あけましておめでとうございます。
柏野美沙/美澪です。

先ほど、Xにて次の通りあけおめ投稿をしました。

ファンの皆さま/関係者の皆さまにおかれましては、旧年中は大変お世話になりました。本記事では改めて昨年2023年の振り返りを行うとともに、今年2024年の抱負を綴ります。1年に一度しか書けない記事ですので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。

この記事は次の3段落で構成されています。

謹賀新年 -性別🔁反転術 🐲青/辰-

記念すべき2024年の幕開けは、『性別反転術』で飾りたい。ずっとそう思っていました。

『性別反転術』とは、"男の娘"としてのわたしの2つの姿──レディーススタイル 柏野美沙とメンズスタイル 柏野美澪を1枚の写真の中で共演させる、表現作品の名称です。わたしの活動における重要な節目節目でこの『性別反転術』の作品を発表しており、直近では昨年10月のわたしの初個展『Des -［3.5=10,000］- cription.』の表題作品において『性別反転術』を用いた撮影を行っています。そこからかなり期間が空いてしまいましたが、この度満を持して新たな作品を発表させていただきました。撮影はいつもお世話になっている水月さんに担当していただいています。

──青。
今回の『性別反転術』の撮影において、わたしの頭に真っ先に思い浮かんだのがこの色でした。
振り返ってみれば、アイドルユニット『もんしゅしゅ』加入の際に青色担当となったことをきっかけに青色の衣装を身に着ける機会が増えていきましたが、その後の活動の中で、アイドル活動のみならずわたしの活動そのものにおいても「青」が馴染んできた実感があります。

青色って、「格好良い」と「カワイイ」の両方のイメージを併せ持っている色だなぁと(勝手に)思っています。
『あ、この服の青色ってちょっと格好良いかも。』『この鞄の青はカワイイな……！』日常の中で、そんなことを思う機会が増えました。こうした両面性を男の娘としての在り方にも反映させることが、いまわたしが理想としている魅せ方のひとつです。

美沙/美澪それぞれの姿で、同じ青色のジャケットを使ってスカートコーデ/パンツコーデの異なる着こなしを披露しています。
レディーススタイル 美沙は白ブラウス&白スカートで華やかに、髪型には去年一番練習した編み込みを取り入れました。メイズスタイル 美澪では、執事姿をイメージしてスラックスと合わせています。そのほか、両者に共通するアイテムとして襟元を青リボンで飾り立てました。レディーススタイルはもちろん、メンズスタイルとリボンの組み合わせも、お洒落かつ美澪のイメージとも合致しているように感じられて気に入っています。

このあけおめ投稿には、今年2024年の柏野美沙/美澪の活動における抱負も込めています。これについてはまず昨年2023年を振り返ったうえで本記事最終段落にて表明し、結びとさせていただければと思います。

🖊2023年を振り返って

昨年はわたしの活動史上一番と言ってもいいくらいの「行動」を精力的に積み重ねてきた年であったと実感しています。その中から、ここでは次の4つのテーマに絞って振り返ります。

🚻misamioレンタル⏱

『🚻misamioレンタル⏱』をリリースしたのは、ちょうど1年前の今日、2023年の元日でした。告知用のnote記事を少しでも早く公開したくて……、実家のリビングのこたつで紅白歌合戦を横目に黙々とPCに向かっていたことをいまでもよく覚えています。

当初はモニターさまの募集から始め、ありがたいことにご好評のお声を多数いただけたことから晴れて正式リリースの運びとなりました。
新しいことを始めるときはいつも不安がつきものですが、特にこの『🚻misamioレンタル⏱』は"ファンの方と直接会う"といういままでにない特殊なメニューであったため、あまりにも未知数すぎて一体どう転ぶのか検討もつきませんでした。しかしながら、いざ蓋を開けてみればたくさんの方が利用してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

『🚻misamioレンタル⏱』を実施する中での自身の変化として、ファンの皆さんとの距離が良い意味で近くなったと感じています。
ただ、距離が近くなったからといっても大きなトラブルに見舞われたことはいままでで一度もなく、おかげさまで楽しいレンタルライフを送ることができています。活動もいわば人間関係の延長であり、その結果は実際にお会いしたときに反映されると考えると、普段のわたしの発信態度/内容は間違ってなかったんだなって、嬉しい気持ちになります。

中にはレンタルでお会いしたことをきっかけにわたしのTwitterのヘッダー用画像を描いて誕生日にプレゼントしてくれたファンの方もいて、これは本当に嬉しかった。
わたしは文章は書けるぶん、逆にけっこう口下手なところがあって……、自分の感情やこうした感謝の気持ちを上手く伝えることができていないかもしれないけど、きっとあなたが思っている以上に、わたしは何倍も嬉しいし、楽しいし、あなたに対して心の底から感謝してるんだよってことを、会いに来てくださる方にはちゃんと伝えたいです。

レンタル中に、ファンの方に写真や動画を撮ってもらうのもすごく好きなんです。
ファンの方が相手だからこそ安心して見せれる姿や表情が絶対にあって、これからも一緒にたくさんの思い出をつくっていきたいなと考えています。

おかげさまで、『🚻misamioレンタル⏱』の派生として『🚻misamioレンタル⏱️バースデープラン』『🚻misamioレンタル⏱with cocon❄』『🚻帰省 de レンタル⏱️東京⇔広島』など様々な展開もお届けすることができました。この1年の間に、わたしの活動を構成する主要な軸のひとつとなったこのレンタルメニューを、今年もさらに充実させていきたいです。

ぜひ、今年も柏野美沙/美澪をたくさんレンタルしてくださると嬉しいです。
そしてもちろん初めましての方も！お申込み/お問い合わせをお待ちしていますね。DMやメール(misamisapyon0320@gmail.com)まで、ぜひぜひお気軽にご連絡ください。

📚メンタルケア心理士®講座の修了

わたしの2023年を語るにあたっては、やはり『メンタルケア心理士®』の資格取得に向けた勉強も外せないでしょう。少しスパンがずれますが、年ではなく2023年度の目標として、この資格取得を目標に掲げていました。

『メンタルケア心理士®』の資格取得を目指している理由としては、Twitterでも折に触れて呟いている通り、活動の中で出逢ったとある少女 Xさんとの間で体験した出来事『180日間の記録』が背景にあります。

掲げた目標と誓いを守るため、特に外出やお仕事の予定がない日は集中的に勉強するための時間を設けたり、そのほか予定が詰まっている日でも隙間時間を見つけてコツコツと勉強を続けてきました。

その中でも特に効果を発揮したのが5月から始めた電車の中での10分間勉強で、覚えるのに苦戦しているページや項目に絞って「この10分でマスターする！」と決めて集中的に取り組むことで、知識量の底上げに寄与したと感じています。
前述した「2023年度中に資格を取得する」という目標を達成するためにはどんなに遅くとも夏までには通信講座を修了して本試験対策に移行する必要があり、こうした細かな隙間時間の捻出の積み重ねによって、ほぼ計画通りに事を進めることができました。

もともと勉強が好きだったこともあり、講座に取り組むこと自体も楽しかったです。もちろん、その他の活動と並行しながら勉強時間を確保することには苦労も感じましたが、感覚としては「活動と ＋αで勉強をしている」というよりも「活動自体に勉強が組み込まれている」方が近かったです。両者は似ているようで全然違っていて、だからこそ無理なく続けてくることができました。
最終的には、上記のツイートの通り無事に9月に『メンタルケア心理士®』講座の修了試験に合格することができました。その際皆さんからいただいた暖かいお祝いのコメントも本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

もちろん、ここで終わりではなく最終的なゴールは本試験にも合格して資格を取得することなので、残り3ヶ月間のラストスパートをこのまま駆け抜けていくつもりです。晴れて資格取得を果たした暁には、ぜひまた皆さんにご報告させてください。楽しみに待っていてくださると幸いです。

☕『Mai:lish』さんでのお給仕

2023年に起きた大きな変化のひとつは、秋葉原のメイド喫茶『Mai:lish』さんでのお給仕回数を増やしたことでしょう。その理由は、わたしの誕生月である2023年3月に精力的にお給仕に入らせていただいたことを機に、「せっかくお給仕させていただいているのだから、もっとちゃんと頑張ってみよう。」と思ったからです。

最初は、やっぱり大変でした。それもけっこう大変でした。
生活リズムが大きく変わってしまったし、連日4 or 5時間ずっと立ち続けて歩き回るのはいくら鍛えているわたしといえどもキツくて、疲れすぎて眠れない夜もありました。疲れが取れる足用樹液シートとか、入浴時のバスボムとかには本当にお世話になりました。Twitterではそういう弱音は絶対吐きたくないし見せたくもなかったから、これを読んだあなたがそんなこと初めて知ったよって思ってくれていたら、わたしの強がりはうまくいってたってことです。
それでも、段々とお給仕のある生活にも慣れてきて、大体7月くらいには新しい生活リズムも確立してお給仕を楽しめるようになってきていました。

お給仕回数を増やしたことで得られたもののひとつは、2023年以前の活動では出逢えなかった人たちとの関りです。SNSでの発信だけだとどうしてもアプローチできる界隈/範囲に偏りや限界がありますが、お店には日々本当に幅広い方々がいらっしゃり、いままでのやり方では絶対に出逢えなかったであろう人たちとの縁を結ぶことができました。
例えば、『Mai:lish』さんは人気アニメ『STEINS;GATE』に登場するお店としても知られており、聖地巡礼を目当てにご帰宅される方々もいらっしゃいます。そして何の偶然か、作中には『ルカ子』の愛称で親しまれている男の娘キャラも登場していて、この男の娘繋がりでわたしを知って活動にも興味を持ってくださる方々も増えました。

また、『Mai:lish』の常連の旦那さま/お嬢さま方と仲良くなることができたのも嬉しかったです。
最初は、男の娘という立場上たぶんお互いにどう接すればいいのかわからない部分も多く手探り状態でのコミュニケーションでしたが、1ヶ月、3ヶ月、半年とお店で会っていくにつれて、自然体で無理のない関係性を築くことができたんじゃないかなと思っています。特に毎週火曜夜に開催される『ホビーDAY』でのお給仕がすごく楽しくて、みんなでガンプラトークに花を咲かせたひとときは本当に充実していました。今月末に公開の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想も、みんなで熱く語り明かそうね！絶対！

正直、『男の娘の自分がメイドさんしてても大丈夫なのかな……。』とか、『やっぱり女の子のメイドさんの方がみんな喜ぶんじゃないかな……。』って不安になっちゃう瞬間はいまでもある。でも、「そんなの関係ない！」「むしろ男の娘だからいい」(⁉)って言ってくれるみんなの声にちゃんと応えたいから、まだまだお給仕頑張っていきたいです！

そのほかメイドさんとしてのお給仕自体においては、お絵描きスキルとお料理スキルが向上しました。

ひょんなことからコダックくんを描くようになって、これがみんなにもすごく受けて最終的にはいろんなところにコダックくんを進出させることができました(笑)。さらにこれは予想外だったのですが、ポケモン効果でコダックくんは外国の皆さんからの反応も非常に良く、接客の際に言葉は通じなくとも心を通わせることができました。コダックくんには本当に助けてもらったよ、ありがとう！

またお料理スキルの向上については、『Mai:lish』さんではメイドさんの手作りごはんを提供することができるのですが、これのみさみさ ver.、名付けて『🍴みさみさごはん』をたくさんつくることができました。

オーダーしてくださった方の好みやその日の気分を聞いて作ったり、当日のお店で使えるものの中から『🍴みさみさごはん』のメニューを考えたりするのも、ゲームで言う縛りプレイみたいで楽しかったです。
やっぱり任せてもらったぶんはちゃんと美味しいものを出してあげたいし、ご帰宅された初回のオーダーで「今日はみさみさごはん出せる？」って聞かれたり、食べて「美味しかった！」って言ってくれたときはわたしもメイド冥利に尽きました。

最後、お給仕関連で頑張ったことがもうひとつだけあって、それがお給仕時のヘアアレンジの練習です。この1年を通して、自分だけで本当にいろいろな髪型ができるようになりました。

ヘアアレンジを頑張ろう！と思ったきっかけは、2023年8月にスタジオ『Lumiere'k』にて行ったメイドさん撮影でした。当日はプロのヘアメイクさんがついてくださったのですが、そのメイクとヘアアレンジが本当の本当にかわいくて……、自分で自分に感動してしまったのです。

髪型だけでもこんなに変われるんだったら、自分でも頑張ってみよう！そう思って、さっそく次の日から編み込みの練習に取り掛かりました。
……とはいったものの最初はやっぱり苦戦ばかりで、なかなか上手くできませんでした。皆さんもやってみてほしいのですが、編み込みをするためにはまず腕を肩よりも高く上げてその状態を最低20分はキープしなければなりません。日常でそんな動作をすることなんてほぼないから、慣れないうちは腕が疲れて大変でした。

これが初めての編み込みです。……いま見るとぐちゃぐちゃすぎて恥ずかしいのですが、こんな失敗も経験しながら段々と上達していくことができました。『あれ？今日はなんか上手くいったかも！』『コツがわかってきたぞ！』って瞬間が楽しかった。

『Mai:lish』は(良い意味で)大衆店だけど、特に初めてご帰宅された方の中には『メイド喫茶』に憧れを持ってる人も多いはず。そんなときに、ちゃんと全身髪まで綺麗にしたメイドさんで居られたら、素敵な時間をプレゼントできるんじゃないかな、って思って。だから、「ヘアアレンジを頑張ろう！」って決意したその日から、実は一度もただのポニーテールでお店に立ったことはないのです。これがわたしの密かな自慢。

今年2024年のお給仕も、まだまだ頑張ります！
お給仕予定は随時お知らせするので、ぜひご帰宅をお待ちしています。

⚜️大川由貴さんの初個展『🖼Solo exhibition & Pop-up shop COCON』での在廊

わたしの2023年を振り返るにあたっての最後のテーマは、文字通り2023年の最後の12月に開催された大川由貴さんの初個展『Solo exhibition & Pop-up shop COCON』での在廊です。

上記のnote記事でも述べていますが、わたしは大川さんとは活動初期から長いお付き合いをさせていただいており、様々なお仕事をご一緒させていただきました。そうした経緯を踏まえて、大川さんの晴れ舞台であるこの個展にお力添えできることが叶って本当に嬉しかったし、恩返しができることを光栄に感じていました。

本個展では会期前の搬入日からお手伝いさせていただいていました。
実はこの会場『GALLERY 2511』では1年前の2022年10月にわたしも初個展を開催しており、水道橋駅から会場までの道を歩きながら「そうだそうだ、こんな感じの街並みだったよね……。」って懐かしく思い返すのも楽しかったです。あとちょっとびっくりしたのが、会場のオーナーさんとスタッフさんがなんと1年前のわたしのことを覚えてくれていたことです。「お久しぶりです、お元気でしたか？」って言ってくれて嬉しくて、……そんなこともあって、わたしも『GALLERY 2511』に対してだいぶ愛着が湧いてきています。

会期中はわたし目当ての方も全部で20～30名ほどご来場してくださり、本当に励みになりました。こうしていろいろ活動させていただいている中でもモデルが一番歴が長くて自信もあるので、胸を張ってみんなに自分がモデルを務めた作品を見せることができて嬉しかったです。普段のイベントやお店だとどうしてもゆっくりお話しできないぶん、お1人お1人としっかりお話する機会がつくれたのもよかったです。「お店で会うのとはまた違った美沙さんを知れた」「久しぶりに会えてよかった」って言ってくれて、毎日毎日告知を頑張ってよかったなって思いました。

自分で開催したときにも思ったけど、『個展』というある種の非日常の空間内には独特の情調があって、それをわたしは『夢を見ているような感覚』と呼んでいます。あのふわふわした高揚感にあてられて、ちょっといつもよりテンション高めのツイートが多かったような気もしています(照)。でも、それはそれでとても心地良かった。

もちろん、個展を開催するためには夢ばかり見ていてはダメで、現実的な準備と作業を長期間に渡って行わなければなりません。そうした多大な苦労を大川さんが約1年間かけて頑張ってきてくださったからこそ今回の在廊があり、言ってしまえばわたしはこの在廊で『個展』というもののいいとこどりをさせていただいたのだな……と思っています。純度100％の幸せが満ち足りた素敵な空間をありがとうございました。本当に楽しかったです！

また、個展会期中は毎日違うコーデとヘアアレンジで在廊していました。これについては、いままで一生懸命練習してきた編み込みが大いに役立ったと感じています。特に上記の在廊最終日のヘアアレンジは一番頑張ったので、ぜひ皆さんに見てほしいです。

……元々は、自分のためだけに始めたヘアアレンジの練習でした。もっとかわいくなりたい、綺麗になりたい、ただそれだけのために始めたことでした。決して大川さんの個展を見据えてやってきたことではありません。しかしながら、『自分のため』であったはずのことも、巡り巡れば『誰かのため』になるのだということをわたしは学びました。
大川さんへの感謝を、そしてこの晴れ舞台に華を添えてさしあげたいという心からの想いを、こうして行動で示すことができる自分になれたことをわたしは誇りに思います。

だからこれからも、まずは目の前の自分が果たすべき命題に真摯に取り組む姿勢を忘れずにいたいです。最初は何も見えないかもしれない。それでもその志を最後まで貫き通せば、いつかきっと、何よりも大切にしたいものを大切にできる自分自身になれるはずです。

🎓2024年の抱負 -💐柏野美沙/美澪 活動5周年に向けて-

以上、昨年2023年の振り返りを行ってきました。
これを受けて、最後は本年2024年の抱負をこの最終段落で表明し、この記事の結びとします。

2024年3月をもって、柏野美沙/美澪の活動は5周年を迎えます。
これを祝し、今年はわたしの活動史上2回目となる個展を開催します。時期についてはまだ暫定ではありますが、2024年末の開催を予定しています。そしてこれだけは確実な情報ですが、会場はもちろん水道橋の『GALLERY 2511』です！さっそくいまから構想と準備を始めつつ、都度告知してまいります。皆さまにおかれましては、ぜひご期待ください！

前回の個展では、写真展示/各種コラボプロジェクトの展示/着用衣装の展示/来歴年表など多種多様な幅広い展示をさせていただきましたが、今回もそれに劣らずさらに盛りだくさんの展示と構成を考えています。開催の暁には、ぜひ会場でその全てをご覧いただきたいです。

いまひとつの確信として言えることは、その者の力量次第によっては、表現者はありとあらゆるものを"表現"とすることができる、ということです。レンタル、資格勉強、メイドさん、アイドル、イベント、モデル……。一見しただけでは何の関連性もないように映ったとしても、そこに確かな論理と軸を通すことができれば、ぼくは、わたしは、たとえ何をしていようとも、あなたの前で『柏野美沙』『柏野美澪』で居ることができる。このnote記事そのものが、いままさにそれを証明しているはずです。
そしてもうひとつ。"表現"とは、決して苦しいだけのものではありません。
よく、何かを表現する/創作する過程においては『生みの苦しみ』が存在すると言われています。これについてはわたしも同意するところで、この活動のあらゆるところに──もちろんその1つ1つの大小に差異はありますが──苦しみが存在しています。言ってみれば、それこそこのnote記事作成における諸々の作業(構成/執筆/推敲……)だって、捉え方によっては十分に苦しみ足り得るでしょう。

しかしながら、それだけではないはずです。
悲しみ、苦しみ、傷や苦悩。決してそれだけが"表現"を為すわけではない。
場合によっては、表現者が自身を特別視/神聖視されたいがためにこの『生みの苦しみ』という言説を強固に主張してしまう場面も見受けられ、そういった有り様にはわたしは疑問を呈するところです。
わたしは、『喜び』を起点とした/源泉とした表現があったっていいと思う。
そうした形の"表現"だって、素晴らしい価値を持っている。そう信じています。

わたしの昔を知る人から、『なんか雰囲気が柔らかくなったね。』とよく言われます。SNSでの発信の仕方、話し方、そしてnote記事の文体までが、柔らかくなった。わたしもそれを自覚しています。そしてその変化が、……とても嬉しい。

わたしはもっと、もっと、呼吸をするように自然に"表現"したい。
柔らかく、優しく、暖かく。──ときに苦しみに苛まれることがあったとしても、その"苦しみ"を"苦しみ"のまま発露するなんてことは、わたしの表現者としての美学に反している。だって、そんなことは誰にだってできることだから。苦しみさえも糧にして、如何にしてこの世に光を生み出すのか。それこそが、我々表現者に課されている命題でしょう。

昨年2023年は行動を積み重ね続けた、言うなれば『種を蒔く』1年であったと捉えています。本年にはそれらが花開くことを願い、あなたに最高の舞台をお見せすることをお約束します。

今年も頑張ります。

柏野美沙/柏野美澪

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