対話型鑑賞の英訳とは??
”対話型鑑賞”の英訳について
少し悩ましいところです。VTS(VTC)と略している解説なども時々拝見するのですが、より狭義の意味合いが強い気がしています(フィリップヤノウィン氏のいう3つの質問、指差し(ポインティング)、言い換え(パラフレイズ)を中心とした方法論)。
対話型鑑賞の英訳ですが、国内で多数の論文を出していらっしゃる平野先生の題名・アブスト(サマリー)をみると
” ART APPRECIATION THROUGH DISCUSSION”
という表現である程度統一されているように見えますね。
https://www.jstage.jst.go.jp/.../36/0/36_KJ00010238414/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aaej/39/0/39_27/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/.../35/0/35_KJ00009814786/_pdf
さしあたってこの表現で問題ないような気がします。
一方で議論よりのDiscussionよりもよりコミュニケーションよりのニュアンスがあるDialogueでもいいような気もします
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平塚市美術館も英語サイトではDialogue記載になっているようです
日本国内でいう対話型鑑賞も様々な流派が出てきており(ACOP,ARDA,対話による意味形成,mite!・・・etcetc)、”対話型鑑賞”という言葉良くも悪くも広い意味を包括したものの位置づけになっているような気がします。
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用語を使用する場合(もしくは自分で広めようとする場合)はある程度のルールや意図・目的を明示化するといいのかもですね。
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もし知見がある方がいましたら、是非教えてください!
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