見出し画像

花火を見るとき、いつも心から美しいとは思えない。

MISAKIです。

今年初のお祭りに行ってきました。

花火が打ち上がり、出店もずらりと並んでいて、

いつも夜は静かな街が 人で賑わっていて 別の場所のようでした。


花火を見るとき毎回思うんですが、

大勢の人が同じものを見るために、一箇所に集まり、

その場に居合わせた人たちで 同じ光景を共有する……この空間がすごく不思議に思えます。

一際大きな花火が打ち上がったときの、人々の 「おぉ〜っ! パチパチ(拍手)」って動きが生まれるとき、見ず知らずの人たちの心が まるで一つになったかのような 温かさを感じて、同時にすぐ散りゆく花火に切なくなります。

花火が終われば、みんなそれぞれの場所へ帰っていく。

あの帰り道も、なんだかすごく切ない。

私の場合は、花火よりも それを人と共有しているような一体感を感じる あの空間が好きな気がします。

見ている間はずっと、切なさやひとときの穏やかさに心が揺れ動いてるので、

いつも花火にはなかなか集中できていなかったり……。


あと花火自体に感じるのは、綺麗だなあ美しいなあって気持ちよりは 

圧倒される気持ちや 切なさが強いので

心から美しいなあ…とはあまり思えないんです。

切なさの種類は色々ありますが、

その場にいない誰かに思いを馳せることが私は多いです。

昔、夏の日に 花火を一緒に見たあの人は元気だろうか

とか、

亡くなったじぃちゃんに会いたいなあ

とか。

花火の儚さを目の当たりにすると、

人生の終わりを思って悲しくもなります。今ここで隣に一緒にいる友人との時間を、大切にしよう、とも改めて思いました。

久々の花火、そんなセンチメンタルさもありながら、出店を楽しみ、静かな帰路につきました。

ちなみに今日のマイBGMは

フジファブリックの 「若者のすべて」。

ときには切なさに浸るのも好きな私なのでした。

おわり




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?