

貸借対照表の右下の自己資本が全体(総資産)に占める割合が「自己資本比率」です。 自己資本比率が少ないと財務が安定しません。自己資本比率は50%以上あると安心です。


大規模な投資が必要な不動産業などは、どうしても自己資本比率が低くなってしまいますが、どんな業種にせよ自己資本比率が1ケタ台なら、会社の状態はかなり危険といえます。自己資本比率が少ない会社は必ず借入金が多くあります。借入金が多い会社は、倒産の可能性が極めて高い会社です。

倒産し辛い会社は「無借金経営」をしています。無借金だと銀行がお金を貸してくれない」 「借入金ができるのは信用がある証拠」と言われますが、それを信じて借り過ぎている会社は要注意です。倒産する会社は、例外なく借金が多い会社です。

無借金経営するためには、資産をお金に変えることを考えましょう。土地、有価証券(株式)などがあれば、売却して借金を少しでも返済することが大事です。借入金がたくさんあり、現預金も多くある会社は、現預金は月商の1カ月分あればとりあえずは十分なので、その預金で借金を返済することを勧めます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?