見出し画像

ミラティブ企画職インターン体験記─「はたらく」ことと向き合った4か月間

はじめまして。2023年9月から12月にかけての4か月間、ミラティブでインターンとして就業させていただいた、﨑山 航志(さきやま こうし)と申します。

本記事では、インターンとしての業務の詳細や、私がインターンの中で得た知見を紹介させていただきます。想定読者は、ミラティブの企画職インターンについて詳しく知りたい方、およびミラティブに興味がある就活中の学生さんです。

それではご覧ください。


はじめに─自己紹介

改めまして、﨑山航志と申します。神戸大学大学院人文学研究科で、社会学を専門に学んでいます。最近は、「VTuber」を職業の観点から捉え、VTuberとしてはたらく人自身の人生において、その職業が持つ意味は何か、ということを研究しています。

就活では、ビジネスに必要なスキルや考え方を鍛え上げられそうなコンサル業界と、自分の好きなものに携わることができるエンタメ業界を見ており、ファーストキャリアとしてどちらを選択すべきかという点で悩み中です。

実務を伴う長期インターンに参加したのはミラティブが初めてで、スタートアップ企業を立ち上げたりした経験もないので、いわゆる「社会人」としての活動は初めての体験でした。

そんな私がなぜミラティブではたらくことになり、はたらく中で何を学んだのか。順を追って記していきたいと思います。

ミラティブとの出会い

Mirrativというアプリの存在自体は以前から知っていましたが、インターンを募集しているということを知り、会社として初めて認識したのは、研究室の先輩からの紹介がきっかけでした。

「ミラティブっていう会社とカジュアル面談したんやけど、﨑山の関心とも近いと思うし見てみたら。」

そして、ミラティブが展開する「採用候補者さまへの手紙」というページの紹介をしていただきました。

もともとVTuberやメタバースに興味があり、ゲームをするのも好きだった私は、「面白そう!」の一心から、インターン選考に挑戦することを決めました。

その後、人事の野呂さん、プロダクトマネジメント担当執行役員の坂本さんとの面接の中でミラティブへの理解を深めながら、縁あって企画職インターンとして採用いただけることになりました。

ミラティブで行った業務

私の所属部署

私が参加したのは、「ミラティブ事業本部プロダクトマネジメント部企画3」という部署でした。企画3のミッションは、「ユーザーさんの配信・視聴体験を総合的に良い体験に改善する」ことです。配信者さん、視聴者さんあってのMirrativの体験を総合的に考えていく部署です。

具体的には、ユーザーさんがMirrativを始め、他ユーザーさんとのコミュニケーションの中で、Mirrativでの活動を楽しめるようになるまでの体験設計が目下の注力分野となっています。

各メンバーは上記ミッションを踏まえ、目の前のイベント等と向き合い、よりよいユーザー体験を設計できるよう日々尽力しています。

具体的な業務内容

私は、インターン前期・中期・後期でおおむね以下のような業務に取り組みました。

  • 前期:ユーザーインタビュー

  • 中期:ユーザー検索・配信検索機能の改善

  • 後期:キャンペーン施策の準備・告知

前期には、Mirrativ内で開催されたスマホゲーム『ONE PIECE バウンティラッシュ』のランキングイベントに参加されたユーザーさんに対し、インタビューを実施しました。ユーザーさんがより参加したくなるようなランキングイベントを設計するため、実際の声を集めることが目的でした。

インタビュー項目の設計の仕方や、インタビュー結果のまとめ方など、学業の一環で行う社会調査にも活かせるような学びを得ることができました。

中期には、検索機能の改善という漠然としたミッションに取り組みました。最終的には、ユーザー検索画面のおすすめユーザー欄に、日々の活動をがんばっているユーザーさんを表示しやすくするようなロジック改修を企画しました。

この時期はSQLを用いてクエリを書く機会が多くありましたが、どのようなデータを抽出し、それをどのように解釈するのかといった、データの扱い方について学ぶことができました。

後期には、「視聴ミッション10倍キャンペーン」「年末大感謝キャンペーン」の準備および告知に取り組みました。デザイナーさんやCSの方と連携を取りながら、LP作成や告知作業を行いました。

実際にユーザーさんの目に触れる文面を作成する中で、ユーザーさんの心に響く表現を右脳で考える発想力が鍛えられましたし、社内の他チームの方と協働することの面白さ・難しさも知ることができました。

そのほかにも、過去に行った施策の効果検証や、インターン同期のSQL学習のメンターなど、細かな業務も多く任せていただきました。

インターンを通して学んだこと

ビジネスのことば─数字と論理

業務の中で最も苦心したのは、調査結果や企画書などといった成果物の「見せ方」でした。

ビジネスの上では、KPIや利益など、多くの数字を気に留める必要があります。ビジネスの考え方になじみがなく、数字の扱いもあまり得意ではない私にとって、施策の効果を数字で表現するということは、たいへんな困難でした。

また、短いスパンで次々と施策を打たなければならないビジネスの世界では、とにかく自分の伝えたいことを簡潔に、かつ論理的に示し、スムーズに理解してもらうことが必要でした。

今まで私がやってきたことは、四半期に一度のゼミに向けて文献を読み込み、10ページあまりのレジュメにまとめるといったことばかりだったので、数字を用いて簡潔に、自分の伝えたいことを表現するという経験はなかなかありませんでした。

メンターの社員さんにレビューをいただきながら何度も修正に取り組みましたが、今後の人生で必要となる文書作成スキルの一端を覗くことができたのは、大きな学びとなりました。

コミュニティを作り出すことの面白さ

ミラティブが提供する価値は、Mirrativを利用することによって生まれるコミュニティそのものです。先述の企画3のミッションにも関わりますが、よりよいユーザー体験を設計することが大きな目標です。

そのため、先ほど述べたロジカルでスマートな技能とあわせて、ユーザーさんとわかりあうための表現や仕掛けを考える脳も必要となります。

実際の業務の場面でも、ユーザーさんの心に響く表現を考えたり、ひとりひとりのユーザー体験と向き合ったりと、コミュニティを提供しているミラティブならではの取り組みをさせていただきました。

コミュニティというのは実態がなく、捉えがたいものです。しかしその分、ユーザーさんが楽しめる居場所をつくるために、ユーザーさんの解像度をあげたり「エモさ」を演出したり、捉えがたいものを捉えようと試行錯誤するのが、面白い仕事だと感じました。

こだわりをもって仕事をすることのカッコよさ

ミラティブではたらいているメンバーは、誰もがミラティブのプロダクトに対して強いこだわりを持っており、熱量をもって仕事に取り組んでいました。

私が体験した企画3のPdM以外にも、デザイナーさんやエンジニアさんがおり、それぞれが担当するプロダクトも、エモモ(Mirrativ上で使用できるアバター)であったりアプリ上で開催されるランキングイベントであったりと、多岐にわたっています。日頃の業務では、異なる職種・異なる管轄の方と連携を取りながら、ミラティブをよりよくするために全員が力を合わせています。

また、各チームの成果を讃えあうために「ウィン・セッション」という週次のイベントを行っていたり、Mirrativ内で大きなイベントが開催された際は、その様子を皆で見守ったりと、各自の成果を共有して皆で楽しむ風土があります。

緊急時対応などで大変そうな時もありましたが、インターンの立場で社員さんたちのはたらきぶりを見て、そのこだわりの強さと熱量の高さが輝かしいまでだと思っていました。

自分の仕事に誇りを持つという点で、「社会人」の背中に学ばせていただきました。

おわりに─「はたらく」ということ

私は今就活に向き合っていますが、ファーストキャリアとしてどこを選ぶべきかということ、そして将来どうありたいかということの答えは見つかっていません。もしかしたら答えなどないのかもしれません。

ただ一つ言えるのは、ミラティブという環境は、熱量を持った社員さんに囲まれながら、ビジネスに向き合い、プロダクトづくりを楽しめる絶好の場であるということです。

今後もミラティブは成長を続け、たくさんの就活生の目に留まる機会があると思いますが、ここには自分を「成長」させてくれる最上の環境があります。

「はたらく」ということの正体について、私は今後も考え続けるのだと思いますが、ミラティブでのインターンの経験は、必ず今後の人生で振り返って「挑戦してよかった」と思えるものでした。

この記事を目にした皆さんが、ミラティブでのインターンに挑戦し、自身のキャリアについて考えを深められることを願っています。


▼本選考求人

▼インターン求人


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?