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§読書録:「変身」フランツ・カフカ

『変身』をはじめて読んだのは中学生のころ。

「い、意味わからんし 気持ち悪い」が第一印象。不条理系?という印象。

社会人になり手に取ると、家族のために頑張ってきた社畜が役立たずになった瞬間捨てられる。なんともトラジディな物語。

「なりたくて役立たずになったわけでもないのに、リンゴ投げつけられて致命傷になって死ぬのはどうもねぇ…」とザムザ側に立った感想を持っていたのですが。

先日、その印象がガラッと変わりました。

"カフカはこの作品の原稿をマックス・ブロートらの前で朗読する際、絶えず笑いを漏らし、時には吹き出しながら読んでいたという。"

Wikipedia「変身(カフカ)」

カフカ先生、これギャグとして書いてました?ブラックユーモア?
では、その気持ちでもう一度読もう。

~読了~

先生、クスリとも笑えません!



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