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今日の1000万円と1年後の1100万円、どちらを選ぶ?

あなたは、今日の1000万円と1年後の1100万円のどちらを選びますか?

ファイナンスを知っていれば、今日の1000万円を選ぶはずです。
何故なら、今すぐに受け取れるお金の方が、後で受け取るお金よりも価値があるからです。

では、明日の1100万円と今日の1000万円では、どうでしょうか?
明日もらえないかもしれないリスクがあっても、明日の1100万円を選ぶ人は、今日の1000万円よりも明日の1100万円の方が価値が高いと考えています。

この時に比べているのは、明日の1100万円とではなく、明日受け取れるかもしれない1100万円です。もちろん、受け取れない可能性もあります。

もし今目の前に1100万円あってそれを受け取れるとすれば、明日の1100万円は今日の1100万円よりも価値は低いことになります。これは、現時点からみた価値であり、ファイナンス用語では「現在価値」(PV: Present Value)と言います。

このように、私たちは将来のお金を現在判断する時は、将来のお金の価値を現時点の価値に割り引いて、比較することが大事です。これを「割引率」(Discount Rate)と言います。セールスの時によく聞く割引率のことではありません。将来の価値をどれぐらいに割り引いて現在考えるべきかの率が割引率です。

今回の記事のキーワードは

現在価値」(PV: Present Value
割引率」(Discount Rate

割引率については少し難しいので、また次の記事で少し深堀してみます。
次回のキーワードは、以下の2つ。

正味現在価値(NPV:Net Present Value)
DCF法(Discounted Cash Flow Analysis)

この4つのキーワードがわかって使いこなせれば、あなたもファイナンスのプロフェッショナルになれます!


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