3歳の寒くなってきた季節に、両親にディズニーランドへ連れて行ってもらい、お昼に箱に入ったピザを買ってもらった。6ピースあるので、父母私でニ切れずつ分けた。 大根の煮物などの渋い和食メニューしか食卓にでたことがなかったので、カラフルで西洋の香りがする、このハイカラなピザという食べ物を初めて目の当たりにして興奮した。 「このハイカロリーそうな食べ物は絶対にうまい。」 生まれた時から大盛ミルクを貪っていた天性の食いしん坊の私には、3歳にして食べる前から直感的にわかっていた。
「東京に行っても遊んでくださいね」 ほんの少し、ほんの少しだけの間があって 「うん、そうだな。」と彼は返した。 確実ではない約束をした。 そもそも約束とは、契約ではなくただの可能性の共有にすぎないので、確実なものではないのだけど。 でも、それでいい。 本当に実現されるかどうかが大事なんじゃなくて、今この瞬間だけでも一緒にいる未来のイメージを共有したいから約束をした。 あなたとこれからも一緒にいたいよって意思表示と、あなたは?という意思確認をとりたかった。 本当に